入場料割引
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/01 03:52 UTC 版)
映画の日は、興行を行う側の全国興行生活衛生同業組合連合会も映画産業団体連合会と協力して、1980年代より映画入場券の割引サービスなどを映画の日の事業として実施している。 古くは宮城県環境衛生同業組合において映画の日に入場料金の半額サービスを行い、北海道でも半額サービスを行っていた。1981年に東京都興行生活衛生同業組合長で全興連の会長でもあった山田敏郎大旺映画社長の尽力により、東京都内全252館の半額サービスが決定。これに追随して21都道府県、全国の映画館の3分の2にあたる約1,500館が入場料金の半額サービスを行い、初めて全国的な展開がなされた。その結果、映画の日は観客動員が4倍、興行収入が2倍という成果を見せた。この成果を重視し、山田全興連会長が岡田茂日本映画製作者連盟会長や各映画会社の了解を取り付け、翌1982年には6月、9月が、1983年には3月がサービスデーに加わった。1980年代半ばには1月1日と3、6、9月の第1水曜日を「映画ファン感謝デー」とし、これに映画の日を加えた年5回の入場料金を700円(のちに1000円)とする形で定着した。 1997年に全国興行生活衛生同業組合連合会は、それまで全国一律だった映画サービスデーを12月1日のみを全国一律にし、12月1日以外のサービスデーは各都道府県の支部が自由に決定できるようにした。1990年代以降は、ほとんどの地域において毎月1日を「映画サービスデー」として入場料金の割引サービスが行われている。東京都での割引サービスは、2003年3月までは、12月1日と12月以外は第1水曜日だったが、2003年4月以降は、他の地区と同様毎月1日となった。 このような12月1日以外の割引サービスの日を「映画の日」と称する場合もあるが、それは割引を行っている劇場または組合に限ったものである。 元々は、リュミエール兄弟がシネマトグラフによる有料上映を行った1895年12月28日にちなんで設置されていた[要出典]。この12月28日は、現在「シネマトグラフの日」とされている。
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