天鼓とは? わかりやすく解説

てん‐く【天鼓】

読み方:てんく

仏語。忉利天(とうりてん)の善法堂にあり、打たなくても自然に妙音発するという太鼓。仏の説法にたとえる。


てん‐こ【天鼓】

読み方:てんこ

天上界で鳴るというつづみ。雷鳴のこと。かみなり


てんこ【天鼓】

読み方:てんこ

謡曲四番目物少年楽人の天鼓は天から授かった鼓を帝に献上するのを拒み、呂沈められ殺されるその後、鼓は鳴らなくなるが、天鼓の父が打つと妙音発する。帝が哀れを感じて追善管弦講を催すと、天鼓の亡霊現れ、鼓を打ち楽を奏する


天鼓

読み方:テンク(tenku)

打たなくても妙音発するという説話上の


天鼓

作者檀一雄

収載図書檀一雄全集 第3巻 真説石川五右衛門・光る道
出版社沖積舎
刊行年月1991.11


天鼓

作者中上健次

収載図書化粧
出版社講談社
刊行年月1993.8
シリーズ名講談社文芸文庫


天鼓

読み方:テンコ(tenko)

分野 謡曲

年代 室町中期

作者 作者未詳


天鼓

読み方:テンコ(tenko)

分野 浄瑠璃

年代 江戸中期

作者 近松門左衛門


天鼓

読み方:テンコ(tenko)

作者 檀一雄

初出 昭和26年

ジャンル 小説


天鼓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/21 20:31 UTC 版)

天鼓(てんこ)

謡曲 →天鼓 (能)

田岡嶺雲の発行した雑誌。→天鼓 (雑誌)


天鼓 ヴォイス・パフォーマー。天鼓以前には”ヴォイス”の分野はメロディやリズムを変則的に用いる、もしくは特異な声や楽器的な声を出すなどが主流だった。天鼓は、ささやきやつぶやき、話し言葉から叫びや慟哭など、人の発するすべての声を音楽として展開する。1980年代、即興ヴォイスによるソロ公演などを経る過程で、自身を”ヴォイス・パフォーマー”、その活動を”ヴォイス・パフォーマンス”と名付けた。[要出典]

1985年、ドイツのメールス・ジャズ・フェスティバルにデビッド・モス率いるデンツ・バンドの一員として出演し ヨーロッパやアメリカでのフェスティバル参加やワークショップによって”ヴォイス・パフォーマンス”が普及、浸透することになった。

即興、エクスペリメンタルの音楽シーンに天鼓が参入したのは、1981年にニューヨークでフレッド・フリスジョン・ゾーンの演奏に出会ったことから始まっている。’70年代半ばからジョン・ゾーンを中心として胎動していた既成の音楽にとらわれない(むしろそれを一度破壊し再構築する)新たな音楽シーンに触発された。即興を中心とするそれらの音楽は当初アメリカでは”ニュー・ミュージック”と言われたが、ヨーロッパでは”ニューヨーク・ノイズ”と呼ばれ、天鼓もそのひとりと見なされていた。

天鼓の音楽活動の始まりは、日本の’70年代後半から動き出したNew Waveの流れに見いだすことができる。女性5人編成のロックバンド水玉消防団でギターとヴォーカルを担当していたが、ニューヨークでのフリス達の演奏に触れた後、水玉消防団と並行してヴォイス・デュオハネムーンズを結成。日本のアンダーグラウンドシーンで即興演奏を重ねる。

’80年代〜’90年代は、ヨーロッパやカナダ、ニューヨークで数多くのフェスに出演。フレッド・フリス、森郁恵、大友良英などとのデュオツアー、エクスペリメンタルのロックバンドドラゴン・ブルーを率いてのツアーやヴォイスのソロツアーなど行なう。

国内では、2000年『ヴォイス・オン・ヴォイス』(with 巻上公一,一楽儀光,ヴォイス団kuu)、2001年ソロ・コンサート『自由宣言』、舞踏の白桃房や劇団態変との共演、’00年第一回妻有トリエンナーレの大地の音楽祭で300人のヴォイスのコンダクトなど。2010年には巻上公一と共同プロデュースで3日間の『NEO VOICE』(青山円形劇場)というヴォイスのフェスを企画、出演している。

主な出演フェスティバル

1985〜 メールス・ジャズ・フェス(独)ニューミュージックアメリカ(N.Y.、モントリオール)ミミ・フェス(仏)タクトロス(スイス)など

1990〜 香港インターナショナル・インディペンデントミュージックフェス、ミュージック・アクション(カナダ、フランス)タクトロス(スイス)ミュージック・インリミテッド(オーストリア)リュブリャナ・ジャズフェス(スロベニア)ベルリン・ウーマンズ・フェス(独)タンペレ・ニュージャズフェス(フィンランド)ブダペスト・ニュージャズフェス(ハンガリー)アンジェリカ・インターナショナルミュージックフェス(イタリア)など

2000〜 フェスティバル・デンシティ(仏)モンペリエール・ソノリテス(仏)ヴェリニウス・ジャズフェス(ラトビア)フェスティバル・アクトオラール(仏)フェスティバル・ダンス&アートマルチプル(仏)など

2010〜 ミュージック・アクション(仏)フェスティバル・ビヨンドイノセント(大阪’03〜’07)など

主なバンド活動

水玉消防団 (1979~1989) with カムラ、可夜、まなこ、宮本

ハネムーンズ (1981~1987) with カムラ

ドラゴン・ブルー (1992~1998) with 今堀恒雄大友良英、加藤英樹、吉田達也、外山明

アヴァンギャリオン (2013~) with 内橋和久ナスノミツル、向島ゆり子、吉田達也、田中悠美子

ディスコグラフィー

主なアルバム

水玉消防団/乙女の祈りはダッダッダッ!(筋肉美女, 日本 1981 LP/2001 CD)

ハネムーンズ/笑う神話(筋肉美女, 日本  1982 LP)ハネムーンズ

水玉消防団/満天に赤い花びら(筋肉美女, 日本 1985 LP/2001 CD)

天鼓/SLOPE-ゆるやかな消失(筋肉美女, 日本 RecRec, スイス 1987 LP/2001 CD)

天鼓/At The Top of Mt.Brocken 魔女山の頂上で(RecRec, スイス 1992 CD/1999 CD)

天鼓・森郁恵/Death Praxis(What's Next? 1993 CD)デュオ 

天鼓/Dragon Blue(Sound Factory, 香港 1993 CD)天鼓・大友良英・今堀恒雄・加藤英樹・吉田達也 ライブ録音盤 at 原宿クロコダイル

H TU, IABROSSE, PARKINS, ROGER, TENKO/La L gende de la Pluie (Ambiances Magu tiques, カナダ 1993 CD)

DRAGON BLUE/Hades Park(AVAN,日本 1998 CD) 天鼓・大友良英・今堀恒雄・加藤英樹・外山明 

天鼓・大友良英/PILGRIMAGE(TZADIK, USA 1998 CD)デュオ 

天鼓・森郁恵/Death Praxis-Mystery(TZADIK, USA 1999 CD)『デス・プラクシス』第2弾 

ETAGE34-TENKO/エタージュ34-天鼓(33revpermi, フランス 2004 CD)

天鼓/Enelgaia(嘯レーベル, 日本 2010 CD)ヴォイスソロ  ZAKスタジオ

コンピレーション

愛欲人民十時劇場(ピナコテカ, 日本 LP)ハネムーンズ

若いこだま ECHOES OF YOUTH (1983 LP)ハネムーンズ 久保田真琴プロデュース

Welcome to Dreamland-Another Japan(Celluid, USA 1985 LP/CD)水玉消防団

Here, Hunter, Field(Johnny Blue, ポルトガル 1992 CD)デュオ 竹田賢一

ゲスト参加

林英哲 風の使者(1983 LP)ハネムーンズ

ばちかぶり ばちかぶり(ナゴムレコード, 1985 LP)

デビッド・モス Dense Band(Moers Music, ドイツ 1985 LP/CD)

レッド・フリス The Technology of Tears(RecRec, スイス 1988 LP/CD)

佐藤道広 Rodan(Hat Art,スイス 1989 CD)ジョン・ゾーンプロデュース 

大友良英 The Night Before the Death of the Sampling Virus

    (Extream, 日本 1993 CD)

森郁恵 B/SIDE(TZADIK, 米国 1997 CD)

外部リンク


天鼓

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 23:21 UTC 版)

名詞

(てんこ)

  1. かみなり

語源

関連語



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「天鼓」の関連用語

1
98% |||||

2
付子 デジタル大辞泉
90% |||||



5
72% |||||

6
名さか デジタル大辞泉
72% |||||

7
天声 デジタル大辞泉
72% |||||

8
足元踏元 デジタル大辞泉
72% |||||

9
金切る デジタル大辞泉
72% |||||

10
雷鼓 デジタル大辞泉
72% |||||

天鼓のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



天鼓のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの天鼓 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの天鼓 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS