海経とは? わかりやすく解説

海軍経理学校

(海経 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 18:54 UTC 版)

海軍経理学校(かいぐんけいりがっこう、旧字体海󠄀軍經理學校󠄁英語: Naval Paymaster's School[1][2], Naval Accounting School等)とは、大日本帝国海軍庶務会計被服糧食を受け持つ主計科[3]要員育成のために置かれた軍学校としての養成学校である。主計科士官の基礎教育を行う初級士官養成校の機能と、主計科の専門教育を主計科士官および下士官に施す術科学校としての機能を兼ね、さらに研究機関でもあった。1907年(明治40年)に創設され、第二次世界大戦終結後に日本海軍が解体されるまで続いた。主要校舎所在地は現在の東京都中央区築地海軍兵学校および海軍機関学校とならぶ旧海軍三校の一つである。通称・略称として海経と呼ばれる事例もある。


注釈

  1. ^ 主計科士官になれば最前線で死ぬ可能性が多少なりとも低くなるため、兵役逃れの意味合いもあった。艦船勤務であっても、艦橋で戦闘記録を執るため戦死率も上がった一方、艦船が沈没する際には軍医と共に真っ先に記録書類を抱えて逃げることが使命となっており、また、後方勤務で兵器工場などの監督になることも多かったため、総合的に判断すれば他の科と比べて戦死率は極めて低かった。機関科将校は兵科将校との区別が段階的に撤廃されたが(海軍機関科問題)、主計科士官は敗戦に至るまで戦闘要員の「将校」とはされず「将校相当官」であった。

出典

  1. ^ 『英和陸海軍兵語辞典』明治43年
  2. ^ 『英和海軍術語辞彙』明治44年
  3. ^ 伊藤隆(監修)、百瀬孝(著) 『事典 昭和戦前期の日本 制度と実態』 吉川弘文館1990年ISBN 4-642-03619-9、355ページ。
  4. ^ a b c d 海軍経理学校の歴史」『御楯橋をわたって
  5. ^ 雨倉(2007年)、294頁。
  6. ^ 雨倉(2007年)、297頁。
  7. ^ はじめに」『御楯橋をわたって
  8. ^ 雨倉(2008年)、187-191頁。
  9. ^ 雨倉(2007年)、304-305頁。
  10. ^ 雨倉(2007年)、299-300頁。
  11. ^ 雨倉(2008年)、116-118頁。
  12. ^ a b 『官報』第3245号、大正12年5月26日。
  13. ^ 吉岡逸夫『政治の風格』高陵社書店、2009年、33頁。ISBN 978-477110973-5 
  14. ^ 中村方寿 「わが生涯のハイライト」『御楯橋をわたって
  15. ^ 秋元書房刊『海軍兵学校 海軍機関学校 海軍経理学校』、1971年、269頁。


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海経

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山海経」の記事における「海経」の解説

主に異国についての情報記している。五蔵山経に付け加えられたものである考えられる海外南経 西南の隅から東南の隅にかけて。 海外西経 西南の隅から西北の隅にかけて。 海外北経 西北の隅から東北の隅にかけて。 海外東経 東南の隅から東北の隅にかけて。 海内南経 東南の隅から西のようす。 海内西経 西南の隅から北のようす。 海内北経 西北の隅から東のようす。 海内東経 東北の隅から南のようす。 大荒東経 東の海のようす。日や月の昇る地域のようす。 大荒南経 南の海のようす。 大荒西経 西北の海のようす。日や月の入地域のようす。 大荒北経 東北の海の外のようす。 海内経 東の海内のようす。

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