東京ドーム特別規約とは? わかりやすく解説

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東京ドーム特別規約(特別ルール)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 21:23 UTC 版)

東京ドーム」の記事における「東京ドーム特別規約(特別ルール)」の解説

東京ドーム打球天井懸垂物に当たった場合などに備えて別ルールの「東京ドーム特別規約」が設けている。 東京ドーム特別規約(2016年現在)の内容以下の通り打球が、フェア地域上の天井懸垂物に当たった場合は、ボールインプレイとする。ファウル地域上の天井懸垂物に当たったり、穴や隙間入り込んだ場合は、ボールデッドとする。 打球が、フェア地域内にある天井の穴または隙間入り込んだ場合、あるいは懸垂物に挟まった場合は、ボールデッドとし、打者および走者には投球当時基準にして二個の安全進塁権与えられる内野から外野にかけてフェンス上にボールが留まった場合は、ボールデッドとする。ただし、バックネットの低いフェンス上にボールが留まった場合は、ボールインプレイとする。 ボールボーイ用の椅子ボール当たってプレイングフィールドに跳ね返った場合は、ボールインプレイとする。ただし、ダッグアウト屋根の上に留まるか、ひさしに当たった場合は、ボールデッドとする。 エキサイトシート内にボール入った場合は、ボールデッドとする。ただちにプレイングフィールドに跳ね返った場合ボールデッドとする。 ボールカメラマン席に留まった場合は、ボールデッドとする。ただちにプレイングフィールドに跳ね返った場合ボールデッドとする。 — 東京ドーム特別規約 打球フェア地域天井懸垂物に当たった場合上記1関連打球フェア地域天井懸垂物に当たった場合ボールインプレイで、落下地点または野手触れた地点フェアボールファウルボール判定する1988年昭和63年7月4日 - 日ハム阪急戦で、ダラス・ウィリアムズ阪急)の打球天井当たった2階内野席落ちたためファウル(特別ルール適用第1号)。 1990年平成2年6月5日 - ラルフ・ブライアント近鉄)の打球天井当たった二塁手捕球しアウト天井当たった打球フェアになった第1号)。東京ドーム初の認定本塁打はこの翌日出ている(後述)。 2005年平成17年7月30日 - 巨人対中日戦で、通算350本塁打まで残り1本に迫っていた江藤智巨人)が本塁打性の特大飛球放ったが、打球屋根に当たりグラウンド落下中日左翼手英智捕球され、350号は幻となった通算350号は西武移籍した翌年4月15日達成)。 2007年平成19年7月20日 - オールスターゲーム第1戦で、オールパシフィックの山﨑武司楽天)が天井当てている(結果サードファウルフライ)。 2010年平成22年7月3日 - 巨人阪神戦で、クレイグ・ブラゼル阪神)の打球天井2度当たりグラウンド落下することなくそのまま右中間中段入りホームランとなった打球外野フェア地域設けられ懸垂物に当たった場合ホームランとなる(認定ホームラン過去3例)。1990年平成2年6月6日(1例目) - 日本ハム近鉄戦で、ラルフ・ブライアント近鉄)が角盈男日本ハム)から記録打った打球センター守備位置上にあるメインスピーカーに直撃させた(推定飛距離160メートル)。これをきっかけに、東京ドームはメインスピーカーに当てた認定ホームラン記録した選手に対してスピーカー提供メーカーより賞金150万円贈呈することにした。 2008年平成20年6月7日(2例目) - 巨人ロッテ戦で、フリオ・ズレータロッテ)がエイドリアン・バーンサイド巨人)から記録打った打球レフト守備位置上にある照明機器直撃させた(推定飛距離150メートル)。 2014年平成26年4月9日(3例目) - 巨人広島戦で、村田修一巨人)が今村猛広島)から記録打った打球レフト守備位置上にある照明機器直撃させた(推定飛距離150メートル)。 打球フェア地域内にある天井の穴や隙間入り込んだ場合あるいは懸垂物に挟まった場合上記2関連打球フェア地域内にある天井の穴や隙間入り込んだ場合あるいは懸垂物に挟まった場合ボールデッドとなり、フェア地域内なら打者走者ともに2個の安全進塁権与えられエンタイトルツーベース)、ファウル地域ならファウルボールとなる。2002年平成14年7月18日 - 巨人横浜戦で、巨人松井秀喜横浜森中聖雄から記録ボール挟まっておらず二重構造の膜の間を通ってライトスタンドの巨大看板上の照明付近まで転がっていた。この「幻のドーム場外ボール2日後取り出され、現在、当ドーム内の野球体育博物館松井本人のサイン入り保存されている。 2016年平成28年11月13日 - ワールド・ベースボール・クラシック日本代表オランダ代表戦強化試合で、日本大谷翔平オランダのフロラヌスから記録打球ライト方向天井隙間入ったボール二重構造の膜の間を通って一塁2階席上段の縁まで転がっていた。このボール翌日回収されサイン入り11月29日から展示されている。

※この「東京ドーム特別規約(特別ルール)」の解説は、「東京ドーム」の解説の一部です。
「東京ドーム特別規約(特別ルール)」を含む「東京ドーム」の記事については、「東京ドーム」の概要を参照ください。

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