S.T.A.R.S.とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 06:29 UTC 版)
「バイオハザードシリーズの登場人物」の記事における「S.T.A.R.S.とその関係者」の解説
エンリコ・マリーニ (Enrico Marini) 年齢:41歳(1998年当時) 声:Daniel Hagen(『1』リメイク版)、相沢まさき(『1(HDリマスター版)』、『0(HDリマスター版)』日本語吹替え) 『0』や『1』に登場するS.T.A.R.S.の副隊長で、ブラヴォーチーム所属。ポジションは作戦決定等の指揮官的役割を担うリーダー(LDR)である。 ゴルフを趣味としており、豊富な経験とその人柄でメンバーからは信頼されている。使用武器はサムライエッジ・スタンダードモデルである。自身が率いるブラヴォーチームが先遣隊として送り込まれた黄道特急事件の調査を行う内、猟奇事件の真相が洋館にあると踏んで他の隊員に洋館の調査を指示し、『1』で洋館を単独探索中に事件の真相とウェスカーの裏切りを知るが、足を負傷してしまい(原因は不明)、更にクリスまでもウェスカーの同調者であると誤解してしまい、彼に銃口を向けるも物影からウェスカーに射殺される。 ジョセフ・フロスト (Joseph Frost) 年齢:27歳(1998年当時) 声:伊藤健太郎(『1』DC DS ver.コンプリートディスク日本語吹き替え版)、Adam Paul(『1』リメイク版)、小松史法(『1(HDリマスター版)』日本語吹替え)、実写俳優:ジェイソン(『1』) 『1』に登場するS.T.A.R.S.のアルファチーム所属の隊員。赤いバンダナがトレードマークである。 血の気が多くて暴走気味な性格だが、天性の明るさからチーム内のムードメーカーとなっている。また、ポジションはオムニマン(OM)であるために主に機器の操作や重火器の整備、運搬を担当しており、また使用武器はモスバーグM590散弾銃である。『1』のオープニングでオリジナル版ではエドワード・デューイの手首だけを発見して驚愕しているところを、リメイク版ではブラヴォーチームの捜索中にケルベロスに遭遇して襲撃され、抵抗虚しく死亡する。 ブラッド・ヴィッカーズ (Brad Vickers) 年齢:35歳(1998年当時) 声:Evan Sabba(『3』)/Adam Paul(『1』リメイク版)/ジョニー・ヨング・ボッシュ(『UC』)、Darren O'Hare(『RE:3』)、高木渉(『1(HDリマスター版)』『RE:3』日本語吹替え) 『1』『2』『3』『UC』『RE:3』に登場するS.T.A.R.S.のアルファチーム所属の隊員。 小心者で、プレッシャーに弱く、長い者には巻かれやすい。また、ポジションはリア・セキュリティ(RS)であるために主に後方警戒とヘリコプターの操縦を担当しており、また使用武器はサムライエッジ・スタンダードモデルである。『1』のオープニングでは、恐怖に怯えるあまりに他の隊員を残してヘリで飛び立つが、後に自責の念から再び舞い戻ったために結果的には功を奏することとなる。洋館事件後は他のS.T.A.R.S.メンバーと距離を置いてアンブレラにも関わらないようにしていたが、『3』ではS.T.A.R.S.の抹殺の命令を受けていたネメシスの追跡を受ける事となり、最後はR.P.D.正面玄関前で出くわしたネメシスにより顔面を串刺しにされて死亡、『2』ではゾンビ化した姿でその地下を徘徊するようになる。『RE:2』では登場しないが、とある場所に貼られている署員募集ポスターに彼がモデルとして掲載されている。 『RE:3』では、『3』とは違いジルとともにアンブレラに立ち向かう姿勢を見せており、自宅謹慎のジルを案じて秘かに手紙や差し入れを送るなど勇敢で仲間思いな性格になっている(ただし、ジル宛の手紙の中で自身が職を失うのを恐れるあまり、アイアンズがジルに停職処分を科して自宅謹慎させた件について、庇えなかったことを謝罪している)。電話でジルにネメシスが向かっていることを知らせ、自宅マンションから脱出した彼女と合流する。ジルと共にバリケードを突破したゾンビの群れから逃げている途中に腕を噛まれてしまい、助からないと悟るとジルを逃がすために留まって死亡する。まもなくゾンビ化し、マービンを負傷させてカルロスに射殺される。 ケネス・J・サリバン (Kenneth J.Sullivan) 年齢:45歳(1998年当時) 声:Ed Smaron(『1』リメイク版)、楠大典(『1(HDリマスター版)』) 『0』や『1』、『UC』に登場するS.T.A.R.S.のブラヴォーチーム所属の隊員。チーム内では最年長である。 無口な性格だが、園芸と犬の調教を趣味とするなどの良き一面もある。また、ポジションはポイントマン(PM)であるために偵察や陣地確保といった危険を伴う任務が主で、化学兵器に対する対策や防護を専門としている。洋館事件ではアルファチーム到着直後にゾンビに襲撃され、抵抗虚しく殺害される。そして、その様子が所持していたフィルムにのみ記録されていた。 リチャード・エイケン (Richard Aiken) 年齢:23歳(1998年当時) 声:ジョー・ホワイト(『1』リメイク版)/ユーリ・ローエンタール(『UC』)、うえだゆうじ(『1(HDリマスター版)』日本語吹替え) 『0』や『1』、『UC』に登場するS.T.A.R.S.のブラヴォーチーム所属の隊員。 幼少期に妹を目の前で精神異常者に殺害されたことがあるためにその経験から他者の命に対する責任感が強く、また『UC』では陽気な性格を発揮しており、それ故に希望を無くしたレベッカを励まし続けていた。また、ポジションはバックアップマン(BUM)であるために主に通信を担当しており、またチームではレベッカと一番近い年齢のために彼女の指導役を任されていた。洋館事件ではヨーンからレベッカを庇って負傷し毒に侵される。クリス編では、発見された時には既に死亡しており、ジル編では血清を手に入れて駆け付けても、最終的には間に合わなかったという展開となり死亡する。 『1』のリメイク版では、クリスとジルのどちらでプレイしても、血清を時間内に持って駆け付ければ毒状態から回復させることができるが、最終的にはジル編ではヨーンの攻撃で、クリス編ではネプチューンの攻撃で死亡する。クリス編では、クリスがレベッカに「リチャードが死んでしまった」と伝え、レベッカはそれを知って泣き崩れる。 『UC』ではレベッカの隠しシナリオにパートナーとして登場し、レベッカと共にブラヴォーチームの捜索を担当しており、後に書室でヨーンとの戦闘中にレベッカを庇って重傷を負い、直後に駆けつけたクリスやジルにレベッカと共に発見されるが、まもなく力尽きて死亡する。 フォレスト・スパイヤー (Forest Speyer) 年齢:29歳(1998年当時) 声:Ed Smaron(『1』リメイク版) 『0』や『1』、『UC』に登場するS.T.A.R.S.のブラヴォーチーム所属の隊員。 クリスやジルとは仲が良く、特にクリスとは射撃の腕を競って張り合っていた。また、ポジションはOMであるために電脳犯罪や整備も担当している。また、使用武器はアーウェン37である。洋館では負傷したところにクロウから追い討ちを受けて死亡した後、ゾンビ化して主人公に襲いかかる。 エドワード・デューイ (Edward Dewey) 年齢:26歳(1998年当時) 声:乃村健次(『0(HDリマスター版)』日本語吹替え) 『0』や『1』に登場するS.T.A.R.S.のブラヴォーチーム所属の隊員。 ライフルによる狙撃を得意としており、またダンスを趣味としている。また、ポジションはRSであるために主にヘリコプター操縦を担当している(黄道特急事件ではケビン・ドゥーリーが操縦を担当している)。黄道特急事件ではケルベロスに襲われて片腕を失うほどの重傷を負いながらも列車へ飛び乗り、最後はその場にいたレベッカ・チェンバースに森は危険であることを告げて死亡する。その後、ゾンビ化して主人公に襲いかかる。 『0』では、若干の修正が施され、深手を負うという展開は同じながらも片腕は失っていない。 ケビン・ドゥーリー (Kevin Dooley) 『0』や『1』に登場するR.P.D.所属のヘリコプターパイロット。 黄道特急事件では出動したブラヴォーチームに同行していたが、最後はエンジントラブルで墜落後に待機していたところをクリーチャーに襲撃されて死亡する。その後、『1』でジョセフに遺体で発見される。 ペイトン・ウェルズ (Payton Wells) 映画版俳優:ラズ・アドティ(英語版)、日本語吹き替え:乃村健次(VHS/DVD版)、小杉十郎太(地上波放送) 『II』に登場したS.T.A.R.S.の黒人隊員で、ジル・バレンタインの上司。 温厚かつ誠実な性格で、ジルとの親交も深い。ラクーンシティの封鎖ゲート付近でゾンビ化した市民に噛まれてt-ウイルスに感染し、しばらくはジルらと行動を共にするが、アリスから告げられた死への恐怖から性格が一変して感情的となり、些細なことで苛立って声を張り上げるようになる。その後、「(歩道橋の)下に何かいる」というアリスの忠告を無視し、ヤケになって先に進もうとしたところをネメシスにガトリングガンで撃たれて死亡するが、頭部を撃ち抜かれなかったために後でゾンビ化してジルに襲いかかり、射殺された。 ライアン・ヘンダーソン (Ryan Henderson) 映画版俳優:デイヴ・ニコルズ、日本語吹き替え:不明 『II』に登場したS.T.A.R.S.の隊長で、ラクーンシティー警察署の署長も兼ねている。 ラクーンシティーにゾンビが出現し、映画冒頭のラクーンシティー警察署のシーンで初登場した際は、慌てていたところをL.Jの隣のゾンビを冷静に射殺したジルから「頭を撃ち抜きなさい」とアドバイスを受けた。その後、街の映画館、ウェストウッドに12人の部下と共に立てこもっていたところ、さ迷って訪れたL.Jを保護し、直後に現れたネメシスに屋上で狙撃を担当していた部下をロケットランチャーで殺害された上に残りのメンバーで攻撃するも全く歯が立たず、最後はガトリングガンで撃たれて死亡する。 狙撃手の隊員 映画版俳優:フランク・キースリン、日本語吹き替え:不明 『II』に登場した狙撃手を担当するS.T.A.R.S.隊員で、ウエスタンハットがトレードマークである。 S.T.A.R.S.メンバーが立てこもったウェストウッドにて屋根の看板の後ろに潜み、そこに近づくゾンビを狙撃で排除する門番的な役割を担っていた。弾薬が大量にある事から強気になり、音楽を聞き飲酒しながら行うほどだったが、突如として現れたネメシスに動揺。ライフル弾を撃ち込んでも倒れないネメシスに激昂して看板からその身を乗り出すも、ネメシスが発射したロケットランチャーの一撃を回避できず、死亡する。 小説版『II』ではマイケル・ガスリーと言う名前であること、テキサス出身であること及び「やりすぎ」で四回叱責を受けていることが判明している。 その他のS.T.A.R.S.隊員 『II』に登場したジルやペイトン、ライアンと狙撃手の隊員を除き、計11名のS.T.A.R.S.隊員。隊長であるライアンに引き連れられ、ウェストウッドに立てこもっていたが、ネメシスが現れると、守備陣形を展開して一斉射撃で応戦するも敵わず、撤退を試みるが、ネメシスのガトリングガンの一斉掃射で全滅する。
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