フランス側の魔法少女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 08:37 UTC 版)
「魔法少女まどか☆マギカのキャラクター一覧」の記事における「フランス側の魔法少女」の解説
タルト 声 - 堀江由衣 本作の主人公。本名はジャンヌ・ダルク。「タルト」の名前は自身の名前を書いた際に「Jehanne Tart」と書いたため、キューブ(キュゥべえ)が「タルトというのはいい響きだ、そう呼ばせてもらいたい」と言ったことに基づく。一方タルトはキューブのことを「天使様」と呼んでいる。 プロローグにて、かつて「聖女」「乙女」と謳われた彼女が「異端」「魔女」として火刑に処される中、絶望を抱かず「人」として運命を受け入れ、ソウルジェムを握りしめて過去を思い出す所から物語は始まる。 百年戦争において、連合イングランド軍より領地を取り戻すべく前線で戦う魔法少女のひとりで、兵士や領民から「聖女」「乙女」として崇められている。平和を願い戦争を終結させるためにキューブと契約した。 キューブによると「規格外な力」を持ち、光を操る固有魔法を使い、魔女の攻撃や大砲の弾ですら無傷でいられるほどの耐久力を持っているが、生来の平和主義なために武器を所持しておらず、固有魔法を応用して、頭にイメージすることにより「光の剣」や「光弾」など、光(=熱エネルギー)を様々な武器に具現化させて使用し、必殺技として長槍に変化させて高威力の攻撃を与える「ラ・リュミエール(光よ)」を使う。大技を使用するに比例してソウルジェムの濁りも早くなる。後に謎の魔法少女から魔法で冶金した「クロヴィスの剣」を授かり、それを媒介とする事で魔力消費の調整ができるようになる。 ドンレミ村で妹のカトリーヌともに敬虔なキリスト教徒として平和に過ごし、村人からは「ジャネット」と呼ばれていた。ある日、カトリーヌと共に光が見え、それが森の方に行くを見て森の中に入るが、そこでグリーフシードが孵化し、現れた魔女結界の中で魔女の口づけを受けた兵士に襲われるが、その時に現れたリズとキューブに救われる。魔女を倒したリズとキューブに自らを探していたと告げられ、キューブに魔法少女として契約を望まれる。最初の内は自分は人々を助けるような立派な人間ではないと拒否していたが、盗賊団による村の襲撃で村人とカトリーヌを失い、戦争を終わらせ平和な時代にしたいと決意し、「フランスに光をもたらす力を」と願い魔法少女になった。 後に魔法少女が魔女になることを知り、フランスが平和になるならばと覚悟しているが、タルトの因果律があまりにも強大で、物事がタルトの思う通りの結果へと繋がることに対し、タルトの願いが達成された後がどうなるかに対し、リズは不安を隠せないでいる。 その願いにふさわしい強力な魔力の行使と破格の攻撃力・防御力を誇り、潜在的な魔力量を多く持つものの、持久力に欠け燃費の悪さが際立っている。 終盤、既にソウルジェムが限界を迎えていたものの、リズの願いに寄って魔女化が防がれていた事が判明。その力でイザボー・ド・バヴィエールを打ち倒すも、このままでは自身が呪いを振りまく存在となってしまう事を危惧し、自ら捕らえられ、火刑に処せられた。 リズ・ホークウッド 声 - 小清水亜美 イタリア人の傭兵。本名はリズ・ヴィスコンティ。 防御力を除き基本的にバランスが取れた能力を持っている。影を操る固有魔法を持ち、影から影へと移動することができるほか、汎用性に優れ防御力が劣る点を影に潜り込むことでカバーしている。使用する武器は前後につり下げた4本の短剣で、影を通して遠くの敵を攻撃するなど主に暗器として使用し、固有魔法との重ね技で槍や鞭、大鎌など様々な武器に変化させて使用する他、鎖状にして相手を拘束することもできる。 とある願いのためにタルトよりも先にキューブと契約して魔法少女となっており、キューブと共に魔女を倒す旅をしていた。表情は乏しく物事にはたいてい無表情だがかわいいもの好きな一面も。 ラピヌとの戦いで、「何度倒しても魔女化と魔法少女化を繰り返す」という魔法を持つ彼女を倒すため、共に影の世界へと消える。その後、タルトとイザボーの最後の戦いでソウルジェムのみで現れ、タルトの籠手へと変化して、ともにイザボーを倒す。その後、残ったソウルジェムは消滅した。 メリッサ・ド・ヴィニョル 声 - 加隈亜衣 ラ・イルの実娘で、従者として父と共に戦線を渡り歩き、タルトたちの身の回りの世話もしている。プロローグでジャンヌ(タルト)が火刑に処される姿を、兵士に取り押さえられながら見届けている。使用する武器は樽状のハンマーと魔法の鎖で繋がっている長柄のメイスで、相手にハンマーをぶつけ、さらに魔力を込めてハンマーを突くことにより空間ごと消滅させることができるが、同時に武器も消滅するため、一回の変身につき一度しか使用できない。 1429年5月8日のオルレアン解放作戦時にタルトたちの従者として命を受け同行していた時、キューブの姿が見える事からキューブに契約を薦められ、後にコルボーの猛攻にタルトとイルが苦戦した事から、みんなを助けたいとキューブと契約し魔法少女になった。 エリザ・ツェリスカ 声 - 沢城みゆき 神聖ローマ皇帝妃バルバラ・ツェリスカの実娘で、ドラゴン騎士団の一員。バルバラが男妾との間にもうけた子で、皇帝ジギスムントに露見され母娘ともに追放されるも、ペレネルとキューブに出会ったときに「自分の存在を認めさせる」ことを願って魔法少女となり、母とともに宮廷に戻った。「突如現れた『乙女』の力を計り、シャルル王太子の戴冠に尽力せよ」という命令を受けてフランスに向かい、タルトたちと行動を共にする。 貴族出身であり、家名を誇りとし、「ドラゴンの記章」が刺繍されているマントを羽織っている。使用する武器はペレネルの錬金術で造られた5つの銃身を持つ斧付きのライフルだが、魔法少女としての武器は別に存在する。魔力を込めることによりガトリング砲のように連射することも可能。 ペレネル・フラメル 声 - 能登麻美子 学者風の容姿に眼鏡をかけた魔法少女であり、錬金術師を生業とする。武器は杖で、魔女の突進をものともしないシールドを展開する事ができる。光の固有魔法の消費に苦労しているタルトの前に現れ、彼女のために魔法の媒介となる、魔法で冶金し直した「クロヴィスの剣」を授けた。リズを「白き傭兵の子孫」と呼ぶなど色々と謎の部分が多く、キューブとは旧知の仲でもあり、キューブの動向を監視している。エリザとも古くからの交流があり、彼女にも錬金術で錬成した銃剣を与えている。名前は4巻収録の第15話にて、初めて明かされた。 『マギアレコード』内のイベントではニコラ・フラメルの妻である事が明かされている。
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