国際ドリー女学園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/12 15:52 UTC 版)
「CROW'S BLOOD」の記事における「国際ドリー女学園」の解説
磯崎薫 演 - 渡辺麻友 本作の主人公で、国際ドリー女学園3年生の生徒。 真希が転校してきた事で次々と起こる事件の謎を解明するため、オカルト雑誌記者の沢田と協力する。 沢田と交流を深めていくうちに、恋人のような関係になる。 沢田の指示の下、学園で真希と葵を監視していたが、林間学校で訪れた山荘で、多くの生徒が黒い血に感染していることに気付く。駆けつけた沢田と共にホルムアルデヒド注射で襲い来る感染者たちを殺害、林間学校の参加者で唯一生き残る。 戸川真希 演 - 宮脇咲良 本作のもう一人の主人公で国際ドリー女学園にやってきた謎の転校生。 普段は無表情で人とのコミュニケーションにまったく興味を示さないが、なぜか薫には転校初日から接近し、笑顔を見せるようになる。突然黒い鼻血を流し、クラスメイトを驚愕させる。 本名は「瀬戸真希」で、明人の娘。陸上界のホープであったが、ある日明人の目の前でトラックにはねられ死亡。だが、明人がゲイリーに懇願し、新型の強化iPS細胞を組み込まれた後、再生医療を施されて生き返った。 だがその後は父のモルモットになることを拒否し、戸川姓を名乗っている。 生前は現在の薫達の前では想像できないほど天真爛漫で明るい性格だったが前述の件をきっかけに心に影を落としてしまう。また父の前では感情的な面を見せ、「このような形で生き返らせずそのまま死なせて欲しかった」と何度も抗議する。そして「普通ではなくなってしまった」絶望感からか「黒い血」の感染者の特徴通り、学園内で次々に感染者を増やしていき彼女たちとつるむようになる。 林間学校では既に感染させた生徒と行動を共にしつつ、新たに多くの生徒を感染させる。そして感染していない人物を感染或いは殺害して「自分たちの世界」を作り、その支配者となろうとしていた。 感染前の自身と似ていた薫を標的に他の感染者達を利用し、彼女を狙い、最後には呼び寄せた薫によって2本のホルムアルデヒド注射をこめかみに受け、殺される。 宇津井麻衣 演 - 柏木由紀 国際ドリー女学園のクラスメイト。足が速く真希が転校してくる前は学校一だった。 転校初日から異様な雰囲気を放つ真希を「イッてる奴」と貶して嫌っていたが、真希の母親も病死していたことを知り、共感のような感情を覚えるようになる。 だが、自宅に訪れた真希が目の前で佐和子にキスをするのを目撃し、その後急激に老化し醜悪な顔と成り果てた佐和子に突如キスをされ、黒い血に感染する。 その後は、真希に肩を揉んでもらうなど、彼女と仲良くなるようになる。 林間学校では斧を担いで屋外の見張りを担当。山荘から出てきた葵と交戦し取り逃がしてしまうが、山小屋に先回りして葵を襲い、彼女の脇腹に包丁を刺すがその反動で、彼女に抱きつかれて背中にホルムアルデヒド注射を受け、死亡する。 野尻葵 演 - 入山杏奈 薫や真希のクラスメイト。 両親は仕事で中国に滞在しており、一人暮らしをしている。 真希による最初の感染者。真希に既視感を感じたことから彼女について調べ上げ、陸上の有力選手であったことや交通事故死していることを突き止めた。 真意を確かめようと真希を呼び出すが、これを察した真希に突然キスをされ、直後に屋上から突き落とされて無惨な姿となり、東日本大学付属病院に搬送される。しかしキスにより黒い血に感染し「死ねない体」となっていたため、翌日にはほぼ元気な姿を見せ、見舞いに訪れた薫たちを唖然とさせる。 真夜中に学園に呼び出した小笠原に「化け物」と言われたことから彼を襲撃する。しかし小笠原の死後、二人で写った写真を見て涙を流して後悔の念に駆られた。その後、首を切って自殺を試みるが「死ねない体」のため、首が取れかけて立ち尽くしているところを薫に発見される。そして、再び東日本大学付属病院に入院し面会謝絶となっていたが、中国から両親が帰国し、彼女を連れ去る。 林間学校当日に真希、麻衣、千沙、しのぶに守れるように姿を現し、薫たちを驚かせる。 感染してから最も時間が経過していたことと、また自身で感情を制御する方法を見つけたようで、林間学校では感染者の中で唯一正気を保ち薫に協力。隣の山小屋に助けを求めに行くが、麻衣に先回りされて戦闘になり、薫から渡されていたホルムアルデヒド注射で殺害。山小屋の老婆に警察を呼ぶよう告げ、自ら脇腹にホルムアルデヒド注射を打ち、死亡。 谷中ヒカリ 演 - 木﨑ゆりあ 国際ドリー女学園のクラスメイト。 林間学校ではトンカツソースを黒い血に見立てて感染したふりをして感染者の襲撃をやり過ごす。山荘の厨房に隠れていたところにやって来た薫と再会。その後、山荘に助けを求めるため再び薫と別行動を取るが、感染者に襲われて感染してしまう。 そして、奈美や他の生徒とともに薫と沢田を襲撃するが、ホルムアルデヒド注射を受け、死亡する。 淀川圭子 演 - 加藤玲奈 国際ドリー女学園のクラスメイト。 林間学校では真希に捕まり、薫を呼び出す人質とされるが、薫が到着した時には既に首を切断され殺されていた。 片山奈美 演 - 向井地美音 国際ドリー女学園のクラスメイト。 林間学校で一人だけ一人部屋だったが、その隙を突かれたのか黒い血に感染する。部屋を訪れた薫に、真希が「集会」を開くと伝える。その後薫と沢田が、感染し襲撃してきた生徒たちと格闘中に沢田に襲いかかるが、彼を助けようとした薫に奈美と気付く前に背後からホルムアルデヒドを注射され、死亡する。 古郡千沙 演 - 横山由依 校内でも名の知れた不良コンビの1人。 校舎裏のテーブルでしのぶと談笑中、屋上から飛び降りた葵の無残な姿を目撃する。 しのぶとトイレで真希を襲うが返り討ちに遭い、黒い血に感染してしまう。 保健室で栄子を襲撃し、感染させる。 林間学校では真希、麻衣、葵とともに現れた。山荘ではパーティールームに向かう薫を待ち伏せて人質にし駆けつけた沢田を脅すが、彼が持っていたホルムアルデヒドの注射器に「薬だ」と聞くや否や飛び付き、感染者の弱点と知らずに自分で注射をし、死亡する。 沢田が持ち込んだホルムアルデヒドの効果が描写された最初の感染者となった。 松村しのぶ 演 - 松井珠理奈 校内でも名の知れた不良コンビの1人。 校舎裏のテーブルで千沙と談笑中、屋上から飛び降りた葵が目の前に落ちてきて悲鳴を上げるが、無残な姿になっても意識があり手足を動かす葵をスマホで撮影。その動画をネット上にアップしてしまう。 その後、千沙と女子トイレで真希を襲うが返り討ちに遭い、黒い血に感染してしまう。 保健室で栄子を襲撃し、自らの血を無理矢理飲ませて感染させる。 林間学校では、千沙のホルムアルデヒドによる死後、激昂して沢田に襲いかかるが、彼の血で足を滑らせた隙にホルムアルデヒドを注射され死亡。 クラスメイト 演 - 込山榛香 体育の授業で長谷川とイチャイチャしていたが、葵に嫉妬され、この行動が葵が小笠原を殺害する原因となった。 クラスメイトではあるが、林間学校には参加していない。 感染生徒 演 - 田野優花 林間学校で厨房に隠れていたヒカリと薫を執拗に襲う。ヒカリにモップで串刺しにされても倒れなかったが、咄嗟にヒカリがスイッチを入れた食品用エレベータに刺さったモップが巻き込まれて動けなくなる。ホルムアルデヒドを注射された描写はない。 小笠原孝治 演 - 長谷川朝晴 国際ドリー女学園で薫たちのクラス担任で、陸上部の顧問でもあるが、クラスメイトからは「エロ教師」と貶されている。 教え子である葵とは、恋人関係にある。 夜の体育館で首を吊り、醜悪な顔で死んでいるのが見つかる。葵との仲が露呈したことによる自殺だと見なされるが、実際には葵によって感染すると共に殺されかけていた。 さらに実際は死んでおらず、葬儀屋によってホルムアルデヒド注射(これが致命傷となる)を受け、意識があるまま火葬されてしまった。 後に彼の遺骨調査によりこのホルムアルデヒドが感染者の弱点である事が判明する。 ミセスタムラ 演 - マイコ 小笠原の代わりに赴任してきた国際ドリー女学園の臨時教師で、出産を控えている。 淡々と職務を全うしようとするが、学園内で続発する事件に不安を覚え、林間学校の実施にも消極的だったが、校長に嗜められる。 学園内で破水し無事出産するが、夫が瀬戸の知り合いであったことから駆けつけていた真希が、自分の子供を抱いているのを見て恐怖を感じ、夫に「赤ちゃんを早く彼女から離して」と訴える。 物語の最後で子供が黒い血に感染している事が分かる。 吉川栄子 演 - 壇蜜 国際ドリー女学園の養護教諭。 保健室に立ち寄る生徒たちと交流を持つものの、決して馴れ合いにはならないクールビューティー。 黒い鼻血を流した真希を診察するが、新品その物であった医療器具が異常値を示し、壊れたと思い込んで真希に早退を促した。 黒い血に感染した千沙としのぶに襲撃され、しのぶの黒い血を飲まされて感染してしまう。その後どうなったかは不明。 校長 演 - 長江英和 朝礼で生徒たちに葵の事故のことを告げる。 林間学校では真希たちが開いた集会で、千沙らに拘束されてしまう。その後感染し薫と沢田を襲うが、沢田に背後からホルムアルデヒド注射を受け、死亡。
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薫たちが通う女子高校。場所は明記されないが、作中の台詞から東京都ではない事が示唆されている。
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