生徒教育
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 01:08 UTC 版)
生徒教育は、海軍兵学校と海軍機関学校と同様に、旧制中学校卒業者を採用して海軍生徒として教育する課程である。卒業後は、主計少尉候補生を経て主計少尉に任官される。採用生徒数は兵学校や機関学校に比べて少なく、一つの期の卒業生は日中戦争開始まで20人以下であった。そのため、日本中の旧制中学校から俊才が集まった一方、極端な英才教育がエリート意識を増長させる弊害もあった。海経30期以降になると生徒の採用人数も次第に増加し、太平洋戦争中の海経36期(1943年12月入校)では約250人、海経37期(1944年10月入校)では約500人となっている。 修業期間は海経1期では3年間で、大正前期に3年4カ月間に延長。大正後期には3年間に戻されたが、1928年(昭和3年)に3年8カ月間、1934年(昭和9年)に4年間と再延長された。その後は国際情勢の緊迫から短縮が繰り返され、最終卒業の35期(1945年3月卒業)は修業期間2年4カ月だった。
※この「生徒教育」の解説は、「海軍経理学校」の解説の一部です。
「生徒教育」を含む「海軍経理学校」の記事については、「海軍経理学校」の概要を参照ください。
- 生徒教育のページへのリンク