フェンデル
フェンデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 17:57 UTC 版)
「テイルズ オブ グレイセス」の記事における「フェンデル」の解説
カーツ・ベッセル 声 - 石野竜三 40歳。軍の技術将校で、マリクのかつての友人。揺るぎない信念の持ち主で、かつてはマリクと共に改革運動のリーダーとなって活動していたが、改革運動が鎮静化されていきマリクが国外へ逃亡した後も軍に残り続けていた。資源が乏しいせいで貧しい生活を強いられている国民を救いたいと思う気持ちは今でも強く、その打開策として火の大煇石を制御してその原素を利用する事に希望を見出し、フーリエから提供された技術を応用して研究を重ね、近々大煇石を制御するための実験を行なう計画を立てていた。 再会したマリクや、研究の発案者であるパスカルが実験の危険性を訴えるも聞く耳を持たず、アスベルたちの妨害が入りながらも実験を行なう。だが研究が不完全だった為、出力を上げた途端に装置の中の原素が爆発しそうになってしまい、フェンデル崩壊を阻止するために装置のパイプを破壊するも、その反動で瀕死に陥る。死に際にマリクとパスカルに研究の完成とフェンデルの未来を託した。終盤のサブイベントでは、マリク同様にロベリアに好意を抱いていたようで、氷山遺跡の奥に彼女の墓標を立てていることが判明する。 武器は銃を仕込んだ二振りの槍。攻撃範囲が広く、アラウンドステップでも回り込めない攻撃範囲で相手を圧倒する強敵。一行と初めて会う際は室内に潜んでいたアスベルとマリクに気づき、先手を打ってアスベルに刃を向け無力化している(マリクだけはカーツの一撃を防いでいた)。 秘奥義は二本の槍を対象に突き刺した後、銃撃して打ち上げる「悪魔銃槍(デモンガンス)」。 オイゲン 声 - 金尾哲夫 フェンデル軍総統。カーツ同様に火の大煇石から原素を抽出する実験に力を注いでいる。アンマルチア族とフェンデルは、彼の代から交流が行われるようになってきたという。アンマルチア族の長には頭が上がらない。 世界の危機に際し、アンマルチア族の長から半ば脅しのような形で他国との協力を要請され、ストラタ大統領に親書を送る事となった。その後は政府塔を訪れたマリクをひそかに激励するなど、比較的柔軟な態度を取るようになる。サブイベントでは、改革運動の残党である反政府グループと対話の道を選択する事を公表した。 『未来への系譜編』では、反政府グループの刺客にして娘と酷似したユリーシアに暗殺されそうになるが、マリクによって命を救われる。その際にはユリーシアの容姿に気づいて「貴様を見ていると娘に責められている気分になる」と胸中を告白した。今まで独裁的な政治を行っていたが、この一件で「民衆と協力することも必要なのかもしれんな」と考えるようになる。 フーリエ 声 - 大黒優美子 23歳。パスカルの姉。幼さが残る妹とは逆で容姿は大人びている。研究以外ではてんで駄目なパスカルの面倒を見ながら研究をしていた努力家で、現在はフェンデル軍の研究所で働いている。専門は生物に関する実験で、その過程で生まれた魔物・ヴェーレスを使役している。パスカルは姉を純粋に慕っているが、フーリエは優秀過ぎる妹に劣等感を抱いていた。それでも研究以外には無頓着な妹から目を離すことができない。 パスカルが放棄した火の煇石から原素を抽出する研究を無断で引き継いでいたが、後にパスカルに研究を放棄した理由と危険性を指摘された事で今まで抱いていた感情が爆発し、妹との間に微妙な溝が生まれてしまった。しかし後に冷静になって、研究が未完成だった事とパスカルの指摘が正しかった事を認識し、和解できる時を待ち望んでいる。一行がフォドラに向かう時は、ヴェーレス3体を率いて、一行の進路を塞ぐ暴星魔物の群れとの戦いを繰り広げた。 『未来への系譜編』の終盤ではパスカルとヒューバートの恋路を悟った様子で彼にパスカルを「お風呂に入れてあげて」と押し付けていた。 クリア後に行ける隠しダンジョン「ゾーオンケイジ」で戦うことになるが、戦闘スタイルはパスカルとほぼ同じ。ただし陣術は殆ど使用せず、プロト・ヴェーレスの援護に回る形で銃杖による遠隔攻撃を用いる。パスカルの使用するA技を多用するが、CC4の技を初段から使用するため発動のさせ方は異なる。 秘奥義はパスカルと共通している「シアンディーム・エクシード」。秘奥義時の台詞もパスカルと同様。 ポアソン 声 - 木下鈴奈 11歳。アンマルチア族の次期長で、現長ガウスの孫娘。真面目な性格で、パスカルやフーリエを「姉様」と呼び慕っているが、パスカルやフーリエと血縁関係はない(パスカル自身「長になるには血縁者であることが条件」と話しており、自分にはそれがないから安心して研究の旅が続けられると言っている)。 一人称は「うち」。パスカル曰く長は自由に研究はできないが、シャトルの発射操作をパスカルの手本を見ただけでできることから、一族の者らしくある程度の技術力もあると見られる。PS3版では、『未来への系譜編』のライオットピーク最上階で闘うことができる。 巨大なハンマーで相手を押しつぶすメガトンハンマーや、玩具のハンマーを投げつけるピコハン、無数の小さな玩具のハンマーを投げつけるピコピコハンマーなどを技として使用する。また、HPが減ると凍結効果のあるコチコチハンマーや周囲にハンマーの雨を降らせるピコレインを使用してくる。極端に高い物理攻撃力を持ち、通常攻撃ですら直撃すると一撃で瀕死になる程。 秘奥義は巨大なハンマーを持って大回転し、敵を打ちのめしてから跳躍と共に超巨大なハンマーで叩き潰す「テラントハンマー」。 フェルマー 声 - 那須めぐみ フェンデル軍の技術省で働くアンマルチア族の研究者。パスカルとは顔馴染み。後に付き合っていた人と結婚し、退職する。 『未来への系譜編』では、出産を前に母親になる自分に不安を抱えていたが、夫のセーガン共々ソフィの問いかけに自分で答えを出し、女の子を出産。ソフィから名前をもらって「ソフィア」と名付けた。 ガウス 声 - 斉藤貴美子 アンマルチア族の長でポアソンの祖母。好きな爺さんに言葉が訛っていることを指摘され、現在は基本的にポアソンを通して会話をする。 ロベリア オイゲン総統の娘である軍人で、マリクとカーツの友人。20年ほど前にマリクやカーツと共に改革運動に参加しており、総統の娘である事を生かして改革運動に貢献していた。マリクに好意を抱いていたが、彼女を危険な目に遭わせたくなかったマリクに自身を疑うような事を言われてしまい、心に深い傷を負いながら彼のもとを去った。それでも改革運動を成功させるために単身で活動していたが、兵士に見つかってオイゲンの娘である事を知られぬまま撃たれてしまい、後から駆けつけてきたマリクに看取られながら亡くなった。彼女の死はマリクの心に大きな傷を残し、その後の国外への亡命に繋がっている。彼女の遺体はマリクが国外へ亡命した後、カーツによって大煇石の側に埋葬された。 セーガン 声 - 岸尾だいすけ 『未来への系譜編』での追加キャラクター。フェルマーとの間に子供ができたことがわかって結婚を決め、父親になる覚悟ができていない自分に不安になっていたが、自分より辛いのはフェルマー自身だと痛感し覚悟を決めた。 ユリーシア 『未来への系譜編』での追加キャラクター。反政府グループの一員で、かつてマリクが愛した女性ロベリアと酷似した容姿を持つ。そのことを組織の上層部に目を付けられ、マリクを再び引き入れるための駒として利用される。総統暗殺を決行するが寸でのところでマリクに引き止められ、説得の末に改心した。
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