近年のあゆみ
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飯田中央劇場・飯田名画座は、1990年代初頭に飯田千劇1・2に改称した。1994年には飯田千劇1・2から飯田千劇シアター1・2に改称している。1999年(平成11年)5月1日には、2階のカラオケ店跡地を利用して60席のシアター3がオープン。縦2m×横4mのスクリーン。初作品は『恋に落ちたシェイクスピア』。234席のシアター1、167席のシアター2に次いで3スクリーン目。 2001年(平成13年)から飯田市で活動する市民団体「イイダウェーブ」は、2003年(平成15年)からセンゲキシネマズで定期的に映画鑑賞会を開催している。年会費は3000円、1か月に1作品を上映し、2011年度は『道』(1954年・イタリア)、『勝手にしやがれ』(1959年・フランス)、『ファニーとアレクサンデル』(1982年・スウェーデン)『めし』(1951年・成瀬巳喜男監督)、『おかあさん』(1952年・成瀬巳喜男監督)、などを上映した。 2007年(平成19年)1月2日・3日、飯田商工会議所と飯田市商店街連合会は、バスで飯田市中心市街地を訪れた人に500円分の映画館入場料割引券を配布する取り組みを行った。中心市街地の賑わい復活を目的としており、割引券は飯田トキワ劇場と飯田センゲキシネマズで使用できる。2006年(平成18年)秋から2007年初夏まで、伊那谷では同地の農村歌舞伎をテーマとする『Beauty うつくしいもの』(後藤俊夫監督)のロケが行われた。2008年(平成20年)5月10日からは同作品が飯田センゲキシネマズと長野ロキシーで全国初上映された。2008年11月19日には若松孝二監督作『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』の先行上映会があり、同時に若松の講演会も行った。地元の長野県で上映したいという若松の要望から実現した上映会・講演会であり、22日からは3週間に渡って通常の上映が行われた。 下伊那郡大鹿村を舞台とする阪本順治監督作『大鹿村騒動記』は、2011年(平成23年)7月16日から2012年(平成24年)5月6日まで約10か月間に渡って上映され、これは本作品において日本一のロングラン上映であった。最終日にも大鹿村の柳島貞康村長を含む40人が訪れ、上映終了後には拍手が起こった。2012年2月時点で、『大鹿村騒動記』の館別観客数ではシネコンの丸の内TOEI(東京都中央区)に次いで全国第2位であり、シネコンのなんばパークスシネマ(大阪市)をも上回る人気だった。大鹿村の名を広めた功績を称えられて大鹿村から感謝状を贈られている。 2014年(平成26年)11月29日、『ふしぎな岬の物語』の成島出監督、飯田出身の長沼六男(撮影監督)、飯田育ちの安川午朗(音楽)が舞台挨拶を行い、主演の吉永小百合のビデオメッセージが投影された。下伊那郡阿智村で撮影された『望郷の鐘』は、同年12月6日の公開開始から2015年(平成27年)4月中旬まで上映され、日本一のロングランとなった。また2017年(平成29年)7月2日には、『八重子のハミング』の佐々部清監督、同作出演の女優・月影瞳(上田市出身)が舞台挨拶で来館している。 諏訪市などで撮影された『瞬間の流レ星』(菅原達郎監督) は、センゲキで2018年(平成30年)3月4日にプレミアム上映会が、同年6月29日からロードショー上映が行われた。プレミア上映会では出演した増田有華、生田佳那(安曇野市出身)、高山猛久(諏訪市出身)らが、ロードショー上映初日には出演した勇翔(BOYS AND MENメンバー)、主題歌を手掛けた飯田出身のシンガーソングライター・タテタカコらが舞台挨拶を行っている。 2020年(令和2年)は春先から拡大した新型コロナウイルス感染症の影響で、トキワ劇場と共に4月17日から5月14日まで1か月の間、臨時休業を余儀なくされた。 西側部分のファサード 東側部分のファサード
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近年のあゆみ
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飯田常盤劇場は1990年代末以降に飯田トキワ劇場1・2に改称した。1997年(平成9年)末に公開された『タイタニック』(ジェームズ・キャメロン監督)の公開開始当初はさほど客入りがよくなかったが、1998年(平成10年)2月以降は平日もすべての回で満席になるほどの盛況ぶりで、結局は1年以上に渡って上映をつづけた。2002年(平成14年)10月から11月に上映した『阿弥陀堂だより』(小泉堯史監督)は北信の飯山市を舞台にしている。トキワ劇場では上映開始1か月で千数百人を集め、全国4位の興行成績を記録した。2003年(平成15年)7月12日には3スクリーン目として3号館を新設した。3号館は55m2で30席のこじんまりとした館であり、長野県松本深志高等学校を題材とした『さよなら、クロ』(松岡錠司監督)が初上映作品となった。 2003年10月11日には映画館転身65周年を記念して、映画評論家のおすぎを招いたトークイベント「おすぎのおしゃべり映画館」を開催した。トキワ劇場とつながりの深い三重県の映画館を通じておすぎの招聘が実現。おすぎが飯田市を訪れるのは初めてだといい、「地方でも個人でこれだけ頑張っている。もっと映画館に足を運んで映画を見て」などと熱っぽく語った。2004年(平成16年)10月22日にもおすぎを招いて再び「おすぎのおしゃべり映画館」を開催し、おすぎお勧めの『蕨野考』(恩地日出夫監督)を上映した。 2005年(平成17年)2月にはアフガニスタンのタリバン政権時代を描いた『アフガン零年』を上映し、売り上げの一部をスマトラ沖地震被災地のために国連児童基金(ユニセフ)に寄付した。2007年(平成19年)1月2日・3日、飯田商工会議所と飯田市商店街連合会は、バスで飯田市中心市街地を訪れた人に500円分の映画館入場料割引券を配布する取り組みを行った。中心市街地の賑わい復活を目的としており、割引券は飯田トキワ劇場と飯田センゲキシネマズで使用できる。 2010年(平成22年)には第33回日本アカデミー賞を受賞した『沈まぬ太陽』を上映し、2月14日には撮影を担当した長沼六男(現在の飯田市にあたる下伊那郡上久堅村)と若松節朗監督によるトークライブを開催した。2014年(平成26年)6月には、長野県飯田長姫高等学校の第26回選抜高等学校野球大会優勝時(1954年)に撮影されたフィルムが堀秀麿支配人の自宅で偶然発見された。このフィルムは常盤劇場創設者の堀保麿が専門家に撮影を依頼したとされており、7月12日から17日に上映会を行った。2015年(平成27年)にはフィルムをDVD化して飯田市立中央図書館に寄贈した。2017年(平成29年)に『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(三木孝浩監督)を上映した際には、愛知県名古屋市から毎週訪れて1日2回見て帰る客もいたという。
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