35試験小隊
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「対魔導学園35試験小隊」の記事における「35試験小隊」の解説
草薙 タケル(くさなぎ タケル) 声 - 細谷佳正 本作の主人公。35試験小隊の隊長。武力の頂点である銃を扱う才能が壊滅的に無く(本人はもはや呪いと心中にて語っている)、唯一の取り柄である剣術のみで『異端審問官』を目指している。また、時代遅れの刀を使っているため、周囲からは「剣術バカ」と揶揄されているが、かつて剣が兵器の頂点だった時代に最強を誇った「草薙真明流」と化物を斬るための剣術「草薙諸刃流」を修めており、剣に関してならば現代に並ぶ者は無いと称される程の腕前である。英霊召喚で呼び出されたアーサー・ペンドラゴンとの戦いのなかで、全レリックイーター中唯一刀剣の形を取る『ミスティルテイン(通称ラピス)』の所有者となり、撃破する。とある理由によりラピスとの契約を破棄することができないので、理事長によって魔女狩りにされてしまう。その出生から理事長の企てる野望の中心人物として妹のキセキと共に重要視されている。 親の借金とキセキの面会費で常にバイトの日々だが剣術以外のスキルも多々ある。 ラピスからは「お兄ちゃん(誰もいない際は宿主)」と呼ばれているが、内心悪い気はしていないが、ラピス転入後は村八分的なポジションになってしまい、泣きそうになることもしばしば。実の妹を溺愛するシスコンで周りからも言われている。 魔女狩り化の際は、瑠璃色の鎧騎士の姿になる。 5巻にて不完全な「神狩り化」を成し遂げるが暴走してしまう。その後、6巻にてラピスと改めて向き合い絆を深め、制約はあるものの10秒間「神狩り化」を習得した。 大戦後、卒業してエグゼの副隊長になる。後に結婚子供もできる。 鳳 桜花(おおとり おうか) 声 - 上田麗奈 本作ヒロインの1人。元魔女狩りの少女。紅蓮姫(カラミティ)と呼ばれている。この名の由来は、犯人を射殺して制圧していることから来ている。この行動が行き過ぎているため、処分の一環として小隊に配属される。レリックイーターは紅い拳銃「ヴラド」(声 - 中田譲治)。当初は仮契約であったが、タケルの言葉に励まされ、5巻にて正式に契約し、さらには7巻でヴラドの固有能力である「吸血鬼化」も成し得た。 過去に義理の家族を魔女に殺されたため、魔法を憎んでおり、復讐をするため魔女狩りになった経緯があり、上記の行き過ぎた行動や「ヴラド」との仮契約状態の原因にもなっていた。しかし、35試験小隊との出会いや、自身の出生、養父の秘密を知ってからは徐々に緩和している。 好きな物は、あんパンと牛乳。苦手な物はお化け。長い間、1人で行動してきたためコミュニケーション能力が低く、うさぎや斑鳩から空気が読めていないと言われ、必死に取り繕おうとする。 大戦終了後、学園を卒業しエグゼに入隊、副隊長になり善戦する。 西園寺 うさぎ(さいおんじ うさぎ) 声 - 大久保瑠美 本作ヒロインの1人。小隊では狙撃による支援を担当。狙撃の腕はプロ級だが、極度のあがり症ゆえにミスをすることも多々ある。 料理も上手く、1巻で桜花の歓迎会を開いた際は、ケーキを作製し、タケルと斑鳩に誉められた。人目さえ気にしていなければ、狙撃の腕はずば抜けており、アーサーとの戦いの際は、高速で接近戦を行うタケルに当てることなく完璧な援護をやってのけた。また、片目を怪我した状態で英雄化したホーンデッドにも命中させた。ババ抜きが弱く、それを逆手にとられて、賭けで無茶ぶりさせられることもある。ロリ巨乳(マリ談)。 卒業後、エグゼの予備隊員になる。 杉波 斑鳩(すぎなみ いかるが) 声 - 白石涼子 本作ヒロインの1人。人為的な遺伝子操作によって、培養器で作られたアルケミスト社の「作られた天才(デザイナーズチャイルド)」。遺伝子上は伊砂の異父姉妹で母は、アルケミスト社CEO・杉波朱雀(すぎなみ すざく)、精子提供者はパラケルスス。整備開発は天才的だが、兵器の開発などにしか興味がない。新型のドラグーンのお披露目があった際は興奮し、自身を変態と認めるほど。ハッキングをして、他の小隊の情報を得ることもある。 胸の谷間にダークエルフの細胞を移植しており、戦闘の際にはダークエルフと化して、魔法を使役することもできる。 すげー巨乳(マリ談)。 卒業後、対魔導学園で管理主任の役職に入りキセキやカナリアの生活を支えている。 二階堂 マリ(にかいどう マリ) 声 - 伊藤かな恵 本作ヒロインの1人。古代属性保持者(エンシェントウィザード)の魔女。極光の魔女や不殺の魔女と呼ばれている。所持古代属性魔法は『極光』。 幻想教団の協力者であったがホーンデッドに渡されていた「呪符の忘却」によって記憶を失ったところを、颯月により対魔導学園に入学させられた。 対魔導学院初の魔女での入学生である。魔法は人を救えると考えており、魔法を憎む桜花とは折り合いが悪く顔を合わせれば口論に発展する。 2巻のラストにて、正式に対魔導学園に入学を果たすが、小隊参加は認められなかったため、35試験小隊には参加していないが、遊びにきている。アニメ版では小隊の一員として活動している。貧乳であり、実際に気にしている。 卒業後、対魔導学園で魔法学の教師になる。 ラピス 声 - 野水伊織 表向きはタケルの妹とされている。その正体はレリックイーター《宿り木(ミスティルテイン)》である。 正式名称は「The Malleus Maleficarum Type-Twilight "Mistilteinn"」でラピスラズリが意思名。 無表情で無口の瑠璃色の服を着た少女で所有者の側に居たがる性質とのこと(颯月談)。刀剣類ならば自在に姿形を変えることができる。 颯月の案によりタケルをお兄ちゃんと呼ぶ。誰もいない際は宿主と呼ぶ。最初は剣の形状だったが、先代草薙ミコトの死によってミコトと同じ姿になった。 再契約後、小隊のメンバーと仲良くしている所を嫉妬したり、限定神狩り化の願いを拒んだり人間味のあるところも出ている。 颯月を倒し崩壊を止めるためタケルと別れ、自ら神になった。 カナリア 声 - 田中あいみ(幼少期 - 設楽麻美) もとは「幻想教団」(ヴァルハラ)所属のハーフウッドエルフ。正体は、斑鳩がわざと失敗した研究で復元されたエルフ。斑鳩がアルケミスト社を脱走した後、伊砂によって育てられた。草薙オロチからはデガラシと呼ばれ、諸刃流も使える。半壊した神器レーヴァテインの所有者だが神狩り化はできない。 大戦後、タケルに諸刃流の奥義を教わる条件で渋々「対魔導学園」に入学する。
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