糞禮記とは? わかりやすく解説

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糞禮記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/04 10:33 UTC 版)

糞禮記
各種表記
ハングル 분례기
漢字 糞禮記
発音 プルレギ
日本語読み: ふんれいき
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糞禮記: 분례기)は、韓国の小説家・方榮雄が1967年に発表した小説。 文学雑誌『創作と批評』に掲載された本作は、で生まれたことから「糞禮」と名付けられた女の一生を描いている。 本作はこれまでに何度か映像化されており、本項ではこれらの作品についても解説する。

映画

糞禮記
분례기
監督 ユ・ヒョンモク
原作 方榮雄『糞禮記』
出演者 ユン・ジョンヒ
イ・スンジェ
音楽 キム・ヒジョ
公開 1971年5月6日
上映時間 102分
製作国 韓国
言語 朝鮮語
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糞禮記: 분례기、英題:Bun-Rye's Story)はユ・ヒョンモク監督による映画作品で、1971年5月6日に公開された。

あらすじ

母親が厠で産み落としたことからブンレ(糞禮)と名付けられた女は、貧困の中で育った。 ブンレは、既婚者のヨンパルに乱暴され、捨て鉢でヨンチョルの内妻となる。 ところが、ヨンチョルは賭博好きで家庭に関心がなく、しかも性的に不能だった。 ブンレは夫に尽くす一方、コン・ジョウシ(Kong Jo-shi)はブンレのことをあきらめきれずにいた。ある日、文無しとなったヨンチョルはブンレにつらく当たり、家から追い出す。 それを知ったジョウシがヨンチョルを殺した結果、ブンレは精神的に追い詰められて気が狂ってしまった。

キャスト

  • ブンレ:ユン・ジョンヒ
  • ヨンチョルイ・スンジェ
  • ヨンパル:ホ・ジャンガン
  • チェ・ナミョン朝鮮語版
  • チュ・ジュンニョ朝鮮語版
  • ヨンチョルの母: サ・ミジャ
  • アン・インスク朝鮮語版

配給

1971年5月6日、本作は韓国の國都劇場にて18禁映画として公開された。観客動員数は 96,281人を記録した[1]

受賞歴

  • 1971年第10回大鐘賞[1][2][3]
    • 最優秀監督賞(ユ・ヒョンモク)
    • 最優秀女優賞(ユン・ジョンヒ)
    • 最優秀女優賞(サ・ミジャ)
    • 最優秀音楽賞(キム・ヒジョ)
  • 百想芸術大賞
    • 最優秀演技賞(男性部門)(ホ・ジャンガン)

フィルム紛失から再発見、そして再公開まで

本作のフィルムは所在不明とされてきたが、外国語版のプリントが韓国国外で見つかり、韓国映画振興委員会がそのプリントを修復し、2009年5月18日にソウル北部にある映画館で公開された[4]

テレビドラマ

プルレギ
분례기
ジャンル テレビドラマ
原作 方榮雄
脚本 チャン・クテ(장구태)
監督 イ・ジョンハン(이종한)
出演者 シン・ヨンジン
製作
制作 SBS
放送
音声形式2chステレオ放送(アナログ
放送国・地域 韓国
放送期間1992年1月20日 - 3月10日
放送時間毎週火曜日21時55分
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本作のテレビドラマ版は、プルレギ(분례기)というタイトルで、1992年1月20日から 3月10日にかけて韓国の放送局・SBSの月火ドラマ枠で放送された。

キャスト

  • トンレ(똥례):シン・ヨンジン(신영진)
  • チョ・ヨンチョル(조영철):イ・ドンジン(이동진)
  • ソク書房(석 서방)ユン・ムンシク朝鮮語版
  • トンレの母(똥례 모)ユン・ヨジョン
  • ヨ・ウンゲ
  • ナ・ムニ朝鮮語版
  • キム・インムン朝鮮語版
  • チェ・ナチョン(최낙천)
  • チャン・ハンソン朝鮮語版
  • ホラン婆さん(호랑할매)ソク・クムソン 朝鮮語版
  • ミョンファ(명화)ヤン・グムソク朝鮮語版
  • 철봉:チョ・ヨンテ(조용태)
  • コン・ホソク(공호석) : 용팔
  • 병춘:グォン・ボクスン(권복순)
  • 조동평: グォン・ソジョン(권소정)

関連項目

脚注

  1. ^ a b Bun-Rye's story(Bunlyegi)”. Korean Film Archive. 2011年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月23日閲覧。
  2. ^ "Grand Bell Awards". Koreanfilm.org. Retrieved 4 July 2009.
  3. ^ Awards from 분례기 (1971)” (Korean). KMDb Korean Movie Database. 2009年7月4日閲覧。
  4. ^ Lee Hyo-won. "Old Films Return With Foreign Dubbing". The Korea Times, 18 May 2009. Retrieved 4 July 2009.

外部リンク




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