竹良の高校の関係者
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「青春デンデケデケデケ」の記事における「竹良の高校の関係者」の解説
内村百合子 竹良が高校1年時のクラスメイトで隣の席だった。竹良曰く「ファン第一号」。竹良が描いたギターの絵を気に入り、自身のノートに同じ絵を描いてもらった。巧と石川恵美子の件では、バンドメンバーに協力して連絡係を務めたりした。竹良曰く「ゲラ子」(よくしゃべる子)。 羽島加津子 百合子の親友で、ともに「ちょくちょく練習を見にくる」関係。石川恵美子の件では百合子とともに協力した。竹良によると百合子同様「ゲラ子」。映画版では楽器・レコード店「神戸屋」の娘という設定になっている。西郷輝彦のファン。 唐本幸代(とうもとゆきよ) 竹良の同級生。原作では2年生の頃に百合子・加津子と親しくなり、彼女たちに比べて「無口でおとなしい感じがする」と記されている。3年の夏休みの終盤に突然、水着と二人分の弁当を持って竹良の家を訪れて海水浴デートに誘った(「高校最後の夏の思い出を作りたい」と富士男に相談して実行したもの)。 映画版では天真爛漫で無邪気な性格に描かれている。原作では百合子・加津子と合わせて「三人娘」「三人組」と表記され、この三人は「ウエスト・ビレッジ」の開店イベントに招待されたり、文化祭の時にコンサートのポスターを制作したり、差し入れを持ってくるなどバンドメンバーと親しい間柄として設定されている。 引地めぐみ 竹良の同級生。清一に好意を寄せており、バイト帰りや自宅前で待ち伏せするなど今で言うストーカーのようなことをしている(富士男に相談した結果の行動)。白井の兄ちゃんいわく「八百屋お七のような女の子(おなごのこ)」。 良家の御令嬢の如く、服・靴・リボンなど全身真っ白なファッションに身を包み、いつも白い小型犬(スピッツ)を連れている。 百合子たちの言葉によれば「ホルモンの出し過ぎ」で「女(おなご)くさ過ぎ」ているため同級生の女子生徒からはあまり良く思われていない。 富士男が彼女に清一を諦めさせるため、「竹良と清一は同性愛じゃ」と吹き込んだ際、「あんじゃる~~(讃岐弁で「気持ちが悪い」という意味)!!」と叫んで、「つばを吐きながら 帰って行きよった」とのこと。その後、様々な恋愛事件を引き起こした後に成人後の同窓会では、市内のスナックに彼女のキープボトルが置いてあり、「あんじゃる~」と言われる事もなく、竹良とデュエットした事が明かされている。映画版では、高校時代から約20年後に3人の男の子の母親となり、“観音寺の夜の女王”の異名で呼ばれている。 石川恵美子 巧の2年生時のクラスメートで初恋相手。偶然巧とぶつかり、その拍子にキスをする形になってしまう(原作では校内の廊下、映画版では八幡宮の祭)。しかしその時の状況を聞いた富士男によると「それは事故じゃ!キスと違う」と言われている。同級生によると三田明が好きとのこと。このため、『ロッキング・ホースメン』のメンバーは『美しい十代』を覚えてバンドの練習や「ウエスト・ビレッジ」の開店イベントに誘ったが、ついに応じなかった。3年生の文化祭コンサートには姿を見せている。映画版では、その後結婚して2児の母になる。 鳥尾光友 第二軽音楽部で竹良たちの1年後輩。竹良たちが3年生のときに、文化祭のコンサートで生徒会に便宜を図らせるという富士男の思惑により生徒会長に立候補させられ、これまた富士男の工作により当選した。原作のみの登場。 1年生の女子生徒 竹良と巧が高校最後の文化祭前日に出会ったファンの女の子。「明日がんばってください」と激励する。原作では考古学クラブに所属。 伊藤昌江(棚口京子) 竹良たちが3年生の時の生徒会副会長。文化祭前夜の点検中に誤って非常ベルを押してしまう。映画版では名前が「棚口京子」に変更された。 寺内先生 竹良の高校の英語教師。原作では竹良の2年生の時の担任。大阪の外語大卒業で、地元出身。「仮定法はウソ、直説法はホンマ」といった「明快に益荒男ぶりの英語」を教える。知人の結婚式(後述の通り、原作と映画版では設定が異なる)の宴席で、酔って「銀座九丁目水の上」(神戸一郎)を歌い踊っている最中に突如暑さを訴えて苦しみだし、「暑くて息ができん!」という断末魔を残して急逝した(時期は原作では2年生の6月、映画版では3年生の文化祭前の秋)。富士男によると元々心臓が弱かったとされる。妻帯者で(映画版では、竹良は寺内の葬儀の日まで結婚の事実を知らなかった)、原作では入れ歯も使用している。過去に進駐軍で仕事をしていた関係でもらった洋楽の楽譜を亡くなる直前に竹良にプレゼントした。映画版では、時代背景的にまだまだロックバンドには偏見もある中、竹良たちのバンド活動にも比較的寛容な態度を見せ、竹良たちにバンドを部活動(第二軽音楽部)にするよう提案し、その顧問になっている(これらの設定は、原作では後述の佐藤先生のエピソード)。 桃子先生 竹良の高校の音楽教師。映画版のみの登場。寺内から密かに好意を寄せられているが気づいていない。映画版では竹良が1年生の頃に職員室で寺内の斜め向かいの席に座っており、ある時寺内が「長崎の女」を口ずさんだ所に居合わせ微笑えましく聞き入る。 佐藤先生 竹良の高校の音楽教師。原作のみの登場。「芸大出の江戸っ子教師」で、ジャズバンドでサクソフォーンを演奏していた経歴も持つ。練習場所に困っていた竹良に、『ロッキング・ホースメン』を部活にする提案をして校内の練習場所を世話し、第二軽音楽部の顧問にもなっている(話が出た時期は竹良が2年生の「夏休み明けの、ある日の授業のあと」と記されている)。文化祭コンサートのときには終わったあとメンバーに「よかったぞ!」「驚いたよ、ほんとに。大したやつらだな、君たちは!」と称賛した。 臼田(臼井)先生 竹良の高校の社会科教師。原作では竹良が1年生の時の担任。姓は原作が「臼田」、映画版が「臼井」。原作では髪を伸ばし始めた竹良に「どこのへんど(乞食)の子ぉぞ?」と冗談を言い、映画版ではロックに夢中で授業に集中していない竹良(百合子のためにギターの絵を描いていた)を注意する。後に高校の文化祭では前日から泊まりがけで準備する竹良たちを見まわりに来るなど応援している。 川崎先生 竹良の高校の数学教師。原作のみの登場。原作では、竹良はこの先生の授業中に百合子の求めに応じてギターの絵を描いたが、生徒の方には向かずに授業していたため、注意は受けなかった。 岩田峰男先生 竹良の高校の社会科(世界史)教師。原作のみの登場で、寺内先生の後任で竹良のクラスの担任となる。一時期、竹良の父と同じ学校に勤めていたことがある。原作のみの登場。 小川民吉先生 寺内先生の後任の英語教師。竹良の母を女学校で教えていたことがある。原作のみの登場。
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