妖魔帝国
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1万2千年前にムー帝国を襲った悪魔の軍団。 プリンス・シャーキン 声 - 市川治 妖魔帝国の悪魔王バラオに仕える、悪魔人の王子。仮面をかぶっているが外すと美形という、美形悪役キャラクターの元祖。悪魔世紀復活を目指して地上侵攻を目指すが、ライディーンの抵抗に苦戦。バラオの怒りの波動を受けて苦しむこともあり、その様は後に定番化した。失敗続きの部下任せにはせず、自ら作戦を企画立案して行動することも多い。得意としているのは情報戦らしく、ライディーンこそ悪魔の手先であるという情報操作を行ない、ライディーンによく似た化石獣ギルディーンを出撃させたり、砂場金吾(すなば きんご)という名で人間に化けて臨海学園に潜り込み、洸を痛めつけてもいる。 プリンスとされているが、実はラ・ムーの血縁にあたる人物であり、洸とも血縁関係にあったとされる。しかし本人は最後までそれを知ることなく、巨大シャーキンとなりライディーンと戦い、割腹して果てた。洸はその死に際し「シャーキンがもし味方だったなら」と悼んだ(第27話)。巨大シャーキン 妖魔の雷で巨大化したシャーキン。武装はサーベル、ミサイルと化した髪の毛、回転ノコギリとしても使える盾など。それ以前の戦いでダメージを負ったライディーンを追い詰めるが、紙一重の差でゴッドブレイカーに貫かれる。のちの巨大化した幹部の巨烈獣バンガーと比べてメカ描写に乏しい。 アギャール将軍 声 - 相模太郎 妖魔帝国の戦闘指揮官。将軍という肩書きでプライドは高いが、おっちょこちょいな面もあり、徐々にコメディ担当になっていった。幹部の中では地位は低くベロスタンより下。ライディーンに負け続けた結果、第18話で悪魔憲法第49条により死刑を宣告される。そのため、最後の作戦として、妖魔帝国に命を狙われているふりをして臨海学園に逃げ込み、洸を罠にかけた。 ダルダン提督 声 - 仁内達之 第18話ラストより登場した、アギャール将軍の後任の戦闘指揮官。アギャール将軍に比べて冷徹、残忍な性格。 祭官ベロスタン 声 - 肝付兼太 妖魔帝国の祭祀長で、化石獣復活を行なう。ベロスタンが石の山に呪文を唱え、バラオ像の眼から怪光線が発せられると、石は化石獣に変わる。配下の神官を複数抱えていた。第27話、バラオの復活により妖魔帝国が崩壊した際に地割れに飲まれている。その後散った。 バラオ 声 - 滝口順平 妖魔帝国の帝王。石像に封印されていたが、シャーキンが死の間際に捧げた祈りのために第27話ラストで復活。復活後は「妖魔大帝バラオ」を名乗る。復活後は妖魔島に巨烈獣より巨大な上半身が生えた異様な姿をしている。また最終回で島が破壊された際、根の生えた心臓のような下半身を露わにした。激怒巨烈には「大王様」と呼ばれていた。巨烈兄弟を率いてライディーンを苦しめた。当初は劇中で「バオラ」と呼ばれていた。 巨烈兄弟とバラゴーンを失ったバラオは決戦を挑むためムトロポリスへの進撃を始める。その際天変地異を起こし、街を壊滅に追いやった。ライディーンを圧倒するがムートロンの力を得たライディーンに敗れ去る。武装は火炎放射と手、角から放つ破壊光線、剣、大鎌、弓、ブーメランなどの白兵戦武器など。 豪雷巨烈(ごうらいきょれつ) 声 - 加藤精三 復活したバラオがヒマラヤから蘇らせた側近。化石獣よりも強力な巨烈獣を操る。ずる賢い頭脳派であり、激怒巨烈の兄にあたるが仲は悪く、時には互いの作戦を妨害することでライディーンに利する結果も招いた。しかし激怒が戦死した際にはこれを悲しみ、仇を討つべく自らを巨烈獣と化してライディーンに決戦を挑んだが、すんでの所で逆転されて戦死した。巨烈獣バンガー 轟雷巨烈が第48話後半でライディーンに最後の決戦を挑むために自らを巨烈獣と化した姿。 足裏と股間のキャタピラで海上を走行し、かかとに当たる部分のブースターで空も飛べる。 サーベルを中心に胸と爪先部分のドリル、股間部の巨大なキャタピラを敵に巻き付けて捕縛するスネークキャタピラ、腹部の連装ミサイル、自らの剛力を武器にムトロポリスを壊滅寸前に。ゴッドボイスすら通じずライディーンを破壊寸前にまで追い込んだが、レムリアがライディーンに渡したペンダントで唯一の弱点であった目を貫かれたことで形勢を逆転され、ゴッドバードによって腹から上下に両断されて爆死した。 なお、ムトロポリスおよびコープランダー隊からは「大巨烈獣」と呼ばれていた。 激怒巨烈(げきどきょれつ) 声 - 飯塚昭三 復活したバラオがゴビ砂漠から蘇らせた側近で豪雷巨烈の弟。兄同様、化石獣よりも強力な巨烈獣を操る。兄に比べ巨漢で頭を使うことは苦手。怒りっぽく短気で好戦的なため、反りが合わない兄とは何かにつけて争っていた。武人肌で、敗れた巨烈獣を讃えて黙祷で応えたこともある。第47話で専用の戦闘機を巨烈獣ゴースタンに合体させて決戦を挑むも、ゴーガンソードでゴースタンごと左右に真っ二つにされて敗北、戦死する。
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妖魔帝国(メカ)
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ドローメ 集団で現れる下級妖魔獣。タコやイカもしくはクラゲに似た形状で、2本の触腕を持つ。口吻から溶岩弾を射出したり、これを触腕で投げつけて攻撃する。主にシャーキンの軍団で使用された。 ガンテ 別名大魔竜。作戦行動時、アギャール(後にその後任ダルダン)が搭乗して前線で指揮を執る、戦闘母艦的な巨大妖魔獣。無数のドローメを引き連れて飛来する。人間の手を模した岩塊のような姿で(名称の由来=「岩(ガン)手(テ)」)、指先の部分にそれぞれ頭部を持つ。 メカガンテ ガンテの後継母艦。ガンテを機械に置き換えたデザイン。 基本的に轟雷巨烈の母艦として使用していたが、第47話では激怒巨烈へ一時的に貸与している。同話で古代船ごとレムリアを捕えるも奪還され、ゴッドバード・ヘッドカッターによって破壊されてしまう。再建造されたようで第48話にも登場している。 化石獣 妖魔帝国が地上侵略のため送り込む怪獣。ベロスタンが儀式を行なって隆起した岩塊を素体とし、バラオ像の両眼から放たれた怪光線によって生命を得る。形状も能力も様々で、後に兵器などの機械を融合させ、強化されるようになる。中にはジャガー(声-森功至)やコンガーのような生きた者もベロスタンに化石獣へ変身させられる。 巨烈獣 豪雷・激怒の巨烈兄弟が作り出す戦闘ロボット。登場初期は、冒頭にそれぞれの巨烈獣を持ち寄ってバラオの面前で対決させ、勝った方をライディーンに差し向けていた。通算成績は13戦6勝5敗2引き分けで激怒巨烈の勝ち。後にバラオが兄弟それぞれの巨烈獣を合体させて「合体獣」を創り出す事も数度あった。 化石獣、巨烈獣とも、人間を改造する場合もある(第10話、第36話)。第48話では豪雷巨烈も自らを巨烈獣に変化させて戦いを挑んできた。 バラゴーン 第49話に登場するバラオの切り札。巨竜の背に4本腕の騎士の上半身が生えた姿をしており、うち2本の手首は巨烈兄弟の首となっている。バラオの髪と爪から生まれた分身のような存在である。これが最初の出現ではなく、かつてムーを襲撃したことがある。その力はレムリアに巨烈獣100体分のパワーと評されている。武装は火炎(もしくはマグマ)や破壊光線、鋼の髪、剣と槍、巨烈兄弟の首から放つ含み針など。ライディーンも苦戦し神宮寺の犠牲なしには倒せなかった強敵である。妖魔巨烈獣バラゴーンと表記されている。
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