補修学生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 01:08 UTC 版)
詳細は「短期現役士官」を参照 補修学生は、二年現役士官(短期現役士官)と呼ばれる任期付きの主計科士官を養成するための速成課程の在校者である。生徒教育とは異なり、旧制大学や旧制専門学校の卒業者および高等文官試験合格者から志願者を募り、入校と同時に海軍主計中尉(専門学校卒業者は少尉候補生)に任官させた上、5ヶ月程度の基礎教育を行った。1942年からは見習尉官の身分で教育を受けることになった。卒業すれば部隊配属となり、入校時から起算して2年間だけ現役に服した後に予備役に編入される建前となっている。 採用数は経理学校生徒に比べて多く、1944年までの7年間で3500人以上であった。東京帝国大学(現・東京大学)、東京商科大学(現・一橋大学)、慶應義塾大学等有名大学の卒業生の多くが志願者として殺到し、戦後の政財官界で活躍する人物を多く輩出することとなった(短現人脈)。
※この「補修学生」の解説は、「海軍経理学校」の解説の一部です。
「補修学生」を含む「海軍経理学校」の記事については、「海軍経理学校」の概要を参照ください。
- 補修学生のページへのリンク