禮記とは? わかりやすく解説

らいき【礼記】

読み方:らいき

中国前漢時代経書五経の一。49編。「儀礼(ぎらい)」の注釈および政治・学術・習俗など礼制に関する戦国時代から秦・漢時代の説を集録したもの。今の「礼記」は戴聖(たいせい)が戴徳(たいとく)の「大戴礼」を削って編集した小戴礼」をさす。「大学」「中庸」はその一部三礼(さんらい)の一。


らいき 【礼記】

五経一つ儒教根本経典周末から秦・漢時代儒者古礼に関する説を集めた書。名は礼に関する雑記の意。初め漢の武帝の時、河間の献王が礼儀に関する古書一三一編編述その後二一四編となったが、戴徳削って大戴礼』八五編を作り、その甥戴聖が更に削って小戴礼四九編とした。今の礼記は小戴礼をいう。大学中庸曲礼内則王制月令・礼運・楽記・衣などから成る。『周礼』『儀礼と共に三礼称する

礼記

読み方:ライキ(raiki)

分野 漢籍

年代 成立年未詳

作者 著者未詳


礼記

読み方:ライキ(raiki)

作者 西脇順三郎

初出 昭和42年

ジャンル 詩集


礼記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/28 08:58 UTC 版)

礼記』(らいき 繁体字: 禮記; 簡体字: 礼记; 拼音: Lǐjì; ウェード式: Li-chi)とは、儒教の最も基本的な経典である「経書」の一つで、『周礼』(しゅらい)『儀礼』(ぎらい)と合わせて「三礼」(さんらい)と称される。『小戴礼記』(しょうたいらいき)とも。全49篇。


  1. ^ a b 中国思想辞典. 研文出版. (1984). p. 414. ISBN 487636043X 
  2. ^ 『隋書』経籍志「漢初,河間獻王又得仲尼弟子及後學者所記一百三十一篇獻之。時亦無傳之者。至劉向考校經籍,檢得一百三十篇,向因第而敍之。…戴德刪其煩重,合而記之,為八十五篇,謂之『大戴記』。而戴聖又刪大戴之書,為四十六篇,謂之『小戴記』。漢末馬融,遂傳小戴之學。融又定月令一篇、明堂位一篇、樂記一篇,合四十九篇。」
  3. ^ 錢大昕『廿二史考異』漢書卷三「記百三十一篇、七十子後學者所記也。按、鄭康成『六蓺論』云「戴德傳記八十五篇、戴聖傳記四十九篇」、此云「百三十一篇」者、合大小戴所傳而言。『小戴記』四十九篇、曲禮・檀弓・雜記、皆以簡策重多分為上下、實止四十六篇、合大戴之八十五篇、正協百卅一之數。隋志謂「月令・明堂位・樂記三篇、為馬融所足」、蓋以明堂陰陽三十三篇、樂記二十三篇、別見蓺文志、故疑為東漢人附益、不知劉向別錄已有四十九篇矣。月令三篇、小戴入之禮記、而明堂陰陽與樂記仍各自爲書、亦猶三年問出於荀子、中庸・緇衣出於子思子、其本書無妨單行也。記本七十子之徒所作、後人通儒各有損益。河閒獻王得之、大小戴各傳其學、鄭氏『六蓺論』言之當矣。謂大戴刪古禮二百四篇爲八十五篇、小戴又刪為四十九篇、其說始於晉司空長史陳邵、而陸德明引之、隋志又附益之。然『漢書』無其事、不足信也。」
  4. ^ 藤川正數 (1960). 魏晉時代における喪服禮の研究. 敬文社 


「礼記」の続きの解説一覧

礼記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 05:28 UTC 版)

かまど神」の記事における「礼記」の解説

漢の時代以降は、竃神を祭るのは十二月であるとされているが、漢の時代以前は、六月祭っていた時もあった。これは『礼記』月令述べられている。

※この「礼記」の解説は、「かまど神」の解説の一部です。
「礼記」を含む「かまど神」の記事については、「かまど神」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「禮記」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「礼記」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「禮記」の関連用語

禮記のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



禮記のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
中経出版中経出版
Copyright (C) 2024 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの礼記 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのかまど神 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS