ヘイトとは? わかりやすく解説

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hate

別表記:ヘイト

「hate」は、憎む・嫌う・憎悪意味する英語表現である。

「hate」とは・「hate」の意味

「hate」は動詞として使われる場合、憎むや嫌うという意味を持つ。名詞として使われる場合は、憎悪憎しみ意味する英語表現となる。

「hate」の発音・読み方

「hate」の発音記号は、「héit」。カタカナ表記する場合には「ヘイト」が使われることが多いが、実際発音に近いのは「ヘェィトゥ」である。

「hate」の活用変化一覧

「hate」の過去形過去分詞形は「hated」で、現在分詞形は「hating」と表現できる。また三人称単数現在形用い場合の「hate」は、「hates」になる。

「hate」の語源・由来

「hate」のコア語源となっているのが、ゲルマン祖語の「hataz(憎しみ)」である。中期英語の「hate(憎しみ)」から古期英語の「hatian(憎む)」と古ノルド語の「hatr(憎しみ)」になって最終的にゲルマン祖語の「hataz」へと変化し現代英語使われている「hate」に繋がっている。

「hate」と「don't like」の違い

「hate」と「don't like」は、同じように「嫌い」を意味する英語表現である。日本語の意味は同じでも、嫌いの程度によって2つの表現を使い分けることが可能である。嫌いの程度が強いときに使う表現が、嫌いのほかに憎むなどの意味持っている「hate」になる。例えば「I hate youと書かれていた場合、「あなたが嫌い」と訳すこともできれば「あなたを憎んでいる」という意味でも使うことができる。感情的に拒絶していているものに対して使われることが多い表現でもある。

一方don't like」は、嫌いの中でも程度が軽いときに使われるケース多く見られる例えば「don't like」の間に「really」を入れることで、「あまり好きじゃない」という表現になる。「I don't really like tomato」なら、「トマトはあまり好きではない」の意味使われる。ただし嫌いの程度が軽いときに使われるdon't likeでも、really」を「don't like」の間ではなく前に入れると「本当に好きじゃないの意味になるため注意が必要である。「hate」と「don't like」の違いだけではなく、「really」の位置にも注目して嫌いの程度判断する必要がある

「hate」を含む英熟語・英語表現

「hate 動名詞」とは


「hate 動名詞」とは、「~するのが嫌い」を意味する英語表現である。動名詞部分には、嫌っている経験や行為を示す言葉使われている。例えば「I hate talking to my boss」なら、「上司と話すのが嫌い」を意味している。また「hate 動名詞」の形ではなく、「hate to」の形で表現した場合も、同じよう何らかの行為嫌っていることを意味した表現になるが、「hate 動名詞」を使うのが一般的である。

「NO hate」とは


「NO hate」は、「hate」を否定した表現となるため「嫌いじゃないの意味になる。

「I hate it」とは


「I hate it」を訳すと「それが大嫌いもしくは「嫌い」である。また「I hate it」は、続けて「when」が使われることが多く、「when」の後に嫌いなもの続けることができる。例えば「I hate it when people smoke in office」なら「誰かが会社タバコを吸うのが嫌い」となる。

「hate speech」とは


hate speech」は、日本語でも「ヘイトスピーチ」という言葉使われていて、個人または集団侮辱攻撃する発言もしくは言動のことを示している。例え人種出身国宗教などの差別的発言は「hate speech」に該当する。もともとは有色人種LGBTなどの差別対す暴力行為頻発した1980年代アメリカでヘイトクライム」という言葉とともに使われ始めその後一般的に使用される言葉となっている。

「hate」の使い方・例文

「hate」の例文としては、例えば「I hate violence」は「私は暴力が嫌い」、「She hates cats」は「彼女はが嫌い」になる。「violence」や「cats」の部分言い換えることで、嫌いなものについて表現することができる。ほかにも「I hate waiting in line at the store.」で「お店で並ぶのが嫌い」、「I hate going to school」なら「学校へ行くのが嫌い」などのように何らかのものや行為が嫌いなことについて表現できるのが「hate」である。

ヘイト

英語:hate

 

「ヘイト」とは・「ヘイト」の意味

「ヘイト」とは、英単語hate」に由来するカタカナ語で、「憎むこと」「反感を抱くこと」「憎悪」を意味する言葉である。

元々の英単語hate」も、「好きではない」というニュアンス上回る、「憎む」「激しく嫌う」という意味を持つため、「ヘイト」も「他者を憎む」という酷くネガティブな意味を持つ。「私は彼を憎む」と表現する場合に、「私は彼にヘイトを向ける」などと言い換えることが可能である。なお、英語において「I hate you.」と表現した場合は、スラングとして「あなたが憎らしい(ほど好き)」という真逆の意味使われることもあるが、日本における「ヘイト」は原則として憎悪・憎む」として用いられる

音楽ジャンルhiphop界隈において、嫉妬心駆られて匿名批判文句などを書き込む人のことを「ヘイト」あるいは「ヘイター(ヘイトする人)」と表現する健全な批評感想ではなく陰口悪口などをいう人物を示す。また、対戦型シューティングゲームであるfpsMMORPGなどにおいては、「敵キャラクターが抱く敵対心レベル数値)」を示す用語として「ヘイト」が使われている。「ヘイトが溜まる(自分攻撃対象となり危険が迫っている)」「ヘイトを管理する(敵が誰を狙っているのかを認識しながら戦う)」といった形で、ゲーム状況や行動などを端的に表現できる用語となっている。

「ヘイト」の熟語・言い回し

ヘイトを向けるとは



「ヘイトを向ける」とは、「憎しみ憎悪感情相手に向ける」という意味を示す言葉である。自分自身誰か憎しみ気持ち抱いて「ヘイトを向ける」と表現することもあるが、自分以外の第三者言動評価して「彼はヘイトを向けている」といった形で用いることが多い。

ヘイトクライムとは



ヘイトクライム」とは、英語の「hate crime憎悪犯罪)」をカタカナ読みした言葉である。人種宗教性的思考などのアイデンティティ対象とした、偏見憎悪原因でおきる犯罪行為のことを示す。この言葉人種差別性的指向対す差別問題根深いアメリカにおいて、1970年代頃に生まれた。この概念広く知られるようになったのは、1998年アメリカで発生した同性愛者対象とした惨殺事件起因するこのようなヘイトクライム世界各地発生しており、様々な国でヘイトクライム問題視する動きや、法制度運用など進められている。

ヘイトスピーチとは



ヘイトスピーチ」とは、英語の「hate speech」をカタカナ読みした言葉である。人種宗教思想更には性別容姿身体職業などを対象とした、侮辱発言脅迫攻撃値する発言言動のことを示す。「ヘイトクライム」という概念と共に発展した具体的にどのような言動を「ヘイトスピーチ」と認定するかは、各国で定義が異なっている。

ヘイトを買うとは



「ヘイトを買う」とは、主にゲームにおける行動を示す言葉である。特に対戦型ゲームにおいて、積極的に敵を攻撃して、敵から優先的に攻撃を受ける対象になることを「ヘイトが溜まる」と表現するが、作戦のために自分が囮になるといった理由で、あえて「ヘイト」を集め行動をとることを「ヘイトを買う」と言う。同じ意味で「ヘイトを稼ぐ」「ヘイトを溜める」と表現することもある。

ヘイト ユーとは



「ヘイト ユー」とは、韓国のヒップホップグループ2NE1が、2011年リリースした楽曲名である。

「ヘイト」の使い方・例文

・彼女の歌唱力が素晴らしいからって、ヘイトするのは止めた方がいい。
・つまらない妬み悪口ばっかり言っていると、ヘイターだって嫌われるよ。
・彼らは、差別的な発言をしたあの企業の代表に対して激しいヘイトを向けている。
ヘイトクライム絶対に許されない犯罪である。
そのような言動は、ヘイトスピーチ該当すると思う。
SNSへの書き込みヘイトスピーチとして認定されたから、アカウントロックされたらしい
・ヘイトが溜まってきたから一度後ろに引く。
・俺がヘイトを稼ぐから、お前は回復してから援護回ってくれ。
・つい前に出すぎてヘイトを買って一斉に狙われてしまった。


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