宿した人間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 14:25 UTC 版)
ビトレス・メンデス 村長メンデスがレオンとの戦闘において、プラーガの力を解放して現した異形の正体。 胴が上下に裂け、プラーガの影響で異常に発達した脊椎がムカデのように変異し肢を蠢かせている。主な攻撃手段は背中から伸びる2本の長大な前足で、振り回して先端の爪で切り裂くほか、脊椎と同時に伸ばして高所を攻撃したり、遠くの地面に突き刺し身体を引き寄せることで一気に長距離を移動する。 弱点はむき出しとなった脊椎だが、切断されても上半身のみで活動し(第2形態)、前足の爪を小屋の梁に引っ掛け、振り子のように移動することでより機敏な動作で襲い掛かる。 ラモン・サラザール 古城の城主サラザールが、側近であるB.O.W.「ヴェルデューゴ」と共にプラーガの巨大な母体と融合した姿。 中央の花のつぼみのような核と左右の壁面から巨大な触手が出現し、レオンに叩きつけたり、身体に巻きついて地面に投げ飛ばす。さらに中央の触手の先端には側近の顔が浮かんでおり、鋭い牙が並ぶアゴで相手を即座に噛み砕き死亡させる。また、つぼみの下の根には無数の寄生体の胞子が生えており、そこから次々とプラーガを生み出す。弱点となるサラザール本体は中央の触手の根元付近にある強固なシェルターのような殻に覆われており、触手が噛みつき攻撃を行う時か側近の顔の眼球を攻撃し、動きが止まった時のみ姿を見せる。ヴェルデューゴ (Verdugo) サラザールの側近兼、警護を務める、黒い外殻の昆虫人間。名前はスペイン語で「執行者」を意味する。 サラザールが自らの右腕と呼ぶ赤色のローブを着たものが名前通りレオンの処刑執行のために差し向けられた。 昆虫の遺伝子を用いた応用実験の完成形で、ノビスタドールよりはるかに高い戦闘能力を持つ。両手の爪を用いた格闘戦に加え、先端に刃のついた伸縮自在の尾を鞭のように振り回す。また、柔軟な身体を活かして床下や天井裏に潜り込み、死角からの奇襲攻撃を仕掛けてくる。人間だった頃の自我はガナードよりも色濃く残っており、レオンとの戦闘においても指を立てて挑発したり、攻撃を受けても効いていないとばかりに肩をすくめるなど仕草が人間的。全身を包む外殻は銃弾を弾くほど強固だが、冷気(液体窒素)には非常に弱い。 なお、もう一方の側近である黒いローブを着たものも同種であり、サラザールと共にプラーガ母体と同化した。 元々はサラザールの執事であり、邪教徒と同様に自らプラーガを受け入れたことが示唆されている。 ジャック・クラウザー 生物兵器の力に魅入られた、元米合衆国の傭兵。 鍛え抜かれた屈強な肉体に支配種プラーガの力が加わったことで超人的な身体能力を獲得しており、ナイフや体術を用いた接近戦をベースに、マシンガンや手榴弾、爆弾付きアーチェリーといった多彩な武器を使用する。さらにプラーガの力を解放すると左腕が巨大なブレード状に変化し、強力な斬撃を繰り出してくるほか、ブレードを翼のように展開させることで、あらゆる攻撃を防ぐ鉄壁の盾として使用する(脚部まではガードしていない)。 本編においては二度闘い、最初はアクションボタンのイベントで、後に孤島深部にある遺跡の中で、シーカーと呼ばれる2種類の自走爆雷を仕掛けて待ち受ける。プラーガを解放した最終決戦の折以外は攻撃しても閃光手榴弾を投擲しその隙に撤退するだけで、ダメージは与えられない。 一度はレオンに倒されたものの死亡しておらず、『the another order』にて再登場。その際には皮膚が大きくただれ、粘液に覆われており、意識もプラーガに支配され凶暴化している。高台から投げつけた鉄骨を躱された後、エイダに襲い掛かるも返り討ちに遭い死亡した。 支配種プラーガの力を解放した幹部のボスは人間としての原型を完全に失った異形の姿へと変貌を遂げるケースが多い中、変化が左腕の変化のみに留まっているなど、他の幹部に比べると比較的人間の姿を保った状態になっている。 オズムンド・サドラー(プラーガ開放形態) ロス・イルミナドス教団の教祖サドラーが、支配種プラーガの力を完全に解放した姿。本編の最終ボスとなる。 口が大きく開いて眼球が現れ、首が長大に伸び、頭部の周囲に3本の巨大な牙が生える。首の根元からは巨大な4本の節足と数本の先端に刃のついた触手が生え、接近しただけで斬りつけられてしまう。節足それぞれに眼球が付いているため、どの方向からでも敵を捕捉可能。牙で鉄骨を咥えて軽々と投げ飛ばし、巨体からは想像もつかない跳躍力でレオンを踏み潰そうとする。外殻にロケットランチャー(通常弾)が直撃しても即死には至らないなど、きわめて高い耐久力を持つ。オズムンド・サドラー(人間形態) 『the another order』で闘うことになる変身前のサドラー。 人型を保ってはいるものの、体内は高密度に圧縮された支配種プラーガの細胞で埋め尽くされており、重い足音から見た目に反して非常に質量が高いことがうかがえる。 クラウザー以上の戦闘能力を有しており、残像が見えるかのような高速移動で標的を追い詰め、掌底などの体術や、最大数十メートルにも伸びる右腕の触手をムチや槍のように用いて攻撃する。また、肉体にハンドガンやマシンピストルなどの銃弾を浴びようと、寄生体の細胞が手先に撃ち込まれた弾丸を集め、逆に高速で撃ち返すことといった芸当も可能。一定量のダメージを与えると、弱点である口内の巨大な眼球が露出する。
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