front
「front」とは・「front」の意味
「front」とは、英語で「前面」や「正面」を意味する言葉である。日本語では、「前」や「表」と訳されることが多い。また、反対語としては「back」や「rear」がある。さらに、「front」は動詞としても使われ、前面に置くという意味になる。「front」の発音・読み方
「front」の発音は、/frʌnt/である。日本語のカタカナ表記では、「フロント」と読み書きされることが一般的である。「front」の語源・由来
「front」の語源は、ラテン語の「frons」であり、「額」や「前面」を意味していた。これが古フランス語を経て、現代英語において「front」という形になった。「front」の類語
「front」の類語としては、「fore」「anterior」「face」などが挙げられる。これらの言葉も、前面や正面を意味する言葉である。「front」を含む用語・関連する用語
「the front」とは
「the front」は、特定の前面や正面を指す表現である。例えば、建物の正面や、列の最前部などを指す際に使われる。「in front of」とは
「in front of」は、「~の前に」という意味の前置詞句である。ある物や場所の前方に位置することを示す際に用いられる。「front」の使い方・例文
以下に、「front」を用いた例文を10個示す。 1. The front door is locked.(日本語訳:前のドアは施錠されている。) 2. She stood in front of the mirror.(日本語訳:彼女は鏡の前に立っていた。) 3. The car has a dent in the front.(日本語訳:その車は前面にへこみがある。) 4. The teacher stood at the front of the classroom.(日本語訳:先生は教室の前に立っていた。) 5. The front page of the newspaper featured a big headline.(日本語訳:新聞の表紙には大きな見出しが載っていた。) 6. He always sits in the front row at the movies.(日本語訳:彼は映画館でいつも前列に座る。) 7. The store is located at the front of the shopping mall.(日本語訳:その店はショッピングモールの前に位置している。) 8. The soldiers were sent to the front lines.(日本語訳:兵士たちは前線に送られた。) 9. The front of the train is less crowded.(日本語訳:電車の前の方が混んでいない。) 10. She put her bag in front of her seat.(日本語訳:彼女は自分の席の前にバッグを置いた。)フロント【front】
Front
FRONT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/25 02:57 UTC 版)


『FRONT』(フロント)は、第二次世界大戦中の1942年(昭和17年)から1945年(昭和20年)にかけて、10冊が出版(刊行9冊)された大日本帝国の対外宣伝(プロパガンダ)グラフ雑誌(グラフ誌)。発行・出版元は東方社。雑誌名『FRONT』は戦線の意。
概略
1939年(昭和14年)、ソビエト連邦の対外宣伝誌『CCCP НА СТРОЙКЕ』(『ソ連邦建設』・『建設のソ連邦』の意、1930年創刊)に刺激された帝国陸軍の参謀本部第2部第5課(ソ連方面を担当)から岡田桑三に対し、『ソ連邦建設』を参考とした日本の対外宣伝グラフ誌刊行計画が打診された。研究を経て1941年(昭和16年)、岡田桑三を理事長とし、参謀本部第2部第8課(謀略を担当)および内閣情報部の強力な後ろ盾によって東方社が設立され翌年に『FRONT』が出版された。
『FRONT』は友好国・占領地域・中立国・敵対国といった日本国外の地域や民族に対して、日本の国威・軍事力・思想等を誇示する狙いから号によるが最大15か国語で翻訳され、陸海軍と政府の全面協力および、その豊富な資金力により極めて上質な体裁で刊行された。レイアウト、紙質、印刷などグラフ誌としてのクオリティも極めて高く、また、プロパガンダ目的のため一部の掲載写真作品にはフォトモンタージュなどの合成写真技法によって兵器の数を実際よりも増やしたり、機密理由のためエアブラシでの修正なども行われていた。
スタッフ
- 美術(グラフィックデザイン)
- 写真
- 企画等
刊行一覧
No. | 通 称 | 判 型 | ページ数 | 外国語版 | 制作年 |
---|---|---|---|---|---|
1 - 2 | 海軍号 | A3判 | 68 | 15か国語[1](ほかに国内版) | 1942 |
3 - 4 | 陸軍号 | A3判 | 68 | 15か国語 | 1942 |
5 - 6 | 満州国建設号 | A3判 | 68 | 中・英・露・タイ・仏・日、ほか不明 | 1943 |
7 | 落下傘部隊号 | A3判 | 40 | 中・英・露・日 | 1943 |
8 - 9 | 空軍(航空戦力)号 | A3判 | 68 | 中・英・露 | 1943 |
10 - 11 | 鉄(生産力)号 | A3判 | 68 | 2か国語併記(中・英) | 1944 |
12 - 13 | 華北建設号 | A3判 | 68 | 2か国語併記(中・日) | 1944 |
14 | フィリピン号 | A3判 | 52 | 2か国語併記(英・中) | 1944 |
特別号 | インド号 | B4判 | 52 | 英語(一部中国語) | 1944 |
特別号 | 戦時東京号[2] | B4判 | 52 | 中国語(写真説明日本語カタカナ) | 1945 |
特別号 | 戦争美術号[3] | B4判 |
脚注
参考文献
- 多川精一 監修『FRONT復刻版』全3期(平凡社、1989~1990年/復刻新版、2024年)
- 多川精一『戦争のグラフィズム 回想の「FRONT」』(平凡社、1988年) ISBN 4-582-73806-0
- 多川精一『戦争のグラフィズム 『FRONT』を創った人々』(平凡社ライブラリー、2000年) ISBN 4-582-76349-9。改訂新版
- 多川精一『焼跡のグラフィズム 『FRONT』から『週刊サンニュース』へ』(平凡社新書、2005年) ISBN 4-582-85268-8
- 新藤健一『新版 写真のワナ ビジュアル・イメージの読み方』(情報センター出版局、1994年) ISBN 4-7958-1602-6
- “東亜の盟主”のグラフィックス-アジア・太平洋戦争期の対外向けグラフ雑誌を比較して (PDF) -(井上祐子、立命館大学人文科学研究所紀要86号)
関連項目
フロント
フロント
- (英語 front)前面・正面・開拓線。
- (英語 front desk から)施設の受付・窓口。
- (英語 front office から)プロスポーツチームの運営に携わる業務組織。営業部門。経営本部。
- (英語 weather frontから)気象前線 - 温暖前線、寒冷前線、寒帯前線、秋雨前線、梅雨前線などの総称。
- フロント (イタリア) - イタリアのコムーネのひとつ。
- フロント (社会主義同盟) - 日本の構造改革系新左翼党派。
- フロント (イギリスの雑誌) - イギリスの男性誌。表紙に女性のヌードを掲載し、風俗色が強い。
- フロント (芸能事務所) - 東京都渋谷区に本社を置く日本のモデルエージェンシー。
- FRONT(フロント) - 戦中の日本の写真雑誌。
- FRONT - 日本のヒップホップ専門音楽雑誌。blastを参照。
- マルクス・コルネリウス・フロント(Marcus Cornelius Fronto) - 2世紀のローマの文人、政治家。
- ウォーターフロント - 過密化する都市の新たな開発区域としての港湾、臨海部のこと。
- アイドルグループのフォーメーションの内、最前列のメンバー。中央のメンバーは、センターと呼ばれる。
- 企業舎弟の俗語。フロント企業の略から。
関連項目
固有名詞の分類
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