生産車ノート
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「シボレー・コルヴェア」の記事における「生産車ノート」の解説
モデルイヤー生産台数ベース価格注釈1960年 25万3,268台 1,984-2,238 US$ 導入時は500と700の4ドア・セダンのみ;500と700のクラブ・クーペが1960年1月に導入;95 hp (71 kW) の「スーパーターボ・エア」高性能エンジンのオプション、4速MT、燃焼式ヒーターがオプション、荷室内のスペアタイヤ、自動チョーク付きのモンザ クラブ・クーペが1960年春に導入。導入直後の米国の鉄鋼産業のストライキの影響で販売が妨げられたことで新しい1960年モデルは品不足。モンザは「細い」1-in 幅のホワイトウォールタイヤを履いた初のシボレー車となる。 1961年 33万7,371台 1,920-2,331 US$ レイクウッド ステーションワゴン、グリーンブライア、コルヴァンとロードサイドとランプサイド ピックアップが追加;145 cu in エンジンとオプションの3速MT;1961年半ばでオプション設定された全天候型エアコンを装備しない車のスペアタイヤが後部エンジンルームへ移設。手動チョーク。初めて丸1年生産されたモンザは販売面で成功を収め、後にコルヴェア モンザがカバーしていない市場を侵食することになるファルコン スプリント後にマスタングをフォード社が開発する後押しをすることとなる。 1962年 33万6,005台 1,992-2,846 US$ 1962年半ばにモンザ コンバーチブルとターボチャージャー付きモンザ スパイダーが追加。前輪のアンチロールバー付きのヘビーデューティ仕様のサスペンションがオプション、リアアクスル・リミット・ストラップ、ポジトラクション・デフ、新しいモンザの全面を覆うホイールカバー、ケルジー・ヘイズ(Kelsey Hayes)のノックオフ式ワイヤーホイールといったものがオプション装備に追加。モンザ ワゴンが挿入され500 ワゴンが廃止され、ワゴンから「レイクウッド」の名称が外される。コルヴェアとシェヴィーIIの生産数確保のため1962年半ばでステーションワゴンが廃止。 1963年 28万8,419台 1,982-2,798 US$ 自動調節式ブレーキと細かなエンジンの改良(ベルトガイド、オイルクーラーの改善)、新しいモンザの加飾、ロードサイド ピックアップが廃止。 1964年 21万4,483台 2,000-2,811 US$ 164 cu in に拡大されたエンジン、横置きのリーフスプリングの追加とコイルスプリングの刷新で改良された後輪サスペンション、前輪のアンチロールバーが標準で追加、放熱フィン付き後輪ブレーキドラム、新しい全面を覆うホイールカバー。モンザを販売の中心とするために新しいモンザの加飾とホイールアーチの飾り、ランプサイド ピックアップの最後の年。 1965年 24万7,092台 2,066-2,665 US$ デザインの一新、全く新規のフィッシャー部門製Z-ボディ、全モデルがハードトップ仕様、700シリーズは廃止、コルサ シリーズがモンザ スパイダー シリーズを代替;年の半ばで1,528台を生産してグリーンブライアだ廃止;前輪と後輪の完全に設計しなおされた独立懸架、改善されたヒーターとエアコン、数々の細かなエンジンとシャーシの改良。年の半ばで約25%スプリングレートを高めた特性スプリング、特性ショックアブソーバー、ギヤ比16:1 のステアリングボックスと特性ステアリングアームを含むZ17「ステアリングとサスペンション」オプションを導入。新たなオプションは140 hp (100 kW) エンジン、伸縮式ステアリングコラム、AM/FM、FM ステレオ、粉塵制御用のエンジンシュラウドのヘビーデューティ仕様オイルバス・エアクリーナーの前洗浄機能。車体前面のシボレーのエンブレムは赤に塗装。 1966年 10万9,880台 2,083-2,682 US$ 3速と4速のシンクロメッシュMTの改善;コルサ シリーズの最終年、カナダのオシャワでの生産最終年。1965年遅くの改良でステアリングシャフトにUジョイントの追加と衝突によるステアリングコラムの突出の危険を減らすために床部の補強。5/8-in の細いホワイトリボン入りタイヤが7.00-13 から 6.50-13 へサイズを拡大。新しい「スポーク」スタイルのホイールカバーが全車に。車体前面のシボレーのエンブレムが青色へ(生産終了までこの色のまま)。ヘッドレスト、ショルダーベルト、4スピーカーのデルコ製FMステレオ・マルチプレックス、後部の電動アンテナ、マグ・スタイル(N96)ホイールカバーが新しくオプションに加わる。 1967年 2万7,253台 2,128-2,540 US$ 4ドア・ハードトップ セダンの最終年、GMエナジーアブソービング・ステアリングコラム、強化ドアヒンジの導入、導入当初には110 hp (82 kW) エンジンはオプションのみ、結局140 hp (100 kW) 版はCOPO 9551"B"の限定生産車として本社受注分のみ。新しい「セーフティ」パワーグライド用シフトノブ、ショルダーベルト用取り付けポイントを追加。500には新しいデザインのスタンダード・ハブキャップ。テールライトのレンズ内側のクロームリングが幅広に。速度警告、デルコ・ステレオテープ・システムがオプションに追加。 1968年 1万5,399台 2,243-2,626 US$ 全てのモデルにエアインジェクション・リアクターが標準装備に、140 hp (100 kW) エンジンが通常生産モデルのオプションとして再設定、全天候エアコンのオプションが廃止、マルチプレックス・ステレオのオプションが廃止;気化燃料のリターンパイプとイギニッションキー警報ブザーが新しく標準装備に。1968年1月1日以降は前席ショルダーベルトが標準に、後席分は全モデルにオプションで設定。サイドマーカーランプ(前は橙電球に透明レンズ、後は赤レンズ)が全モデルのフェンダーに追加。ダッシュボード中央部の詰め物が新しく、ダッシュボード上辺の詰め物が厚く、モンザのハンドルのスポークがアルミ磨き出しに(クロームから変更)。 1969年 6,000台 2,528-2,641 US$ 1969年5月まで生産された最後のモデルイヤー。6,000台のコルヴェアの内521台がモンザ・コンバーチブル;マイナーチェンジ;MT車でクラッチケーブルの設計を変更、新しいヘッドレストが付いた幅広のバケットシート、拡大されたバックミラー、前輪のブレーキホースの改良。前部マーカーランプが橙レンズに透明電球へ('68年モデルと反対)。140 hp (100 kW) エンジン、F41「特製サスペンション」、N44「クイックレシオ・ステアリングギアボックス」。ポジトラクション・デフと伸縮式ステアリングコラムはオプションに残される。内装の窓用ノブが透明色に。豪華版のハンドルがオプションから廃止。最後の数ヶ月で生産された車は工場内の生産ラインから外れた特別の区画でハンドビルトで組み立てられる。 合計183万5,170台
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