雷鳴とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > > 音響 > > 雷鳴の意味・解説 

かん‐なり【雷鳴】

読み方:かんなり

かみなり」の音変化

「雷鳴(かんなり)の壺(つぼ)」の略。

「雷鳴」に似た言葉

らい‐めい【雷鳴】

読み方:らいめい

かみなりが鳴ること。また、その音。《 夏》「—を尽くせし後の動かぬ日/草田男


雷鳴

作者星新一

収載図書安全のカード
出版社新潮社
刊行年月1987.12
シリーズ名新潮文庫


雷鳴

作者宮寺清一

収載図書雷鳴
出版社日本民主主義文学同盟
刊行年月1998.8
シリーズ名民主文学自選叢書


雷鳴

作者倉橋

収載図書影に生きて
出版社新風舎
刊行年月2002.4


雷鳴

作者前田美代子

収載図書風になるまで
出版社石風社
刊行年月2005.8


雷鳴

作者大沢在昌

収載図書鼓動警察小説競作
出版社新潮社
刊行年月2006.2
シリーズ名新潮文庫

収載図書短篇ベストコレクション現代小説 2006
出版社徳間書店
刊行年月2006.6
シリーズ名徳間文庫

収載図書名探偵奇跡最新ベスト・ミステリー
出版社光文社
刊行年月2007.9
シリーズ名カッパ・ノベルス


雷鳴

読み方:かみなり

  1. 屋根伝ヒニテ、明窓引窓口ナドヨリ忍入ル窃盗犯。〔第三類 犯罪行為〕〔第三類 犯罪行為
  2. 屋根伝ひにて明取窓等より忍込む。窃盗犯を云ふ。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

雷鳴

読み方:ライメイraimei

雷が鳴ること

季節

分類 天文


雷鳴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/16 16:21 UTC 版)

雷鳴(Thunder)は、によって稲妻の後に発生するである[1][2][3]。雷からの距離や雷の性質によって、ゴロゴロという長い低音であったり、一瞬の大きな衝撃音だったりする。雷によって温度が急激に上昇し、それにより圧力も急上昇するため、落雷の進路上の空気が一気に熱膨張する[4]。この空気の傍聴が衝撃波を作り出し、轟音を発生させる。雷を科学的に研究する学問は大気電気学、雷に対する非合理的な恐怖(恐怖症)は、雷恐怖症と呼ばれる。

語源

近代英語では、thunderという言葉は初期古英語þunorという言葉に由来する。綴りの5文字目のs音挿入であり、近代オランダ語のdonder等でも見られる。なお、中期オランダ語donre古ノルド語þorr古フリジア語þuner古高ドイツ語donar等の言葉は、全て究極的には、ゲルマン祖語の*þunrazに由来する。ラテン語では、tonareと書かれる。北欧神話の神トールは、古ノルド語で雷を意味した言葉に由来する[5]


インド・ヨーロッパ祖語で共通する*tón-rまたは*tar-は、ガリア語Taranisでも見られる[6]

発生原因

雷鳴の発生原因は、数世紀に渡り、科学的推論、探求のテーマであった[7]。初期には、神によるものと考えられたが、ギリシア哲学では、風が雲にぶつかる音(アナクシマンドロスアリストテレス)や雲の中で空気が動く音(デモクリトス)等、自然の中に原因があると考えた[8]ローマ哲学では、ルクレティウスは、雲の中で冷却されるの音だと考えた[8]。19世紀中盤までは、雷が真空を作り出し、その真空が壊れる時に雷鳴が発生するという理論が受け入れられていた[7]

20世紀以降は、落雷の経路に沿ってプラズマが急激に熱膨張し、それにより空気中に衝撃波が発生することで始まるというのが共通の理解となった[9][8]分光法で測定される雷内部の温度は、存在する50マイクロ秒の間に変化し、当初の約20,000 Kから約30,000 Kに急激に上昇し、約10,000 Kまで徐々に下がる。平均は、約20,400 Kである[10]。この加熱により、急速に外側に膨張し、周囲の冷たい空気と超音速で衝突する。この外側へのパルス的な動きは衝撃波であり[11]爆発超音速航空機で作られる衝撃波と似た原理である。発生源の近くでは、音圧レベルは通常165 - 180 dBであるが、200 dBを超える場合もある[12]

シミュレーション実験では、このモデルとかなり一致する結果が得られたが、この過程の正確な物理的メカニズムについて、議論が続けられた[13][9]。他の発生原因として、雷のプラズマに作用する巨大な電流の電気力学的効果によるものとする説も提案された[14]

影響

雷による衝撃波は、近くの建物を破壊したり[7]、近くの人に内部挫傷等の怪我を負わせたり[15]するのに十分な強さを持つ。また、雷鳴により、近くの人の鼓膜が破裂し、その結果、一時的または一生にわたる難聴になることもある[7]

種類

Vavrekらは、雷鳴は、音の大きさや継続時間、音高により分類できると報告した[7]Clapsは0.2-2秒続く大きな音、高い音を含む。Pealsは音の大きさと音高が変化する。Rollsは、音の大きさと高さが不規則に混ざっている。Rumblesは音が小さく、最大30秒程度まで長く続く低い音である[16]

Inversion thunderは、逆転層において、と地面の間で落雷が発生した時に起こる。雷の音は、同じ距離で発生した通常の雷よりもかなり大きくなる。逆転層の中では、地面近くの空気は高層の空気よりも冷たい。暖かく湿った空気が寒冷前線の上を通過する時に、逆転層が良く発生する。逆転層では、音エネルギーの垂直方向への拡散が妨げられ、地表近くの層に集中する[17]

逆流雷は、通常、2つかそれ以上の地面から雲へ逆流する落雷からなる。後の逆流雷は、最初のものと比べて大きな音エネルギーを持つ[18]

認知

落雷の際は、雷鳴が聞こえるより前に稲妻が見える。これは、光速が音速よりずっと速いためである。20℃の乾燥空気中での音速は、約343 m/sである[19]。この速度では1kmを3秒で進むので、稲妻が見えてから雷鳴が聞こえるまでの秒数を数えることで、落雷地点までの距離を推測できる[20]

非常に明るい稲妻とほぼ同時に鋭いcrack音が聞こえた場合、非常に近くに落雷があったことを示す[7]。極近距離に落雷があった場合、最初にクリック音や衣服を切り裂く音が聞こえ、大砲の発射音や大きな破裂音となり、ゴロゴロという低い音が続く[7]

関連項目

出典

  1. ^ Severe Weather 101: Lightning Basics”. nssl.noaa.gov. 2019年10月23日閲覧。
  2. ^ Thunder Facts”. factsjustforkids.com. 2019年10月23日閲覧。
  3. ^ The Sound of Thunder”. weather.gov. 2019年10月23日閲覧。
  4. ^ What Causes Lightning and Thunder?”. NOAA (2022年). Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  5. ^ “thunder”. Oxford English Dictionary (2 ed.). Oxford, England: Oxford University Press. (1989) 
  6. ^ Matasovic, Ranko. Etymological Dictionary of Proto Celtic. Leiden, The Netherlands: Brill. 2009. p. 384. ISBN 978-90-04-17336-1
  7. ^ a b c d e f g Section 6.1.8: The Science of Thunder”. National Lightning Safety Institute (2006年7月17日). 2006年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月11日閲覧。
  8. ^ a b c Heidorn, Keith C. (1999年). “Thunder: Voice of the heavens”. 1999年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  9. ^ a b Rakov, Vladimir A.; Uman, Martin A. (2007). Lightning: Physics and Effects. Cambridge, England: Cambridge University Press. p. 378. ISBN 978-0-521-03541-5 ,
  10. ^ Cooray, Vernon (2003). The lightning flash. London: Institution of Electrical Engineers. pp. 163–164. ISBN 978-0-85296-780-5. https://archive.org/details/lightningflashpo00coor 
  11. ^ “Thunder”. Encyclopædia Britannica. 2008年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2008年9月12日閲覧.
  12. ^ Ultimate Sound Pressure Level Decibel Table”. 2020年12月13日閲覧。
  13. ^ MacGorman, Donald R.; Rust, W. David (1998). The Electrical Nature of Storms. Oxford University Press. pp. 102–104. ISBN 978-0195073379. オリジナルの2014-06-28時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140628073642/http://books.google.com/books?id=_NbHNj7KJecC 2012年9月6日閲覧。 
  14. ^ P Graneau (1989). “The cause of thunder”. J. Phys. D: Appl. Phys. 22 (8): 1083–1094. Bibcode1989JPhD...22.1083G. doi:10.1088/0022-3727/22/8/012. 
  15. ^ Fish, Raymond M (2021). “Thermal and mechanical shock wave injury”. In Nabours, Robert E. Electrical injuries: engineering, medical, and legal aspects. Tucson, AZ: Lawyers & Judges Publishing. p. 220. ISBN 978-1-930056-71-8. https://archive.org/details/electricalinjuri02ednabo/page/220 
  16. ^ Thunder Facts”. Fast Facts for Kids (2022年). Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  17. ^ Dean A. Pollet and Micheal M. Kordich (2013年4月8日). “User's guide for the Sound Intensity Prediction System (SIPS) as installed at the Naval Explosive Ordnance Disposal Technology Division (Naveodtechdiv)”. Systems Department February 2000. dtic.mil. 2013年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブTemplate:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  18. ^ Lightning Types”. NOAA National Severe Storms Laboratory (2022年). Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
  19. ^ Handbook of Chemistry and Physics, 72nd edition, special student edition. Boca Raton: The Chemical Rubber Co.. (1991). p. 14.36. ISBN 978-0-8493-0486-6 
  20. ^ Understanding Lightning: Thunder”. National Weather Service (2022年). Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。

外部リンク


雷鳴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 10:18 UTC 版)

「雷」記事における「雷鳴」の解説

雷鳴 この音声映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声動画の再生ご覧ください放電現象発生したときに生じる音である。地面落下したときの衝撃ではなく放電の際に放たれる熱量(主雷撃始まって1マイクロ秒後には、放電路にあたる大気温度局所的に2 - 3という高温達する)によって周辺空気急速に膨張し音速超えた時の衝撃波である。 稲妻放つ光は光速で伝わるため、ほぼ瞬間到達する。これに対して、雷鳴は音速で伝わるため、音が伝わってくる時間の分だけ、稲妻より遅れて到達する。そのため、発生した場所が遠いほど、稲妻から雷鳴までの時間長くなり、その時間を計れおおよその距離も分かる発現地点までの距離(自分中心とした半径)を P(キロメートル)、稲妻光ってから(もしくはラジオパルス雑音[出典無効]が入ってから)雷鳴が聞こえ瞬間までの時間を S(秒) とすると、次のように表される定数0.34は気温15としたときのキロメートル毎秒で表す音速。 P = 0.34 S {\displaystyle P=\,0.34S} 雷鳴が聞こえる距離は通常で約10 - 15kmだが、雷雲外への放電がある場合などは、雷雲から30km以上離れていても雷鳴が聞こえことがある

※この「雷鳴」の解説は、「雷」の解説の一部です。
「雷鳴」を含む「雷」の記事については、「雷」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「雷鳴」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

雷鳴

出典:『Wiktionary』 (2021/06/20 07:39 UTC 版)

名詞

らいめい

  1. かみなりかみなりの音。

発音(?)

東京アクセント
ら↗いめー[1]

関連語

翻訳

脚注


「雷鳴」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



雷鳴と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「雷鳴」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||

3
100% |||||

4
サンダー デジタル大辞泉
100% |||||

5
100% |||||

6
100% |||||



9
98% |||||

10
98% |||||

雷鳴のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



雷鳴のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2025 株式会社皓星社 All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの雷鳴 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの雷 (改訂履歴)、蒼い妖魔たち (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの雷鳴 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS