日本での被害(チリ地震津波)
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「チリ地震 (1960年)」の記事における「日本での被害(チリ地震津波)」の解説
1960年のチリ地震津波災害(50年目の現地調査・2010年2月)より引用死者・行方不明者負傷者罹災世帯罹災者建物被害船舶被害堤防決壊道路損壊橋梁流失木材流失142名 855名 31,120世帯 147,898名 46,000棟 2,534隻 34箇所 45箇所 14箇所 19,290件 日本は震源から見て西に有るが、他の太平洋沿岸地域と比べ被害が大きかった。地震発生から約22時間半後の5月24日未明に最大で6.1mの津波が三陸海岸沿岸を中心に襲来し、日本の各地に被害をもたらした。気象庁はこの津波をチリ地震津波(チリじしんつなみ)と命名した。 津波による被害が大きかったのはリアス式海岸の奥にある港で岩手県大船渡市では53名、宮城県本吉郡志津川町(現南三陸町)では41名、北海道厚岸郡浜中町霧多布地区では11名が死亡。浜中町では1952年の十勝沖地震でも津波被害を受けており、2度にわたって市街地は壊滅的な被害を受けた。街の中心でもある霧多布地区はこの津波により土砂が流出し、北海道本島より切り離され島と化した。現在は陸続きだった所に2つ橋が架けられており、本島と行き来が出来る。1つは耐震橋、もう1つは予備橋で橋が津波で流出する恐れがあるためと避難経路を2路確保するためである。東北地方太平洋側のほか、伊勢湾台風の被災から間もない三重県南部から和歌山県田辺市新庄町辺まで津波被害を受けた。 また、過去の度重なる津波被害を受けて高さ10mの巨大防潮堤を建造していた岩手県下閉伊郡田老町(現宮古市)では、この津波による被害が全く出なかった。実際には津波が防潮堤まで到達しなかっただけであったが、翌日の新聞報道ではこの巨大防潮堤が功を奏したかのように報道され、田老町の防災の取り組みを取り入れ浜中町に防潮堤が建設されることになった。北海道の防潮堤については後の北海道南西沖地震で津波による人的被害の甚大な奥尻島などでも建設された。ただし田老町では防潮堤の効果が誤解された結果、東北地方太平洋沖地震の際に逃げずに被害を受ける住民が出るなどの問題も引き起こした。
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日本での被害
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「平成22年台風第9号」の記事における「日本での被害」の解説
東京都心(千代田区大手町)・千葉県千葉市では、1時間に67mmを超える雨が観測され、冠水する被害が出た。 東名高速道路では雨量計が規制値を超えたことにより、午後より、大井松田インターチェンジから沼津インターチェンジまでが通行止めとなった。このうち、上り線の鮎沢パーキングエリア付近では数箇所で土砂崩れが発生。緊急の復旧工事の結果、翌9日午前中に開通した。 神奈川県小田原市内の酒匂川の中州に2人が取り残され、救助された。神奈川県内の被害は、住宅の一部損壊3棟、床上浸水1棟、床下浸水67棟であった。 静岡県小山町では1時間に120mmを超える雨が降ったと推計され、河川が決壊し、床上・床下浸水が発生、道路崩落などの大きな被害が発生した。同町柳島地区や湯船地区が孤立し、9月8日から9月12日まで陸上自衛隊による災害派遣が行われた。ワサビ田の9割が壊滅、養鱒場が流出するなど、小山町の特産品にも被害が発生した。静岡県内の被害は、住宅の全壊2棟、半壊5棟、床上浸水49棟、床下浸水93棟であった。 静岡県伊東市の川奈漁港には酒匂川から流れ出したと思われる流木が流れつき、漁に支障が出た。 静岡県駿東郡小山町からの依頼により国土交通省中部地方整備局は、9月10日からテックフォース10名を派遣。
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日本での被害
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日本では、明治時代中期に琉球列島に偶然持ち込まれ、帰化した。第二次世界大戦後には本州にも帰化し、特に近年では熱帯産にもかかわらず東北地方へも帰化し、主にトウモロコシ畑とモロコシ畑で問題となっている。まず種子で大量に繁殖するために作物の成長が妨げられる。また棘を持つために牛は食べることができないし、飼料に混入したらもはや牛には食べられない。その上、棘があるため人も近づけない。 現在では、刈り取りや抜き取り、そして除草剤による駆除が行われている。
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