岩礁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/16 02:52 UTC 版)
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概要
海底は一般に大きく分けて、砂からなる砂地と岩盤でできている場合とがある。砂地や砂浜は、通常川から流れ込んだ砂が潮流、地形、風向きなどによって溜まったものであり、岩石質が長年のうちに波によって削られ形成されたり、岩盤が隆起したりしたものが岩礁である。砂地と岩礁では、生息する魚種や海藻、その他生物などに大きな違いがあり、一般に岩礁付近はよき漁場になっており、ウニ、サザエ、コンブ、ワカメなども豊富である。
水深の浅い場所に存在する岩礁は特に暗礁と呼ばれ、航行する船舶にとっては座礁の恐れがあるため非常に危険である。このため、海図では「闇岩」「洗岩」「干出岩」が区分され、それぞれ各記号で表記される。
岩礁と釣り
海釣りでは、干潮時でも水面下に沈んでいる状態の岩礁を特に「シモリ」と呼び、好ポイントとされる。岩礁地帯には特に根魚が多く生息し、潮流も複雑で魚の餌も集まりやすい。また底引き網などで乱獲されにくく、幼魚が身を隠しやすいため魚類の格好の産卵場所になっており、釣り人に好まれる。ただし、根がかりなども多く、釣りにくい。遊漁船などもこの「シモリ」の周りに多く集まる。
関連項目
- 1 岩礁とは
- 2 岩礁の概要
岩礁と同じ種類の言葉
- >> 「岩礁」を含む用語の索引
- 岩礁のページへのリンク