近年のできごと
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欧州憲法条約が発効していれば、欧州の歌は欧州旗などとともに欧州連合のシンボルとして基本条約上の正式な欧州連合の歌となるはずであったが、条約の批准が断念され、その代替となるリスボン条約ではシンボルについての規定が省かれている。ただしリスボン条約には宣言書が添付されており、そこには16の加盟国が公式に欧州連合のシンボルを認証することがうたわれている。これに対して欧州議会は公式の場など、欧州の歌を使用する機会を増やしていくことを決めている。2008年10月、欧州議会は選挙直後や本会議の開会において欧州の歌を演奏する議院規程を改定した。
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近年のできごと
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「ヨーロッパのシンボル」の記事における「近年のできごと」の解説
「 (日本語仮訳)ベルギー、ブルガリア、ドイツ、ギリシャ、スペイン、イタリア、キプロス、リトアニア、ルクセンブルク、ハンガリー、マルタ、オーストリア、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スロヴァキアは、青地に12個の金色に輝く星環が描かれた旗、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第9番から「歓喜の歌」を基にした曲、「多様性における統一」という標語、欧州連合の通貨であるユーロ、5月9日のヨーロッパ・デーはこれらの国にとって、欧州連合における市民共同体の意義と、欧州連合に対するこれらの国の恭順を表現するものであり続けることを宣言する。 」 —リスボン条約付属第52宣言書 発効が断念された欧州憲法条約では旗、標語、歌、ユーロが欧州連合の正式なシンボルとして法文化されることになっていた。その代替策であるリスボン条約ではシンボルについて触れられておらず、ただユーロのみが連合における正式な通貨として言及されている。しかしながらリスボン条約でシンボルについての規定が削除されたにもかかわらず、欧州連合のシンボルは従来と変わらず用いられている。イギリスのような一部の国では国旗を法的な形で採択していないが、事実上の国旗として使っているところもある。 シンボルについてはリスボン条約の本文中で言及されていないが、16の加盟国による旗などのシンボルに関する宣言書ではリスボン条約の最終規定で旗、歌、標語、通貨、ヨーロッパ・デーについて「欧州連合における市民共同体の意義と、欧州連合に対するこれらの国の恭順を表現するものであり続ける」とうたっている。 欧州議会はリスボン条約からシンボルについての規定が削除されたことに反対しているが、議会はシンボルの使用を率先するべきだという欧州議会議員ヨー・ライネンの提言を受けて、欧州旗などのシンボルを議会においてより多くの機会で使うという提案を支持している。2008年9月に欧州議会の憲法問題委員会はシンボルをより適切に使用するための議院規程の改定を提案した。その内容は、本会議場に限らずすべての会議室や公式の場において欧州旗を掲揚する、選挙直後の議会召集および本会議の開会時に欧州の歌を演奏する、すべての議会文書に標語を印字する、議会でヨーロッパ・デーを正式に認証する、というものである。2008年10月8日にこの案件は賛成503、反対96(棄権15)で可決された。
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