東京ドーム編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 08:57 UTC 版)
球界の盟主と呼ばれる名門球団モップスの一員となった夏之介は、婚約者のユキちゃんと入籍し、公私ともに新たな環境での選手生活を送ることになる。 開幕当初は新たな環境に馴染めず結果を出せなかった夏之介は、シーズン後半になって調子を取り戻したものの、他の選手が調子を落とす中で鈴木監督に過剰に期待されるようになる。妻の妊娠を知り、子供の将来のためにも前半戦の遅れを取り戻そうとする夏之介はそれに応え、周囲から「凡田のムダ使い」とも言われた過度の登板により、肘尺側側副靭帯損傷を起こしてしまう。 医師からトミー・ジョン手術を受けるように薦められた夏之介は、悩んだ末に手術を受け、移籍2年目のシーズンは試合に出ずに育成枠選手としてリハビリに専念することになる。3年目は使い潰された1年目の反動ともいえる過保護な扱いを受け、中10日以上・5イニング限定の先発として起用され、危ういながらも10勝0敗の成績を残す。さらに、4年目も先発5番手としてローテーション入りし、9勝8敗の成績を残す。防御率は悪い(4.11)が、試合を壊さないクオリティ・スタートのできる投手として評価される(24先発中20試合でQSを達成で、QS率83%は12球団1位)。 中継ぎではなく「先発ピッチャーとしてやっていきたい」との思いを抱き始めた夏之介であったが、次シーズンのモップスでは夏之介が先発として残る余地はなくFA宣言。古巣のスパイダースと仙台ゴールデンカップスの2球団が名乗りを上げ、移籍条件としてはスパイダースの方が若干上だったが、自身との対戦経験が少ないパ・リーグ相手の方が勝ちを狙いやすいとの判断から、ゴールデンカップスへの移籍を決めるのであった。
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