かい‐てい【海底】
ハイテイ【海底】
海底 ハイテイ 一翻役
海底 ハイテイ
海底
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 06:21 UTC 版)
海底(かいてい)とは、海の底のことである。より厳密には、海中の地殻やその上層の地面を指す。
- ^ 満田豊他著 『海のなんでも小事典』 講談社ブルーバックス 2008年3月20日第1版発行 ISBN 9784062575935
- ^ https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAIYO/iroiro/press_H14_tokachi_plan/tokachi_kouhou.html
- ^ https://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20170403/ 海底ごみの映像や画像を集めた「深海デブリデータベース」を公開 ~深海に沈むごみの情報を公開し、海洋環境に関する課題解決に貢献~(2017年4月3日プレスリリース)
海底
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:00 UTC 版)
海洋底の骨格となる構造は、アイスランドから南緯58度まで大西洋のほぼ中央部を南北に約16000kmに渡って連なる大西洋中央海嶺である。なお、海嶺(海底にある山脈)の頂部の平均水深は2700mである。地質時代にプレートの運動によって南北米大陸と欧州・アフリカ大陸が分裂し、大西洋海底が拡大していった。中央海嶺はマントルからマグマが噴き出た場所である。太平洋と比較すると、海嶺(大西洋中央海嶺を除く)や海山の発達に乏しい。大西洋はほぼ大西洋中央海嶺の働きだけで形成された大洋であり、このため両岸の海岸線は海嶺が形成されて分裂する前の形状を残している。この海岸線の類似は、アルフレート・ヴェーゲナーに大陸移動説を発想させ、プレートテクトニクス理論を発達させる契機となった。 海底に泥や砂あるいは生物遺骸が堆積しているのは、他の大洋と同様だが、大西洋は他の大洋と比べて、水深の浅い場所が多い。大西洋の沿岸部では河川などによって陸から運ばれた物質が溜まって、厚く堆積している。そして沖合(遠洋)には、粒子の細かい赤色粘土、軟泥(プランクトン死骸など)が堆積している。こうした大西洋の堆積物は、最大で約3300m堆積している。大西洋の堆積物は、太平洋の堆積物と比べると非常に厚い。この理由としては、太平洋に比べ大西洋が狭く、堆積物の主な供給源である陸地からどこもあまり離れていないこと、太平洋に比べて注ぎ込む大河が多い上に、河川の流域面積も広く、河川が侵食して運搬してきた大量の土砂などが流れ込むこと、などが挙げられる。大西洋に流れ込む河川中でもっとも土砂の流入量が多いのはアマゾン川で、年に14億トン以上の土砂を大西洋に運び込む。 また、海底にはマンガン団塊のような自生金属鉱物も見られる。マンガン団塊は大西洋の深海部に広く分布するが、なかでも南大西洋に多い。
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海底
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 09:19 UTC 版)
南極海の海底は、南極大陸の大陸棚部分を除けば、広い海盆によって取り巻かれている。南極半島から延びるスコシア海嶺は南緯60度付近まで伸び、その東側には大西洋・インド洋・南極海盆が広がる。この海盆は文字通り、大西洋南端の中ほどからインド洋南端の中央部まで広がっている。この海盆は北のケルゲレン諸島から延びるケルゲレン・ガウスベルグ海嶺によって終わる。この海嶺の東側には東インド洋・南極海盆が広がるが、この海盆はインド洋東部南端に広がっている。北のニュージーランドから延びてくるマックォーリー・バレニー海嶺で、この海盆は終わる。マックォーリー・バレニー海嶺の東側には太平洋・南極海嶺が東西に延びるが、この海嶺はやがてアムンゼン海の北付近でより北へと延びていき、かわって太平洋・南極海盆が広がる。この海盆の東端は南極半島とスコシア海嶺である。 南極海の海底には、陸地から流出した堆積物が厚く堆積している。他大洋と違い、この堆積物は河川から流入したものではなく、氷河から流入したものである。南極大陸の厚い氷床から張り出した棚氷は氷山となって南極海へと流れだすが、この氷山には氷床の下の大陸から削り出された石や砂が多量に含まれている。氷山は南極海内にてほぼ溶けるが、この際に氷山に含まれていた石や砂も海中に放出され、その下の海底へと堆積するのである。氷山が筏の役割を果たすため、河川からの堆積物に比べ氷山からの堆積物はより陸地から離れたところにまで到達する。河川による堆積物は川を流れていく最中で細粒化され細かい泥となって堆積するが、氷河ではそういった細粒化の働きが小さいため、氷河からの堆積物は礫から細かい砂にいたるまでさまざまな大きさのものを含み、均一化されていない点に特徴がある。この氷河堆積物地帯は、南極大陸をぐるりと取り囲んでおり、南極大陸からおよそ1000km沖合にまで厚く堆積し層をなしている。この氷河堆積物地帯の北側には、珪藻を起源とする軟泥が、やはり南極大陸を取り巻くように分布している。他大洋と違い、南極海に接する大陸は南極大陸のみであり、南極大陸には流水がほぼ存在しないため、南極海に流入する恒久河川は存在しない。また、南極海沿岸のほとんどは氷におおわれているため、波による海岸の浸食がほとんど存在しないことも特徴である。
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海底
「海底」の例文・使い方・用例・文例
- 潜水艦を無事に海底に着地させる
- 海底電信で
- 船は海底に沈んだ
- 海底地震
- 海底火山
- 海底にトンネルを掘る
- 彼らは海底の岩石を調べるためにコア掘りを行った。
- 日本で起きた壊滅的な津波は巨大な海底地震によって引き起こされた。
- 政府は鉱産物の豊富な海底を調査した。
- ダイビングをして海底の遺跡を見るべきだよ。
- 海底調査をするために50メートルの深度に耐えられる水中カメラを作った。
- その建築物は、50年前に海底で見つかりました。
- 北海の海底で石油が発見されている。
- 彼は海底で新しい生活を楽しんだ。
- 太陽に浮かぶほとんどの島は地図に示されているが、海底は一般には知られていない。
- 船底が海底に当たった。
- 船は海底に沈んだ。
- 人間はこれまでに最も高い山々に登ったこともあるし、海底を歩いたこともある。
- 海底油田の開発をしたい。
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