cohort
「cohort」とは、仲間・相棒・歩兵隊のことを意味する英語表現である。
「cohort」の基本的な意味
「cohort」とは、仲間・相棒・歩兵隊などの意味で用いられる名詞である。仕事の仲間やチームメイトなどのほか、リーダーを中心としたグループ、古代ローマの歩兵隊や軍隊などの意味で用いられる。ビジネスにおいては、年齢や特定の地域など同じ属性を持つユーザーグループのことを意味する。「Cohort Study(コホート研究)」とは
「Cohort Study(コホート研究)」とは、特定の危険因子への暴露に基づいて被験者のグループを特定し、同じ因子に暴露されていないグループと比較する観察研究である。一定期間にわたって実施され、暴露群間の転帰発生率が評価される。どのような要因を持つ者が、どのような因子に罹患しやすいかを調べ、因果関係を見つけることを目的とした研究である。「COHORT ANALYSIS(コホート分析)」とは
「COHORT ANALYSIS(コホート分析)」とは、行動分析の一種であり、ユーザーのグループを取り上げ、共通の特徴に基づいて使用パターンを分析し、ユーザーの行動をよりよく追跡して理解する。SaaSビジネス、ゲーム、eコマース プラットフォームなどの特定の小集団からデータを得て、データを1つの単位として見るのではなく、関連する集団にグループ化する行動分析の形式のことをいう。製品・サービスの顧客の維持、継続率向上・改善などを目的として行われる。「cohort effect」(コホート効果)」とは
「cohort effect」(コホート効果)」とは、同じような社会環境の中で育つことで受ける影響のことを意味する。団塊世代やゆとり世代など、それぞれの世代間によって考え方や行動様式が異なり、「cohort effect」(コホート効果)」を解明することによって、より適切なマーケティングや商品開発を行うことができる。「Cohort-Based Courses(コホート・ベースモデル)」とは
「Cohort-Based Courses(コホート・ベースモデル)」とは、学生のグループが教育プログラムを通して共同学習を行うスタイルを意味する。オンラインや仮想空間、実際の教室で実施することができる。学校教育だけでなく、企業の人材教育などにも取り入れられている。「cohort」の語源
「cohort」の語源は、取り囲むという意味の印欧語根の「gher-」である。印欧語根の「gher-」が、囲い・囲い地という意味の印欧語根の「ghortos」に変化し、囲われた庭・庭に集まった人々・群衆という意味のラテン語の「cohors」に変化した後、「cohort」になった。「cohort」の発音・読み方
「cohort」の発音は、カタカナ語では「コホート」と表記される。発音記号では「kóuhɔːrt」と表記されるため、カタカナにすると「コォゥホォートゥ」という発音になる。「ホォー」は、息を吐きながら「ハ」の音を出した後すぐ、唇を突き出して「ォ」の音を出し、舌先を内側に巻きながら音を伸ばすと、ネイティブに近い発音になる。「cohort」の使い方・例文
・This study followed up a cohort of 200 patients aged 60+ for ten months after their discharge home.(この研究では、退院後10か月間、60歳以上の200人の患者のコホートを追跡調査した)・The prime minister and his cohorts have abused their positions of power.(首相とその一派は権力の地位を乱用してきた)
・This year's cohort of graduates will have particular difficulties finding jobs.(今年の卒業生は特に就職に苦労するだろう)
・Restructuring was a common problem for people in that age cohort.(リストラは、その年齢コホートの人々にとって共通の問題であった)
・The appropriate comparison should have been made by following through a cohort who would have been exposed by the virus.(適切な比較は、ウイルスにさらされたであろうコホートを追跡することによって行われるべきだった)
・The analysis of trends over time offers another indirect method of considering diet and cohort related effects upon health.(経時的な傾向の分析は、食事とコホートに関連する健康への影響を考慮する別の間接的な方法を提示する)
・He was frozen there that his cohort had denied his greatest discovery.(彼は、彼の仲間が彼の最大の発見を否定したことに凍りついた)
・The overall in-hospital mortality of 20% of this cohort was similar to short-term mortality of similar cohorts in previous studies.(このコホートの 20% の全体的な院内死亡率は、以前の研究における同様のコホートの短期死亡率と同様であった)
・The police arrested the scamming leader and his cohorts.(警察は詐欺のリーダーとその仲間を逮捕した)
コウホート
人口学の文献によれば、世代 1という用語は厳密な意味で使われ、一般には暦年で測られたある特定の期間に生まれた人達を指す。コウホート 2(訳注)とは、特定の期間に出生とか結婚のようなある特定の人口上の出来事を経験した人々のグループをいう。たとえば、出生コウホートは、前述116-1の意味で世代と同意語になるし、結婚コウホートとは、ある特定の期間中に結婚した人々のグループをいう。人口学においては、系譜学と同様に、世代 3とは、前述の116-1の概念で使われた先行世代からみて彼等の子孫を意味することもある。すなわち、移民の子供達はしばしば二世と呼ばれる。男女のいずれかに限ってその子孫の血統を問題とする場合がある。たとえば男系 4、あるいは父系 4といい、男系の息子、あるいは父方の息子という使い方をする。女系 5あるいは母系 5の場合は、女系の娘あるいは母系の娘というように用いる。このような男系、女系の区別は普通世代の長さあるいは隣接した平均世代間隔を計算する際に用いられる。(713-1参照)。
コホート
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