《秋季》の正しい読み方
「秋季」の正しい読み方
「秋季」の正しい読み方は、「しゅうき」である。「秋」は音読みでは「しゅう」、訓読みでは「あき」「とき」と読む。「とき」は常用漢字表にはない読み方だ。「季」は音読みでは「き」と読む。訓読みでは「すえ」と読み、常用漢字外の読み方となる。「秋季」の意味解説
「秋季」とは「秋の季節」または「晩秋」を意味する。「秋」は、四季のうちの1つであり、夏と冬の間の季節を表す。またこの漢字には「とき」「大切なとき」という意味もあるが、この熟語では季節の「あき」のみを指す。「季」には、「とき」や「ある一定の期間」のほか、「四季それぞれの終わり」という意味もある。なぜ「秋季(しゅうき)」と読むのか・理由
「秋の季節」という意味で「秋季」という漢字の組み合わせとなっている。そして、一般的な熟語と同じように音読みをして「しゅうき」と読む。「秋季」の類語・用例・例文
「秋季」の類語は「秋期」である。「秋期」の場合は、「秋の期間」を意味する。用例としては寺田寅彦の「鸚鵡イズム」に「秋季美術展覧会が始まって私も見に行った」がある。同じく寺田寅彦の「俳諧の本質的概論」では、「でも西洋で秋季に吹く風とは気象学的にもちがう」のように使われている。
例文としては「運動が得意な私にとって秋季体育大会は、小学校から高校のいずれにおいても活躍できる場であった」、「秋季皇霊祭は歴代の天皇、皇后と皇親の霊をまつる儀式だが、昔は秋分の日に行っていた」などのように使うことができる。「折からの悪天候のため、俳句の秋季定例会は来週末に延期となった」、「秋季遠足は野外学習であり、動物園には遊びに行くわけではない」などの使い方も可能だ。
「秋季」の英語用例・例文
「秋季」の英語は「autumn」である。「秋」の意味では「fall」も使われるが、フォーマルな場では「autumn」がふさわしいとされる。用例としては、「On Nov. 11, he joined the team for its autumn training」(11月11日、彼はチームの秋季トレーニングに参加した)が浜島書店 Catch a Waveにある。浜島書店 Catch a Waveには、そのほかにも「The autumn meet will start on Oct. 23」(秋季大会は、10月23日に始まる予定だ)が載っている。例文としては「There were many typhoons this year, and all autumn events were postponed.」(今年は台風が多く、秋季の行事はことごとく延期された)や「She was always an award winner at the Autumn Art Exhibition when she was a student, so she became a painter as expected.」(彼女は学生時代、秋季美術展で常に入賞していたので、案の定画家になった)などという使い方ができる。
「"Autumn" is used for formal events.」(フォーマルな行事のときは『秋季』が使われる)、「I ran with all my strength at the autumn athletic meet at my son's school, so the next day I had muscle pain.」(息子の学校の秋季体育会で全力で走ったので、翌日は筋肉痛になった)などのようにも使える。
- 《秋季》の正しい読み方のページへのリンク