coherent

実用日本語表現辞典

coherent

別表記：コウヒエレント

「coherent」とは、一貫性がある・論理的であることを意味する英語表現である。

「coherent」とは・「coherent」の意味

「coherent」は、一貫性がある、論理的な、という意味の形容詞である。議論や文章を表現する際によく用いられる。また、互いに密着した、部分が緊密に結びついた、という意味で使われることもある。そのほか、物理学においては可干渉性を意味する。たとえば、光などの波動において波長や振動方向などが揃っており、干渉や回折現象が起こりやすくなることを指す。

「coherent」の発音・読み方

「coherent」の発音記号は「kəʊ ˈhɪərənt」である。カタカナ読みだと「コウヒエレント」になる。

「coherent」の語源・由来

「coherent」の語源は、ラテン語で結合を意味する「conhaerere」である。そのため、英語でも最初は結合した、という意味で使用されていたが、その後に意味が転じて論理的な、一貫性がある、という意味でも使われるようになった。

「coherent」の類語

「coherent」の類語としては、論理的な、という意味の「logical」や、一貫性があることを指す「consistent」が挙げられる。また、統一された、という意味の「unified」や、統合された、という意味で用いる「integrated」も、文脈によっては「coherent」の類語だといえる。

「coherent」の対義語・反対語

「coherent」の対義語・反対語には、不一致の、まとまりのない、という意味の「incoherent」や、矛盾していることを指す「inconsistent」、非論理的であることを意味する「illogical」などがある。

「coherent」を含む様々な用語の解説

「coherent」を含む用語としては、次のようなものが挙げられる。

「coherent speech」とは

「coherent speech」は、論理的に矛盾のないスピーチを意味する。ビジネスや学術などにおけるコミュニケーションの場において、非常に重要なスキルの一つとされている。

「coherent argument」とは

「coherent argument」は、一貫性のある議論や論証のことである。

「coherent system」とは

「coherent system」は、一貫性のあるシステムを指す。たとえば、ビジネスにおいては組織のシステムに一貫性があることを意味する。

「coherent light」とは

「coherent light」は、干渉現象を起こす光のことである。

「coherent thought」とは

「coherent thought」は、論理的につながりのある思考を指す。

「coherent writing」とは

「coherent writing」は、論理的で一貫性のある文章のことである。たとえば、読み手にとって分かりやすく、アイデアや情報が整理されている文章が「coherent writing」だといえる。

「coherent strategy」とは

「coherent strategy」は、一貫性のある戦略を意味する。

「coherent policy」とは

「coherent policy」は、一貫性のある政策や施策のことである。政治の場だけでなく、ビジネスの場でも用いられることがある。

「Coherent,Inc.（社名）」とは

「Coherent,Inc.（社名）」は、アメリカのペンシルバニア州に本社を構える会社である。レーザー及びフォトニクス技術における世界的なリーディングサプライヤーである。世界中に研究開発、製造、販売、サービスおよび竜つ施設を展開している。2021年にはII-VI Incorporatedに約70億ドルで買収された。

「coherent」の使い方・例文

「coherent」を用いた例文としては、次のようなものが挙げられる。

「Her argument was so coherent that even those who disagreed with her found it difficult to refute.（彼女の主張はとても論理的で、彼女と反対意見の人たちでも反論するのが難しかった）」

「The company's mission statement was not coherent and failed to clearly communicate its goals.（同社のミッションステートメントには一貫性がなかったので、目標を明確に伝えることができなかった）」

「The artist's exhibition showcased a series of coherent pieces that all followed a consistent theme.（そのアーティストの展覧会では、一貫したテーマに沿った一連の作品が展示された）」

「Despite being nervous, the student delivered a coherent presentation that impressed the entire class.（その生徒は緊張しながらも、クラス全体に感銘を与える首尾一貫したプレゼンテーションを行った）」

「The book was praised for its coherent plot that tied all of the loose ends together.（この本は、未解決の問題をすべて結び付けた論理的な筋書きで賞賛された）」

「The therapy sessions helped the patient form a coherent understanding of their past experiences.（セラピーセッションは、患者が自分の過去の経験について一貫した理解を形成するのに役立った）」

「The scientific report presented a coherent argument and clearly outlined the research findings.（科学的報告書は論理的な議論を提示し、研究結果を明確に概説した）」

（2023年3月28日更新）

デジタル大辞泉

コヒーレント【coherent】

読み方：こひーれんと

［形動］《「干渉可能な」の意》波動が互いに干渉しあう性質をもつさま。二つ（または複数）の波の振幅と位相の間に一定の関係があることを意味する。代表的なものとしてレーザー光がある。干渉的。可干渉的。⇔インコヒーレント。

光・電子デバイス用語集

コヒーレント（Coherent）

光は波長の極めて短い電磁波の一種である。しかし通常我々の目にする光はラジオやテレビの電波と大きく性質が異なっている。即ちラジオやテレビの電波はその周波数や位相、波面がきれいに揃った波であるのに対し、電燈などのひかりはそれらがバラバラであり一種の雑音のようなものとみなせる。ところがこれら周波数、位相、波面がきれいに揃った光をコヒーレントであるという。光通信に使用するレーザダイオードの光は、完全ではないがかなりコヒーレント性の高い光である。

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Coherent（英語版）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/02/13 01:55 UTC 版)

「UNIX」の記事における「Coherent（英語版）」の解説

Marc Williams製。UNIXライクなOS。