名古屋ワイルドワンズ
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球団名の由来はザ・ワイルドワンズ。モデルは中日ドラゴンズ。開始一年目のシーズンから二年連続で最下位。三年目に北王子体制の下、渋谷ら新戦力が活躍し三位、「東京ドーム編」一年目では2位通過で日本一を達成、翌年は完全優勝でⅤ2を果たし、黄金時代を迎えつつあるが北王子独裁政権になって選手と監督に溝があり上位にいることで和がかろうじて保たれている状態であるがⅤ3を達成した模様。 北王子 敏文(きたおうじ としふみ) 名古屋ワイルドワンズ〜野球解説者〜ワイルドワンズ監督。42歳。右投左打。大学、社会人を経て地元球団(ただし、出身は群馬県)である名古屋ワイルドワンズに入団し、長年正捕手としてプレー。2000安打も達成し、「ミスター・ワイルドワンズ」と称された大選手。作中1年目のシーズンで引退した。現役時代からクレバーな選手として有名で、計算高いといった噂が多く流れている。 引退後は温厚で柔和、知的なイメージからタレントとしても幅広く活動し、近代オリンピック番組のメインキャスターのオファーが届くほどの人気で周囲からは年収も億に達するのではないかとみられていたが、実際には達していないようである。 現役時代に夏之介と対戦成績は5打席0安打。そのときから夏之介は「打ちにくい投手」という印象で、夏之介が先発をやっていないことに疑問を感じており、現役引退後は夏之介の動向に注目している。そのことを渋谷からは、自分が監督になった時、獲得したい選手にあらかじめ近づいているためではないかと推察されている。 次期ワイルドワンズ監督の最有力と目されていたが、新しく就任した社長と折り合いが悪く、実際の就任は微妙な状況にあり、その裏でスパイダースの来季監督候補にも挙げられていたが2年連続最下位を重く見たフロントが態度を一変し監督就任を要請、名古屋監督に就任する。 「東京ドーム編」3年目には性格が一変し無愛想で無口、マスコミにも冷たく接するようになった。特に勝利の方程式を『自分の役割だけ果たせばいい』無責任な奴が多くなったと嫌悪し昔ながらの完投で勝つチームに回帰させようとしている。が、その考えは石塚でさえも「ただの頑固親父」と呆れられてしまった。 渋谷 章(しぶや あきら) 声 - 星野貴紀 投手。背番号25→14、右投。27歳、年俸3700万円→8000万円。 神宮スパイダース→名古屋ワイルドワンズ。ドラフト1位入団。夏之介とドラフト同期の同級生。他の同期がすでに残っていないこともあり、仲がいい。先発ローテーション入りしており、プロ7年で通算21勝を挙げている。栄養管理などにも気を使っているが、細かいことを気にしすぎるところがあり、夏之介からも「ちょっと気難しい奴」と思われている。 8年目のシーズンは開幕から3試合連続1失点完投と好投するも、リーグを代表するエース達とばかり当たるため援護に恵まれず3連敗を喫するなど、極端に勝ち運がない。しかし27歳のシーズンは前半戦でなかなかの結果を残し、怪我人の代わりだがオールスターまで出場している。 しかし丸金が正捕手になると相性が悪く以降勝ち星に恵まれず2軍生活。悩んでた所に北王子の大型補強の一つとして名古屋へ移籍、現在勝ち頭の一角。「東京ドーム編」3年目に意識改革で北王子から内容よりも勝ち星(結果)という年俸査定にされてしまい、しかも登板試合では勝敗に関係なく責任投球回数を全うすることを強制された。おかげで投球回数に対して防御率が極端に悪化してしまい北王子に対する不信感を強めてしまっている。 関谷 雅光(せきや まさみつ) 声 - 高橋広樹 一塁手。背番号6、左投左打。27歳、年俸1億8000万円。 3番打者。ランナーが溜まるほど力を発揮するクラッチヒッター。ちょうど10倍の年俸を稼いでいるため、夏之介に強く意識されている。 飲み明かした後に二日酔いのまま試合に出場するような豪放な性格。だが一度グラウンドに入ると、凡田曰く「肉食系」の強烈な集中力を発揮する。凡田は二日酔いの関谷と対峙した際、そのような状態であるにも関わらず彼の集中力が自分を凌駕している、と強く感じていた。強打者でありながら守備も巧みで、先述の試合中には2度もファインプレーを決めている。 冬木 守(ふゆき まもる) 声 - 古川慎 右翼手。背番号1、右投右打。29歳、年俸1億1000万円。 俊足巧打で現在12球団の外野手では一番の名手と呼ばれている。出村と1・2番コンビを組む。プロとしての求道者の一面を強く持っており、プロがアマチュア的なプレーをすることを嫌う。そのためケガなどのリスクの高い一塁へのヘッドスライディングを「最もスマートではないプレー」と考える。 出村 四郎(でむら しろう) 声 - 増田俊樹 二塁手。背番号3、右投右打。28歳、年俸9800万円。 現在12球団の二塁手では一番の名手と呼ばれている。冬木と1・2番コンビを組む。冬木のプロとしての美学に心酔しており、同じようにスタイリッシュにプレーしたいと考えている。 殿山(とのやま) 投手。背番号11、右投。24歳。 セ・リーグを代表する絶対的エース3人のうちの1人。 椿屋 広哉(つばきや ひろや) 連載開始2シーズン目から途中で就任した新社長。55歳。 官僚的な考え方で親会社からの出向という意識が強く、サラリーマンとしての処世術に長けている。そのためよく顔を出すが、現場そのものは好きではない。 上記のような考え方から次期監督と目されている北王子とは折り合いが悪い。現役時代の北王子の不遜で横柄な態度を見てから好感が持てない。 石塚 弘揮(いしづか ひろき) 球団職員兼北王子監督の専任広報。元投手。所沢ジャガーズ〜名古屋ワイルドワンズ 北王子とは大学の同期で親友。ジャガーズに入団するが、プロ未勝利のまま引退。打撃投手となるも肩を壊し、一度は球界から身を引いて家業の手伝いをしていた。北王子の監督就任時の条件としてワイルドワンズにスタッフとして入団。 現役時代の実績は皆無ながら指導者としての才覚はあり、彼の出すアドバイスがズバズバ当たるため北王子から『影のヘッドコーチ』と言われるほどの信頼を得る。渋谷獲得も石塚の提案による物。 北王子自身は石塚を投手コーチとして起用したかったが、プロでの実績がないため球団側が拒否。そのためチームスタッフとして招集されることとなった。 しかし一方で、スタッフという立場でありながら監督を通して強い発言力を持っていることに対して、コーチ陣からは反発も出ている。 秋村 オモテのヘッドコーチ。老齢で石塚の意見を重用する北王子と内心対立しながらも結果を出していることに理解を示し影で励ます。「東京ドーム編」で北王子の独断で解雇された。
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