東海〜近畿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 06:00 UTC 版)
銀行強盗3人組 17、18巻に登場。伊東市内でバイト探しを行っていた輪太郎が出会う3人組。独創的なトリックを実現するために、自転車屋としての技術を持っていた輪太郎が巻き込まれかけるが、危うく難を逃れて警察に通報し、彼らの犯行を未然に阻止する。 五十嵐大八 18巻に登場。静岡県沼津市内の浄化槽業者。伊東市でバイト探しに苦しんでいた輪太郎を先の事件での表彰状を見て信用し、アルバイトとして雇う。家族とも仲良くなった輪太郎は、1976年の新年を五十嵐家で迎え、再び出発する。 奈美 18巻に登場。京都府嵐山で舞妓修行に励む少女。陣太郎から「旅の詩」を買ったことから、舞妓修行を逃げ出し共に旅に出ようかと迷うが、結局、陣太郎の詩からやり遂げることの意味を見出し、舞妓の世界に戻る。 一匹竜の源次とマサル 19巻に登場。いわゆるトラック野郎の兄弟。マサルが病気の母親の手術費用の大金をサイクリストにひったくりされたと主張したことから、碧南から半田方面へ向かう輪太郎をつけ狙う。登場話は、映画「激突!」の影響が強い一編である。 北条真知子 19巻に登場。筋無力症の少女。健康な頃はサイクリストだったため、輪太郎に興味を持ち、病室に招き、話をする。輪太郎は彼女を励ますため、敢えて困難な雪道の行程を選び、彼女から頼まれたペンダントを恋路海岸に持っていこうとする。 海原宣伝社の社長 19,20韓に登場。富山市のいわゆるチンドン屋の座長。娘のモモエに惚れてバイトに入ったものの、あまりの不器用さから追い出されかけているナマハゲを助けるために、輪太郎も海原宣伝社のバイトとなる。 ロバート・シャイアン 20、21巻に登場。自称シャイアン族の米国人サイクリスト。日本人サイクリストにクロスカントリー勝負を挑み、負かした相手の頭髪を巻き上げては商売道具の民芸品の人形を作っている、いわゆる不良外国人。失恋のあげく、バイト料も受け取らず出て行ったナマハゲを追って、能登半島に入った輪太郎は彼に勝負を挑まれることになった。 山川隆 21巻に登場。元ローラースケート競技選手で、ローラースケートで日本一周をしている男性。輪太郎らは彼と金沢で出会い、大阪にいる陣太郎の消息を知る。 小田正樹 22巻に登場。長浜市の高校生。輪太郎の日本一周自転車旅行に憧れ、自宅に招く。成績優秀ながら、苦労を知らない所があり、輪太郎にたしなめられる。 河内のおっさん 22巻に登場。陣太郎の自転車「ダルマ号」を盗んだ犯人。悪気はなく、酔うと誰の物でも構わず自転車で自宅に乗って帰る悪癖で、陣太郎の自転車をそのまま自宅に持って帰っていた。通天閣の近辺で、偶然大阪を訪れたナマハゲに出会い、「ダルマ号」は結果として無事陣太郎の下に戻ることになった。 吉川と新関 23巻に登場。輪太郎と玉本が伊賀上野の忍者屋敷で出会い、その後輪太郎が伊賀上野から松阪市への県道で再会する女性サイクリスト。2人は自転車のパンクで難儀していたため、輪太郎はマナーとして修理を施すが、認識の違いから、輪太郎と吉川にとって互いに不本意な出会いと別れとなった。 島田先生 23、24、26巻に登場。伊勢志摩の養護施設(孤児院)白バラ園の保母。雨の中、難儀していたナマハゲは無給ながらも三食付の、白バラ園の遊具作成のバイトを引き受け、その生活の中で島田先生に魅かれていく。ナマハゲは真珠のネックレス「天使の涙」を島田先生に贈り、受け取ってもらえたことから報われない恋愛は成就するかと思われた。 入院中、見舞いもなく落胆していたナマハゲが松葉杖をつき、郷里に帰るため、近鉄宇治山田駅で列車に乗ろうとしたホームに白バラ園の子供たちともども見送りにやってくる。閉じた列車の扉に、語りかけるその声は聞こえなかったが、ナマハゲにとっては名残惜しい別れとなった。 陸中 24、25巻に登場。シェパード種の犬。「陸中」という名は懐かれた輪太郎が、身につけていた岩手県の鑑札からとりあえず名付けたもの。本当の名はタイガー号で、兵庫県龍野市で飼われていたが、飼い主の死去のため、岩手県盛岡市に住む親類に引き取られていたものが、故郷に戻ろうとしたことが警察の調べで判明。誰よりもその旅した距離の重みが分かる輪太郎は、陸中(タイガー)を望む故郷に連れて行く。 獅子倉良子 25巻に登場。母親は死去している。河内の人間だが東京へ行っていた。訳あって和尚に入浴を覗かれる。若い集には人気がある。 松葉寿司の主人 26巻に登場。陣太郎がアルバイトに入る淡路島洲本の寿司屋の頑固親父。直接尋ねて追い払われたにもかかわらず、ひょんなことからアルバイトに雇われることになった。寿司職人としてはまともな修行をしていなかった陣太郎にとって、根性を叩き直されるほどの厳しいバイトだったが、別れの時には、涙を流すほど感激して別れた。 姫路のサイクルショップの主人 26、32巻に登場。輪太郎が四国に渡る前にアルバイトをした店。落語家になりたいと店を継がずに出て行った息子がいる。食事を優先させてもらえる、養子になってもらいたいなど厚遇されるが、四国からの帰路再訪したときには息子の孝志が嫁をもらって帰ってきたり、妻や孝志の反対に遭い冷遇され家に泊ることすら叶わなかった。
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