生贄 人身御供と人柱

生贄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/17 07:06 UTC 版)

人身御供と人柱

人身御供人柱の区別に関しては、高木敏雄の「日本神話伝説の研究」529頁、小笠好恵の「東海道の伝説」41頁-42頁[15]にて書かれている。高木敏雄は人身御供と人柱の違いについていくつかの点をあげている。第一に、人柱は神の食物として捧げるのではない。第二に、年々の恒例として神を祭るための目的でもない。第三に、祭祀の儀式が必ずしも必要ではない。この三点である。

人身御供伝説については、八岐大蛇伝説をはじめ、美作国中山の人身御供、生贄が淵、見付天神、坂戸明神、風祭の人身御供などがある。[16][17][18][19][20][21][22][23][24]

人柱伝説については南方熊楠や布施千造等が著書にて書き記している。[25][26]

参考文献

脚注


  1. ^ 「神への生け贄」が階層化社会を生み出していた:研究結果WIRED
  2. ^ ただし、生贄を出しても効き目がなかった(雨が降らなかった)ため、仏教儀礼の「悔過(けか)」を行ったと記され、仏教儀礼に移行する過渡期の記述である。
  3. ^ 牛馬の渡来自体が古墳期からであり、殺牛馬のまじない文化は渡来系の人々の信仰とされる。参考・『AERA Mook 考古学がわかる。』内の金子裕之の説明。 朝日新聞社 1997年 p.50.
  4. ^ 岡田米夫 『日本史小百科 神社』 東京堂出版 (新装4版)1997年(初版1977年) ISBN 4-490-20208-3 p.183
  5. ^ 柳田國男「日本の伝説」三国書房 昭和15年(1940年)12月20日 95頁-96頁
  6. ^ 田代道弥「風神のつのとり 考」祭風洞書屋 昭和43年(1968年)8月1日 27頁-30頁
  7. ^ 高木敏雄「日本神話伝説の研究」岡書院 1925年5月20日発行 487頁-538頁
  8. ^ a b c d 向井佑介(2009), p. 134.
  9. ^ 中村大介「漢代における遼東郡と交易」『埼玉大学紀要. 教養学部』第55巻第2号、埼玉大学教養学部、2020年、140頁、doi:10.24561/00018939ISSN 1349-824XNAID 120006847640 
  10. ^ 向井佑介(2009), p. 133.
  11. ^ 子ども137人とラマ200頭、心臓抜かれ生贄に ペルー古代文明の遺跡で発掘”. CNN (2019年3月7日). 2019年6月12日閲覧。
  12. ^ 子供140人生贄 550年前のペルーで何があった?”. 日経スタイル (2018年5月14日). 2019年6月11日閲覧。
  13. ^ ヒンズー教の祭り、規制でいけにえ10万頭減 ネパール”. AFP (2014年12月3日). 2019年12月4日閲覧。
  14. ^ 世界最大のいけにえ祭り、ネパールで開幕 前回は動物20万頭が犠牲に”. AFP (2019年12月4日). 2019年12月4日閲覧。
  15. ^ 小笠好恵「東海道の伝説」関西通信社 1964年10月1日発行 40頁-46頁
  16. ^ 松村武雄「日本神話の研究 第三巻」培風館 昭和30年(1955年)11月10日発行 126頁、197頁、207頁
  17. ^ 松村武雄「日本神話の実相」培風館 昭和22年(1947年)6月10日発行 155頁-156頁、158頁
  18. ^ 中山太郎「日本巫女史」大岡山書店 1930年3月20日発行 247頁-251頁、333頁-338頁、347頁
  19. ^ 「広報ふじ 1967」富士市役所 昭和42年(1967年)5月15日発行 3頁
  20. ^ 松尾四郎「史話と伝説」松尾書店 1958年9月5日発行 221頁-224頁
  21. ^ 小長谷宗芳「伝説富士物語」木内印刷合資会社 1952年8月発行 168頁-179頁
  22. ^ 小川有言「遠江の伝説」安川書店 昭和17年(1942年)11月1日発行 166頁-167頁
  23. ^ 藤澤衛彦「日本伝説の研究 第一巻」大鐙閣 大正15年(1926年)7月5日発行 序2頁-3頁
  24. ^ 青木純二「アイヌの伝説」第百書房 大正15年(1926年)5月14日発行 33頁-36頁、52頁-56頁、80頁-81頁、82頁-84頁
  25. ^ 南方熊楠「南方閑話」坂本書店出版部 1926年3月20日発行 61頁-96頁
  26. ^ 布施千造「東京人類学会雑誌第194号(人柱に関する研究)」明治35年5月20日発行 303頁-307頁


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