御霊とは? わかりやすく解説

ご‐りょう〔‐リヤウ〕【御霊】

読み方:ごりょう

霊魂をいう尊敬語。みたま。

「これ讃岐院(さぬきのゐん)の—なりとて」〈古活字本保元・下〉

貴人功績のあった人を祭る社。

御霊会(え)」の略。


み‐たま【御霊/魂】

読み方:みたま

神霊祖霊尊んでいう語。「先祖の—を祭る」

霊威

「我(あ)が主の—賜ひて春さらば奈良の都召上(めさ)げ給はね」〈万・八八二〉

御霊祭り」の略。

あさましう、—など見るにも」〈かげろふ・下〉


御霊

読み方:ゴリョウ(goryou), ミタマmitama

霊魂尊敬語


御霊

読み方:ゴリョウ(goryou)

非業の死のため祟りをなす怨魂。


みたま 【御霊】

ミは敬意を表す接頭語神霊死霊尊称。これを他の場所遷す儀式御霊遷しといい、これに代えてまつるものを御霊代という。大晦日の夜や元旦先祖の霊をまつるのを御霊祭といい、そのとき供える御飯多く握り飯)を御霊の飯という。御霊をしずめまつる所が御霊屋

御霊(ごりょう)

政争などで恨み飲んで死んだ個人の霊を御霊と呼ぶ。
災害疫病などをもたらすとして、平安時代から盛んに恐れられるようになった。御霊の例としては奈良時代長屋王の例をはじめとするが、御霊信仰本格化するのは平安遷都以後である。そして最大の御霊と呼ばれるのが、天神様として有名な菅原道真である。平安時代以降こうした御霊を鎮魂送り出すための御霊会がしばしば催された。

御霊信仰拡大背景としては、前近代都市人口集積地帯特有の衛生状態悪さによる宿命的な疫病流行がある。また平安時代初期地震などの災害多くいずれも御霊の祟り考えられた。

日本史上、個人死霊恐れ信仰はこの御霊信仰から本格化する。中世以降大流行した大念仏などの念仏芸能も、戦死者などの死霊鎮魂を図るものであり、御霊信仰流れをくむものである


御霊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/04 23:09 UTC 版)

御霊(みたま、ごりょう)




「御霊」の続きの解説一覧

御霊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 16:35 UTC 版)

かくりよものがたり」の記事における「御霊」の解説

カミツヨミドで暮らす清浄な霊。気が済む成仏する。姫のもつ浄化能力で魂を洗い流された元怨霊もいる。現界では数分と保たない。 世阿弥(ぜあみ) カミツヨミドに暮らす御霊の一人で、アメサルタヒコ指示を出す司令官存在アメ教育係でもある。性格気位高く潔癖症他者悉く見下す高慢ちき嫌味人物かつては猛威を奮った大怨霊であり、能の舞による絶大な戦闘力有する前述通り現界では力を発揮出来ないこのため咲夜口寄せされるまでは「口だけ偉そうな人」と思われていた。 サルタヒコ帽子紋章に、勝手に超小型カメラ埋め込んでサルタヒコ達の状況常時把握している。サルタヒコにとっては苦手な存在。 不潔で悪臭放つニギに対して強い嫌悪感示していたが、洋服取り替えることを条件に、カミツヨミド居すわせることを渋々承知したが苦手。咲夜口寄せ憑依させられかねないので更に苦手。 咲夜口寄せされ、演目「鵺」によって千利休倒したが、全く覚えていない。二度目以降自尊心から憑依拒否した大国主従えた埴輪兵団演目雷電」で一瞬にして葬るなどその実力は大怨霊互角卑弥呼(ひみこ) カミツヨミドに暮らす御霊の一人世阿弥同様に元は強力な怨霊だった。全裸目隠しをして常に池で禊ぎをして過ごし未来予知怨霊襲撃備え役割をしている。予知能力発揮する際に奇声発し予知内容伝えるのが役割千子村正以降厩戸妨害未来予知使えなくなり深く悩んでいる。また、3体の怨霊たちを失い血迷ったニギが池で禊ぎをしようとした際には動揺していた。 御霊としての能力は「未来予知」と「鬼道」。咲夜口寄せ戦線立った際には森羅万象自在に操る鬼道数式実体化する平賀源内とはほぼ互角勝負繰り広げたまた、全裸なのに胸の先やお股といった肝心な部分髪の毛隠れて見えない」という設定パパお子様視聴耐えうる素材として黒沢有り難がられている。 鬼道使用時にはポンポン両手持ちアルファベット大声読み上げ単語として揃うと内容応じた能力発動するというもの。 沖田総司おきた そうじカミツヨミドに暮らす御霊の一人サルタヒコ修行師匠愛刀菊一文字」を手にする途端に厳し性格変わり近接戦闘では部類強さを誇るが、普段子供が好きで、サルタヒコ可愛がっている。元々は怨霊だった。 咲夜口寄せされていたが、世阿弥同様に覚えていない。だがノリ軽く自尊心もないので簡単に憑依許してしまう。 咲夜口寄せ憑依時TVカメラにも撮影されるこのため現界には外国人親衛隊がいるほどの人気を誇る。 北里柴三郎きたざと しばさぶろうカミツヨミドに暮らす御霊の一人ニギ悪臭検証実験倒れた生を治療した

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御霊(ごりょう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 16:35 UTC 版)

かくりよものがたり」の記事における「御霊(ごりょう)」の解説

怨霊が人に益をもたらすようになった状態。ある程度現界に留まって満足する幽界帰っていく。

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御霊(みたま)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 05:28 UTC 版)

アライブ-最終進化的少年-」の記事における「御霊(みたま)」の解説

あの方”と呼ばれる存在能力者同士の“湖の戦い終結後南米らしき密林の中で死亡した妊婦宿っていた胎児の骸に宿った生命体全ての能力者根源であり、頂点に立つ存在基本的に服を嫌い、パンツシーツに包まった姿が常。

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