フォドラ
フォドラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 17:57 UTC 版)
「テイルズ オブ グレイセス」の記事における「フォドラ」の解説
エフィネアと隣り合う惑星。かつて優れた科学技術で発展していたが、1000年程前に起きた星の核の枯渇と、ラムダの体組織を埋められた暴星魔物の暴走で滅びてしまい、現在では荒涼とした荒野が広がる中に、僅かに街などの施設が残っている。エメロードはラムダが魔物たちを生み出してフォドラを滅ぼしたと話していたが、実際は研究者たちが嫌がるラムダから体組織を抽出し、それを生命に抽入した事が暴星魔物が増えた原因である。
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「テイルズ オブ グレイセス」の記事における「フォドラ」の解説
エメロード 声 - 平田絵里子 フォドラのアンマルチアの女性(この場合のアンマルチアはフォドラの技術者集団の呼称で、彼女自身はエフィネアのアンマルチア族と血縁関係ではない)。フォドラが滅びる前に自らを封印し、精神を自分そっくりのヒューマノイドに移し、1000年以上の眠りについていた。ある事情でフォドラを訪れてきたアスベルたちの前で目覚め、彼らに協力する。 師匠であるコーネルに好意を寄せていたが、エメロードは研究中の事故で一生を車椅子で過ごすこととなる怪我を負ってしまう。結果、コーネルは彼女の好意を知りながらも自責の念から受けることはできず、ラムダに構うようになった。エメロードはそれを「自分を遠ざけようとしている」と誤解・嫉妬し、いつでもラムダを排除できるようにプロトス1を開発するに至った。一見物静かで温厚だが、研究者として合理的かつ冷酷な性格で、ソフィをラムダを倒すための兵器としか見ていない。特に疑り深いヒューバートとマリクからは、当初から信用されていなかった。 後にアスベルたちと共にラムダを討つ為にエフィネアに行くが、ラムダの進化を目の当たりにした彼女は、ラムダとラムダが吸収したエフィネアの星の核を用いてフォドラに新しい生態系を作り、自身がその頂点に立つ事を企み始める。終盤では本性を表してアスベルたちを裏切ってラムダを体内に取り込んだ。エフィネアを犠牲にフォドラ復活を目論んだ為にアスベル達と交戦して敗北するも、直後にラムダの力でダメージが無効化され全快。しかし、勝利を確信した瞬間に活力を取り戻したラムダが拒絶反応を引き起こした事で肉体が崩壊して醜く破裂して死亡した。 某所で、彼女の残留思念が宿った別のヒューマノイドと戦闘することが出来る。言葉遣いや攻撃方法はオリジナルと同じだが、性格はかなり異なる。 戦闘方法は、赤と黒の入り混じった波動を武器に遠隔攻撃を用いる。弾丸のように発射したり、拡散するように放ったり、落雷や雨のように降り注がせて攻撃する。接近戦用の技は持っていないが、短距離のテレポートで逃げられてしまったり、波動をバリアのように展開して近づくものを弾き飛ばしてしまうという特性を持つ。ソフィとは戦闘時の台詞が似通っており、またパスカルと同じくアンマルチア族のため彼女の用いる術を強化したような術を用いる。 サイ 非戦闘用のヒューマノイド。フォドラが滅びた後もずっと街を守り続けてきた。喋る事はないがわりと人懐っこく、エメロードの命令を理解したり、他のヒューマノイドたちを率いて破損品の修理を行なう等、優れた頭脳は未だに健在。ソフィによってエメロードとは「もう会えない」と告げられ、その意味を理解した様子を見せた。 コーネル 声 - 阪脩 エメロードの師匠で、ヒューマノイド研究の第一人者。星の核から発見されたラムダの研究の責任者でもある。当初は研究の一環としてラムダを人間のように育てていたが、しだいに我が子のように愛情を注ぐようになり、ラムダが人間として生き、やがて星の核として世界を守ってくれることを望んでいた。しかし、ラムダが危険視された状況下でもラムダを庇い続けたため、上層部の命令を受けたエメロードに監禁されてしまい、エメロードと対立するようになった。エメロードからの好意に気付いていたが、研究中の事故で彼女に怪我をさせてしまったことで深い自責の念を抱いており、「彼女の気持ちに答えることは許されない」と己を戒めていた。このことからエメロードに「怪我をしたから遠ざけられるようになった」と誤解を抱かせてしまい、激しい嫉妬と憎悪を生み出させてしまった。 後に監禁場所から逃げ出し、破棄されながらも生き延びていたラムダをシャトルの前で見つける。しかし直後にエメロードに見つかり、ラムダと共にシャトルの中に逃げるも、エメロードが率いてきたヒューマノイドに撃たれ、最期の力でシャトルをエフィネアへと発進させて亡くなった。ラムダに最期に望んだ「生きろ」という願いは、その後のラムダの生きる糧となっている。 ラムダ 声 - 中原茂 本作のラストボス。アンマルチア族の遺跡に名前が刻まれている謎の存在。かつて1000年前にフォドラが星の核を研究する過程で偶然発見された生命体。体組織から魔物を生み出したり、他者に寄生する能力があり、ラムダを体内に取り込んだ者は左目に元々の色に赤が混じった色になる。発見された後はヒューマノイドの体に宿り、コーネルの愛情を受けながら人間らしく育っていったが、その能力故に周囲から危険視されていた。 エメロードに破棄されかかったが辛うじて生き延び、コーネルが起動させたシャトルに乗ってエフィネアへ逃げるも、魔物の姿だった為に人々から迫害され、更にフォドラから送られてきたプロトス1(ソフィ)の追撃に遭う。そのためコーネルが最期に残した「生きろ」という願いを果たしたいと思いながらも、自身の存在を否定する人類や世界を憎むようになっていき、やがて自らが星の核となって人間の存在しない世界を作りあげようという歪んだ思いに繋がっていった。 プロトス1を退けた後に自身も重傷を負い、ソフィと同じように長い時間をかけて体を修復していた。そして7年前に目覚め、王都バロニアの隠し通路で幼いアスベルたちに襲い掛かりソフィに致命傷を負わせる。そして、その側で毒を盛られていた事で死に掛けていたリチャードの「生きたい」という思いに、かつてコーネルが自分に残した言葉を重ね、リチャードに憑依する事で彼の命を救った。その後7年もの間リチャードの中で眠り続けていたが、リチャードが殺されかけたのを機に覚醒し、徐々にリチャードの精神と一体化し始めていった。 アスベルとリチャードが決別した後には、完全にリチャードを掌握し、彼を使役し各国の大煇石の原素を奪い「星の核」を目指す。融合が進むにつれてリチャードは彼の影響を受けて姿が変容する(『未来への系譜編』のリチャード曰く「かっこいい」)。 エフィネアの「星の核」にてリチャードから分離し、エフィネア中から吸収した原素を用いて、純粋なるラムダ「ラムダ・アンゲルス」に変貌しアスベル達に襲い掛かる。敗北後、ソフィとの対消滅を防ぐために介入したアスベルと対話し、人間という存在全てが憎むべき対象ではないと説得を受け、彼の中で眠りに付く。 本編クリア後に用意されている隠しダンジョンの「ゾーオンケイジ」を全10フロアクリアすると、ラスボスの「ラムダ・アンゲルス」がより強力な「ラムダ・テオス」と変わり、レベルも全ステータスも極めて高くなる。強力なラスボスの場合、Wii版では撃破時の経験値が100万だが、PS3では経験値が入らない。 『未来への系譜編』ではアスベル達の危機に反応して目覚め、彼に力を貸す。リチャードに憑依していた時は暴星バリアなどの特性を与えたが、アスベルには「アクセルモード」という新たな力を授ける。暴星バリアを張るのではなく周囲に炎として展開し、攻撃に使用するというもの。これはアスベルだけではなく、パーティキャラクターも称号によってアクセルモードの取得が可能。 フォドラの核から生まれた存在であるため、フォドラの原素の流れを知ることが出来る。非常に博識で、パスカルが出そうとした答えをわざと先に回答して彼女を落ち込ませるなどマリク曰く「相当な捻くれ者」。 最終形態とも言えるアンゲルスの状態では、白と紫を基調とした巨大な人型の怪物となる。翼のように骨格が変形しており、低空飛行が可能。両脚にあたる部分はない。前方や左右に走る灼熱の衝撃波や、前方に無数に発射される紫紺のレーザーを用いる。暴星バリアを張る際は暴星魔物同様、衝撃波が発生して周囲のキャラクターにダメージを与えるが、ラムダの使用するものは威力も範囲も段違いという厄介な特徴がある。鳥の翼にも似たような触手が肩から生えており、捕まると行動不能になるほか連続してダメージを受けてしまう。また、額からレーザーを発射して攻撃もしてくる。ほか、リチャードが使用していた一部の威圧術を用いる。 「ラムダ・アンゲルス/テオス」の残りHPが10000以下の時に秘奥義で止めを刺そうとすると、現在のエレスライズLvに関係なく、必ずLv3秘奥義が発動する。この時は専用の台詞も用意されている。 リトルクイーン 声 - 南條愛乃 『未来への系譜編』のラストボス。ソフィの前に幻のように現れる謎の少女。ソフィのことを「フォドラの子」と呼び、人間ではない故に孤独に悩むソフィに対して、永遠の時を共に生きようと何度も語りかけてくる。一方で自然の摂理を乱す人類を憎悪しており、人間を滅ぼすことが自分の存在意義であると語っている。 その正体は、フォドラの「星の核」が人間を滅ぼすために生み出した存在で、フォドラの意思そのものと言うべき存在。1000年程前、フォドラは繁栄を極めていたが、人間が原素を大量消費したことで「星の核」の原素が枯渇し、自らが死滅することを拒んだフォドラがその要因となった人類を敵とみなし、殲滅させるためにリトルクイーンたちを生み出した。フォドラの原素研究施設の第二調査隊がリトルクイーンのサンプルを入手することに成功しており(第一調査隊は壊滅し、サンプルを持ち帰った生き残りも戻って間もなく死亡している)、サンプルは後にエメロードの手に渡り、それを元にプロトス1(ソフィ)が造られた。そのためリトルクイーンはソフィを「フォドラの子」と見なしており、執拗に彼女を自分たちの元へ連れて行こうとしていた。 「星の核」の枯渇にともなって、リトルクイーンたちも1000年もの間活動を休止していたが、フォドラが再び息を吹き返したことによってリトルクイーンも復活する。フォドラの核の影響を受けた魔物を自在に操る力を持ち、フォドラの核はエフィネアの魔物たちにも影響を与え、各地で暴星魔物を変異させ、被害拡大の元凶となっていた。 リトルクイーンは複数おり、フォドラの核が活動している限り永遠に生み出される。戦闘でも様々な種類が存在しており、格闘に長けた者や遠距離攻撃、術師タイプなど、種類が非常に多い。イベントなどでアスベルたちの前に現れるリトルクイーンは、手から放つ光の弾丸を武器にするタイプが多い。 『テイルズ オブ ザ レイズ』では、プレイアブルキャラクターに昇格。フォドラクイーン 声 - 土井美加 魔物を活性化させているフォドラの核を停止させるためにやってきたアスベルたちの前に現れた大勢のリトルクイーンが融合した姿。エメラルドのような髪色を持つ巨大な美女の姿となり、露出の多い純白のドレスに身を包んで襲い掛かってくる。4段階あるうちの第4形態に至っての攻撃の激しさは想像を絶する。 始めは巨大な花に搭乗した形態で行動する。周囲を飛び交う衛星(ビット)を召喚し、拡散や収束したレーザーを発射したり、自身の周囲に落雷を発生させて近づくものを焼き払う。 第二形態は花の足場を解除し、巨大な剣を片手に襲い掛かってくる。炎の波動を一直線に放つ「バーストブレード」や、同じく雷撃を発生させる「サンダーブレード」を用いる。 ある程度ダメージを受けるともう一度花の形態になり、最後に再び剣を持った状態で行動する。ただし、二段階目とは攻撃能力が段違いに上昇しており、剣先から魔法陣を発生させて拡散する漆黒の衝撃波を放ってくる。また、サンダーブレードが二回発生するようになっており、正面の一撃の後に左右に広がる二連撃が発生する。 更にその際とある戦闘ランク以上である事によりリトルクイーン(HPは低め)まで参戦するという形ともなっており、歴代最強のラストボスに相応しい強さである。 なお、フォドラクイーンとの戦闘では敵の秘奥義中に隠しコマンドを入力する事で、隠し秘奥義「ブルーアース」を発動させる事が可能。
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