B8とは? わかりやすく解説

B8(2015年 - )

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 01:05 UTC 版)

フォルクスワーゲン・パサート」の記事における「B8(2015年 - )」の解説

8代目は新モジュラー戦略「MQB」に基づいて開発されドイツ本国を含むヨーロッパで2014年デリバリー開始欧州カーオブザイヤー2015選出されている。 翌年2015年7月16日日本仕様車フルモデルチェンジ発表し同日より販売開始した8代目更なる安全面強化図られており、既装備エアバッグニーエアバッグ追加して9エアバッグ強化したほか、エアバッグ効果最適化する「プロアクティブ・オキュパント・プロテクション」を採用また、助手席フロントエアバッグには水素用いた日本国内認可となる新タイプインフレーター採用した。さらに、自動ブレーキ加えて停止再発進の機能まで備えた最新世代のアダプティブクルーズコントロールACC」と車線維持支援システムの「Lane Assist」が連携した渋滞時追従支援システムTraffic Assist」、レーダーカメラ併用して前方監視し、30km/h以下で走行している時には歩行者検知可能なプリクラッシュブレーキシステム「Front Assist」、7代目ゴルフに初採用され衝突事故遭遇した時にすぐに自動ブレーキ発動して衝突反動に伴う2次衝突被害低減する「ポストコリジョンブレーキシステム」、安全な車線移行為のレーンチェンジアシストシステム「Side Assist Plus」や後退時事故防止のためのリアトラフィックアラートを標準装備した。 「MQB」の導入伴って全面的に再設計され、全長をほぼ据え置いた一方ホイールベースを80mm拡大したことで、前後オーバーハング短くなり、ノーズ比率長くなったことで伸びやかダイナミックなプロポーション実現するとともに室内長を33mm拡大した。フロントデザインは3本のクロームバーを渡したラジエターグリルと立体的造形ヘッドライト中央のVWバッジ構成された。ラゲージスペースISO測定法で、パサートは586リットル、パサートヴァリアントは650-1,780リットル大容量とした。 パワートレイン先代同様、1.4リットルTSIエンジン踏襲するが、こちらも「MQB」設計のオールアルミニウム製新世代ユニットとなり、アルミニウムクランクケースの採用による軽量化により、最高出力で28PS、最大トルクで50Nmそれぞれ向上したほか、軽負荷走行時に4気筒のうちの2気筒休止させるアクティブシリンダーマネジメント(ACT)や先代から継続採用する「BlueMotion Technology」を採用したことでJC08モード燃費を20.4km/リットル向上し、「平成32年燃費基準+10%」を達成。既搭載DSGは7速に多段化した。なおこのモデルからV型6気筒直列5気筒廃止されエンジン全て直列4気筒となったグレード体系はパサート・パサートヴァリアントともに、「TSI Trendline」・「TSI Comfortline」・「TSI Highline」・「TSI R-Line」の4グレード細分化した。 2016年7月5日ヴァリアント日本専用特別限定車Voyage」を発売。「TSI Comfortline」をベースに、通常オプション設定となっている純正インフォテイメントシステム「Discover Pro」(ETC2.0対応車載器付き)とLEDヘッドライトパッケージを標準装備したほか、Car Window Filmレギュラースモーク(リア/リア左右)も装備したボディカラーは7色を設定しており、250台の限定販売である。 同年9月6日、「R-Line」の改良モデルである「2.0TSI R-Line」を発売。「R-Line」で搭載されていた1.4L TSIエンジン替わりゴルフGTI同じく最高出力162kW(220PS)、最大トルク350Nm(35.7kgm)を発生する高出力・高トルク仕様の2.0L TSIエンジンを新搭載したほか、アクティブシャシーコントロール「DCC」を標準装備した。外観アルミホイール19インチ大径化。内装専用ナパレザーシート、アルミ調ペダルクラスター、レザーマルチファンクションステアリングなどのR-Line専用インテリア採用また、テレマティクス機能Guide&Informガイド&インフォーム)」やコネクティビリティ機能「App-Connect」で構成されたモバイルオンラインサービス「Volkswagen Car-Net」に対応した純正インフォテイメントシステム「Discover Pro」を標準装備した。 同年11月22日に、セダン及びヴァリアント一部改良行った。本改良で、「TSI Comfortline」は新たにTSI Eleganceline」とグレード名を変更しLEDヘッドライト(オートハイトコントロール、LEDポジションランプLEDターンシグナル付き)やアルカンターラ&レザーシート(シートヒーター付き)、アルミニウムデコラティブパネル、イージーオープン機能付きパワーテールゲート等の快適装備追加また、モバイルオンラインサービス「Volkswagen Car-Net」を「Discover Pro」とセットオプションで設定した。「TSI Highline」は、「TSI Eleganceline」の装備加えアルミホイール18インチインチアップ、モバイルオンラインサービス「Volkswagen Car-Net」が標準装備になり、更にデジタルメータークラスター「Active Info Display」や駐車支援システムPark Assist」等をセットにした「テクノロジーパッケージ」をオプション設定した。 2017年7月20日に、セダン及びヴァリアント一部改良行った。本改良で、純正インフォテイメントシステムの機能向上ディスプレイ大型化ワイドFMの対応化一部グレード標準装備の「Discover Pro」はジェスチャーコントロール機能の追加など)を行ったほか、前進・後退衝突軽減ブレーキ機能追加した改良型のパークディスタンスコントロールとi-Size基準適応チャイルドシート固定装置(後席左右)を全グレード標準装備した。 同年8月29日に、ヴァリアント限定車TSI Eleganceline Tech Edition」を発売。「TSI Eleganceline」をベースに、「Discover Proパッケージ」とカタロググレードでは「TSI Highline以上にメーカーオプション設定されている「テクノロジーパッケージ」を標準装備したほか、ダイナミックコーナリングライトとヘッドライトウォッシャーも標準装備し、18インチアルミホイールを専用デザイン変更したボディカラーは「パイライトシルバーメタリック」と「マンガングレーメタリック」の2色を設定。各色150台ずつ、計300台の限定販売となる。 2018年2月14日に、ディーゼルターボモデル「TDI」を追加発売グレード体系はパサート・パサートヴァリアント共に「TDI Eleganceline」と「TDI Highline」の2グレード設定される同年10月31日に、クロスオーバー4WDディーゼルモデル「Alltrack(オールトラック)」を追加発売外観ヴァリアントよりも車高が30mm高く専用バンパーやホイールエクステンション、サイドシル採用内装では専用シートアルミ調ペダルクラスターを採用した。さらに、ホイールロックインターバル制御するABS調整時速30km以下で急な下り坂差し掛かった時に車速一定になるように4輪全てブレーキ自動制御する「ヒルディセントアシスト」、アクセルペダル特性変更構成されオフロード走行向き制御設定可能な専用オフロードモードが搭載された。グレードは「TDI 4MOTION」と、ダイナミックコーナリングライト、ダイナミックライトアシスト、アラウンドビューカメラ「Area View」、駐車支援システムPark Assist」、ヘッドライトウォッシャー、デジタルメータークラスター「Active Info Display」、ナパレザーシート、アダプティブシャシーコントロール「DCC」、電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」などを追加したTDI 4MOTION Advance」の2種類設定される2021年4月6日に、日本仕様車マイナーチェンジ。バンパー・ラジエーターグリル・リアの中央部分移された「PASSATロゴなど外観デザイン刷新され、内装従来アナログ時計替わりバックライト付の「Passatロゴ配され、インフォテイメントシステムやデジタルメータークラスターと同色反映されるアンビエントライトが装備された。パワートレインはガソリンモデルに搭載TSIエンジン排気量1.4Lから1.5LのDPC型へ換装され、ディーゼルモデルはトランスミッションを7速DSG変更された。また、フォルクスワーゲン初の運転支援システム導入され、あらかじめ設定され車速内において前走車との車間及び走行レーン維持サポートし高速道路などの長距離移動における安全性の向上疲労軽減寄与する同一車線全車運転支援システムTravel Assist」とフロントカメラ対向車先行車を検知し、マトリックスモジュールに搭載されLED個別制御して最適な配光可能にするLEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」が全車標準装備。インフォテイメントシステムは常時コネクティッド新世代システムとなり、オンラインサービスの「We Connect」との組み合わせにより、渋滞情報入手加え専用アプリによりスマートフォン上で窓の閉め忘れ駐車位置などの車両情報確認ドア解錠施錠操作も可能となったボディカラーはパサートとオールトラックに従来バリアント専用だった「アクアマリンブルーメタリック」が追加された。グレード体系はパサートとパサートバリアントで刷新され、共通で「TSI Elegance」、「TSI Elegance Advance」、「TDI Elegance」、「TDI Elegance Advance」の4グレード設定しバリアントには従来の「R-Line」をTDIモデルとして刷新された「TDI R-Line」も設定される。 B8(2014年ヴァリアント リア B8(2019年セダン B8(2019年セダン リア B8(2019年ヴァリアント B8(2019年ヴァリアント リア

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