crow
「crow」とは、「カラス」や「雄鶏の鳴き声」「喜びの声をあげる」などカラスそのものやその様子になぞらえた表現に用いられる英単語である。
「crow」とは・「crow」の意味
crowは名詞と自動詞の2つの役割があり、名詞としては「カラス」「雄鳥の鳴き声(人間による鳴きマネを含む)」「自慢話」の意味になる。また、北米先住民のクロー族を指す固有名詞でもある。自動詞としての意味は「勝ち誇る」「得意げに話す」「(カラスや鶏が)鳴く」「(赤ん坊が)喜びの声をあげる」などである。「crow」の発音・読み方
crowの発音はカタカナ表記で「クロウ」であり、アクセントの位置は「ロ」である。発音記号は米国式でkróʊ、英国式でkrˈəʊとなる。「crow」の語源・由来
crowの語源は正確に分かっていないが、一説にはカラスの鳴き声から文字に起こされたとされている。なお、古英語の段階ではcrāweの表記であった。「crow」と「raven」の違い
crowとravenは共にカラスを意味する英単語であるが、ニュアンスが微妙に異なるので使い分けが重要である。crowは原則的に「町中で見かけるような小型種のカラス(ハシボソガラスやハシブトガラス)」を指すのに対して、ravenが意味するのは「野山に生息する大型種のカラス(ワタリガラスなど)」である。身体のサイズだけでなく鳴き声にも特徴があり、crowが「カーカー」であるとすればravenは「ガーガー」のように濁って力強く鳴く点が特徴である。また、尾の形にも違いがありcrowは楔型でravenは扇型になっている。一般的にカラスは不吉の象徴というイメージが持たれているが、それはcrowではなくravenに由来するものである。「crow」を含む英熟語・英語表現
「eat crow」とは
eat crowは「悔しいが負けを認める」「屈辱を味わう」といった意味を持つ英語表現である。かつて戦争に負けた兵士がカラスの肉を食べさせられたことに由来すると言われている。日本語訳では「苦渋を飲まされる」といった表現に置き換わることもある。
「as the crow flies」とは
as the crow fliesは「まっすぐに、直線で」を意味する英語表現である。直訳は「カラスが飛ぶように」となるが、この表現は実際にカラスが一直線に飛行する習性になぞらえたものである。最短距離を結ぶというニュアンスで用いるケースもある。
「crow's feet」とは
crow's feetは目尻に出来る3本前後の小じわを表す英語表現である。直訳は「カラスの足」であり、小じわをカラスの足が3本指であることに例えている。
「have a crow to pluck」とは
have a crow to pluckは「(誰かに)言いたいことがある」という意味の英語表現である。主に文句や不満を持っている際に用いられる表現であり、crowはネガティブなイメージで文中に組み込まれている。pluckが「引き抜く、つまむ」の意味になるので、直訳としては「引き抜くためのカラスを持っている」といった具合である。
「crow over」とは
応援しているチームや自軍の勝利を「大げさに喜ぶ」ことをcrow overと表現することがある。crowが持つ自動詞の「勝ち誇る」の意味を副詞であるoverが後ろから修飾して強めている。
「crow」に関連する用語の解説
「crow(プロゲーマーの名前)」とは
crowは日本のプロゲーマーチームZETA Divisionに所属している選手である。誕生日は1997年11月28日であり年齢も公表されている(2023年3月時点で25歳)。Riot Gamesが運営しているFPSゲームVALORANTのプレイヤーであり、2020年のRAGE VALORANT JAPAN INVITATIONAL優勝をはじめ数々の実績を残している。冷静沈着な状況判断力が高く評価されているプレイヤーである。
「corvus」とは
corvusは「(学術的に)カラス属」「(星座の)カラス座」を意味する英単語であり、読み方はカタカナ表記で「コーヴァス」「コルウス」「コルバス」などである。発音記号は米国式でˈkɔrvʌs、英国式でˈkɔ:rvʌsである。コルウスと発音する場合は古代の共和政ローマ海軍が使用していた架橋型の兵器を指す場合がある。「crow」の使い方・例文
・A crow is flying over my head.(1匹のカラスが私の頭上を飛んでいる)
・He went home as the crow flies.(彼は最短距離で帰宅した)
corvusは「(学術的に)カラス属」「(星座の)カラス座」を意味する英単語であり、読み方はカタカナ表記で「コーヴァス」「コルウス」「コルバス」などである。発音記号は米国式でˈkɔrvʌs、英国式でˈkɔ:rvʌsである。コルウスと発音する場合は古代の共和政ローマ海軍が使用していた架橋型の兵器を指す場合がある。
「crow」の使い方・例文
・A crow is flying over my head.(1匹のカラスが私の頭上を飛んでいる)・He went home as the crow flies.(彼は最短距離で帰宅した)
CROW
カラス
(CROW から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 21:29 UTC 版)
カラス(烏、鴉、鵶、雅)は、鳥類カラス科の1グループ[1]。カラス属 Corvus[2][3]または近縁な数属[4]を含む。
- ^ カラスを「カラス属およびそれに近縁な属」としている『日本大百科全書』(浦本昌紀)は、カラス属に近縁な属としてベニハシガラス属・ホシガラス属、近縁な可能性がある属としてサバクガラス属・ヒメサバクガラス属を挙げている。ソデグロガラス属については言及がない。
- ^ テレビ番組等ではこれを「攻撃」と表現することがあるが、実際は威嚇の一種である。
- ^ 背後から頭上へ舞い降りる威嚇行動を抑止するには、50cm以上ほどの目立つ棒状等の物を頭部より高く上へ突き出すことで、接近接触の抑止効果があるとされる。
- ^ カラス以外では、北海道東部の漁港に生息するオオセグロカモメにも、同様の方法で貝を割る行動が見られる。
- ^ Wild crows inhabiting the city use it to their advantage - David Attenborough YouTube - BBC Wildlife。日本の都市で車を利用してクルミを割る様子。急降下する際のハシボソガラスの羽の様子もよく分かる。
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- ^ 安部直哉「カラス」『世界大百科事典』(2009年改定新版)平凡社、2009年。
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- ^ a b “<突撃イバラキ>カラス肉の生食文化 究極のジビエに挑戦”. 東京新聞 (2023年3月7日). 2023年11月27日閲覧。
- ^ a b c d “東京新聞が報じて炎上の「カラス生食会」に現職国会議員も参加していた 主催者は「これからも食べ続けます」”. デイリー新潮 (2023年3月24日). 2023年11月27日閲覧。
- ^ a b c d “カラス肉の刺身を「究極のジビエ」と紹介 東京新聞コラムが物議...厚労省も注意喚起「非常に危険」”. J-CASTニュース. 2023年3月9日閲覧。
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- ^ 松井高志編「野球“きまり文句”小辞典」 ココログ(2005年12月8日)
- ^ 21世紀研究会『食の世界地図』(文藝春秋)226頁
- ^ デジタル大辞泉『月夜烏』 - コトバンク
- ^ a b c 岩井宏實『日本の伝統を読み解く:暮らしの謎学』(青春出版社、2003年、ISBN 4413040686)63-64頁
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CROW
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/07 03:28 UTC 版)
「This Armor」の記事における「CROW」の解説
アルバムの核となる。自身はカラスに対して憧れを持っているようで、「嫌われ者だけどとても頭が良く、誰の目にも左右されない凛とした性質が個人的にはとても好き」と評価している。
※この「CROW」の解説は、「This Armor」の解説の一部です。
「CROW」を含む「This Armor」の記事については、「This Armor」の概要を参照ください。
CROW(クロウ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 08:42 UTC 版)
新妻エイジの『赤マルジャンプ』掲載作品。ジャンプ漫画の王道ともいえる典型的なバトル漫画であり、その名の通りカラスをイメージした主人公「クロウ」の活躍を描く。担当編集は服部雄二郎。
※この「CROW(クロウ)」の解説は、「バクマン。」の解説の一部です。
「CROW(クロウ)」を含む「バクマン。」の記事については、「バクマン。」の概要を参照ください。
「crow」の例文・使い方・用例・文例
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