短期現役士官
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短期現役士官(たんきげんえきしかん)とは、大日本帝国海軍が旧制大学卒業者等を対象に特例で現役期間を2年間に限って採用した士官のことで、より正式には二年現役士官(2ねんげんえきしかん)と呼ばれる。短期現役(短現)という呼び方は俗称で、本来は徴兵制度の特例で師範学校卒業者を対象とした短期現役兵のことを指す[1]。二年現役士官の制度は海軍士官のうち兵科・機関科以外の部門である将校相当官について設けられ、軍医科・歯科医科・薬剤科・技術科・主計科・法務科などがあり、特に第二次世界大戦期の短期現役主計科士官が知られる。
- ^ a b c 雨倉 2007, pp. 309–310.
- ^ 雨倉 2007, pp. 294–295.
- ^ 雨倉 2007, pp. 315–316.
- ^ 市岡 1987, p. 62.
- ^ 『御署名原本・大正十四年・勅令第三〇八号・海軍軍医科及薬剤科士官現役期間特例』 アジア歴史資料センター(JACAR) Ref.A03021576600
- ^ a b c d 雨倉 2007, p. 311.
- ^ 『御署名原本・昭和十二年・勅令第七二五号・海軍軍医科及薬剤科士官現役期間特例中改正ノ件』 JACAR Ref.A03022151700
- ^ a b 雨倉 2007, p. 326.
- ^ 水交会 1985, p. 558.
- ^ 『御署名原本・昭和十七年・勅令第三三二号・海軍軍医科、薬剤科、主計科、造船科、造機科及造兵科士官現役期間特例中改正ノ件』 JACAR Ref.A03022723200
- ^ 『御署名原本・昭和十九年・勅令第四五八号・海軍将校相当官現役期間特例中改正ノ件』 JACAR Ref.A03022300500
- ^ 「海軍将校相当官現役期間特例中ヲ改正ス」『公文類聚・第六十八編・昭和十九年・第六十七巻』 JACAR Ref.A03010197000
- ^ 水交会 1985, p. 559.
- ^ 吉田 1990, p. 12.
- ^ 雨倉 2007, p. 337.
- ^ a b 雨倉 2007, pp. 313–314.
- ^ 雨倉 2007, p. 240.
- ^ 雨倉 2007, p. 323.
- ^ 雨倉 2007, p. 312.
- 1 短期現役士官とは
- 2 短期現役士官の概要
- 3 評価
- 4 参考文献
- 5 関連項目
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