かいめん‐たい【海綿体】
海綿体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/30 04:46 UTC 版)
海綿体(かいめんたい)とは、スポンジ状の勃起性組織である。男性の陰茎の勃起中には、陰茎海綿体のほとんどが、血液で占められる。女性の陰核(クリトリス)にも、これに相当する構造と機能がある。英語では、Corpus Cavernosum(複数形はCorpora Cavernosa)である。空洞状集合体を意味している。
女性 | 男性 |
---|---|
陰核海綿体 --陰核亀頭 --陰核体 --陰核脚(恥骨下肢へ) |
陰茎海綿体 --陰茎亀頭(傘の内側に進入) --陰茎体 --陰茎根(2つの陰茎脚、恥骨下肢へ) |
前庭球 (尿道海綿体ともいう) |
尿道海綿体 (前端)陰茎亀頭(傘の部分) (後端)尿道球 |
右の表では、発生学的に相同関係にある。
Corpus Cavernosum Penisは、陰茎海綿体。Corpus Spongiosum Penisは、尿道海綿体。
海綿体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 20:00 UTC 版)
詳細は「海綿体」を参照 陰茎の内部には、左右1対の陰茎海綿体と、その下側を通る尿道海綿体の、計3本の海綿体が通っている。2本の陰茎海綿体は根部で左右に分かれ、陰茎脚を形成しており、尿道海綿体は中に尿道が通っている。海綿体は、体内の会陰部から陰茎の先端まで続いており、陰茎の大半を構成している。陰茎の先端まで続いているのは尿道海綿体であり、根側では尿道球部を、先端では亀頭を形作っている。海綿体は白膜と呼ばれる強靱な膜で包まれ、それを更に陰茎筋膜、浅陰茎筋膜が包み、その外が皮膚となっている。 海綿体の内部は、蛇行する静脈洞が密集してスポンジ状になっており、副交感神経を通じて、陰茎深動脈からの血流が調節されている。性的興奮やその他の生理現象により、静脈洞への血流が多くなり、海綿体は血液で満たされて膨張して硬くなる。また、それと同時に海綿体表層部の導出静脈が圧迫・閉塞され、海綿体からの血液の流出が阻害される。これにより、陰茎全体も膨張して硬く変化する。これを陰茎の勃起と呼ぶ。勃起時に最も硬くなるのは陰茎海綿体であり[要出典]、精液通路(尿道径)の確保のため、尿道海綿体は比較的柔らかい。 「勃起」も参照
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