付子とは? わかりやすく解説

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ふし【五子/付子/附子】

読み方:ふし

ヌルデ若芽若葉などにアブラムシ寄生してできる癭(ちゅうえい)(虫こぶ)。紡錘形で、タンニン多く含みインク染料製造用いる。昔はお歯黒用いられた。ごばいし。《 秋》「山の日は—の蓆(むしろ)に慌し/青畝」


つけ‐こ【付(け)子】

読み方:つけこ

鳴き声のよいウグイス・ホオジロなどのそばに同類をつけ、その音色(ねいろ)を習わせること。また、そのつけておく。音付(ねつけ)。


ぶ‐し【付子/附子】

読み方:ぶし

キンポウゲ科トリカブト属植物の側根アコニチンなどのアルカロイド含み毒性が強い。漢方興奮・強心・鎮痛などに用いる。ぶす。


ぶ‐す【付子/附子】

読み方:ぶす

「ぶし(付子)」に同じ。

1が人から恐れられるところから》憎みきらうもの。

「若い時からは—でおりゃるよ」〈浄・天鼓〉


付子


付子

読み方:ブシbushi), ブスbusu

鳥兜の根を乾した毒薬


付子

作者波平由紀

収載図書白薩摩憂愁
出版社高城書房
刊行年月1998.9


トリカブト

(付子 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/31 03:27 UTC 版)

トリカブト(鳥兜・草鳥頭、学名:Aconitum)は、キンポウゲ科トリカブト属の総称である。有毒植物の一種として知られる。スミレと同じ「菫」と漢字で表記することもある。ニリンソウゲンノショウコヨモギモミジガサなどと外見が似ているため誤食事故に注意を要する。


  1. ^ 古泉秀夫 (2007年8月17日). “毒芹(water-hemlok)の毒性”. 医薬品情報21. 2014年8月31日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 金田初代 2010, p. 184.
  3. ^ a b 山崎,昶『ミステリーの毒を科学する : 毒とは何かを知るために』講談社ブルーバックス〉、1992年。ISBN 4061329197 
  4. ^ トリカブトの毒性 (2007/12/04) 医薬品情報21
  5. ^ a b 和田浩二「トリカブト属ジテルペンアルカロイドのLC-APCI-MSによる構造解析と末梢血流量増加作用について」『藥學雜誌』第122巻第11号、日本薬学会、2002年11月1日、929-956頁、doi:10.1248/yakushi.122.929NAID 10010204168 
  6. ^ 坂井進一郎、高山広光、岡本敏彦「高尾(東京都)産トリカブト塩基成分について」『藥學雜誌』第99巻第6号、日本薬学会、1979年6月25日、647-656頁、NAID 110003653012 
  7. ^ 高田清己、「はちみつによる食中毒」『食品衛生学雑誌』 Vol.34 (1993) No.5 p.443-444, doi:10.3358/shokueishi.34.443
  8. ^ 岩手医科大学医学部-救急救命情報(トリカブト)
  9. ^ L・ベルグ『カムチャツカ発見とベーリング探検』龍吟社、1942年、133頁。 
  10. ^ アイヌとトリカブト” (2005年7月). 2022年4月20日閲覧。
  11. ^ 鹿野美弘、縦青、小松健一「漢方エキス製剤の品質評価について(第6報)呉茱萸の修治によるアルカロイド成分含量変化について」『藥學雜誌』第111巻第1号、日本薬学会、1991年1月25日、32-35頁、doi:10.1248/yakushi1947.111.1_32NAID 110003649175 
  12. ^ Four Patients Being Treated In Kyrgyz Hospitals For Poisoning With Toxic Root Promoted By President”. RadioFreeEurope/RadioLiberty. 2022年4月20日閲覧。
  13. ^ 日高奈緒 (2022年4月17日). “トリカブトの溶液でコロナ治療? WHO「勧めないで」”. 朝日新聞. 2022年4月20日閲覧。
  14. ^ a b c 門田裕一 (2016)「キンポウゲ科トリカブト属」『改訂新版 日本の野生植物2』pp.120-131
  15. ^ 門崎允昭『アイヌの矢毒トリカブト』北海道出版企画センター、2002年。ISBN 4832802089 
  16. ^ 清水建美 (2001) 「草本」『図説 植物用語事典』pp. 20-21
  17. ^ a b 荒川弘 (wa). 百姓貴族, vol. 4, p. 90. 新書館



付子

出典:『Wiktionary』 (2021/08/20 13:23 UTC 版)

別表記

名詞

  1. (ぶし、ぶす)トリカブト塊根漢方用いられる。
  2. (ぶす)嫌うもの。

発音(?)

ぶ↘し
ぶ↘す

「付子」の例文・使い方・用例・文例

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