ストライキの影響
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「2007年-2008年全米脚本家組合ストライキ」の記事における「ストライキの影響」の解説
ストライキにより、真っ先にテレビのトーク番組が被害を受けた。CBS、ABC、NBC、FOXの四大ネットワークの人気トーク番組が次々と収録中止に追い込まれ、各放送局は過去に収録した回の再放送を行った。また夜の人気トーク番組の視聴率が軒並み下降し、その後も人気テレビドラマシリーズや大作映画の製作が次々と延期された。 長引くストライキは雇用にも影響し、1月初旬にワーナー・ブラザースは1000人の社員を一時解雇、その他のスタジオも契約している脚本家やプロデューサーを次々と放出した。 2008年1月7日に予定されていた第65回ゴールデングローブ賞と、第34回ピープルズ・チョイス・アワードの授賞式はストのため中止、第80回アカデミー賞は授賞式前にストが終結したため、影響を免れた。 ロイター通信は、テレビ番組や映画の製作が集中するロサンゼルス郡が被った経済損失は、20億ドルに上ると推計し、ロサンゼルス・タイムズ紙は32億ドルに上るとしている。 2008年6月5日、米シンクタンクのミルケン・インスティテュートは、ストライキの影響が2008年末まで続き、37700もの職が失われ、損失額は21億ドルになるだろうと報告書に発表、各業種の損失額は、情報・レジャー・宿泊業が2億8230万ドル、サービス業が3億6670万ドル、運輸・通信・公益事業が3億1140万ドル、金融・保険が3億2780万ドル、教育・医療が9860万ドルとしている。
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