クズ鉄町・地上
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 15:06 UTC 版)
「銃夢 LastOrder」の記事における「クズ鉄町・地上」の解説
ケイオス ノヴァの息子。サイコメトリー能力を持つ元ラジオスター。普段は生身の虚弱な青年に過ぎないが、有事には愛刀から剣豪「立花竜鬼斎」の技・戦国太刀を再現し、その戦闘力は並みの武装サイボーグを凌駕する。 地上とザレムを繋ぐ「ザレムの塔」を建設するべく闇ブローカー・ベクターの許を訪れ青写真を見せるが、「言葉など信じない。この街の底辺を這いずり回って一年経ってからも同じ事が言えるならやってみろ」と特製の枷を付けられて放逐される。一年後、憔悴しきった状態でベクターの許に向かうが、飛来した紙飛行機からガリィの思念を読みとり復活。「夢を見た罪はそれを果たす事でしか購えない」と啖呵を切って協力を取り付ける。 計画を進めつつ、ノヴァXの開いた回線を使い地上とザレムのつなぎ役をしていたが、イド、フォギア、マージ、コヨミ他と共にザレム・イエールに向かい、軌道連合政府との交渉も行う。 ベクター クズ鉄町最大の勢力を誇る闇ブローカー。ファクトリーからの横流しや非合法品の売買で財をなした悪党。辺境の寒村から9歳でクズ鉄町に根を下ろし、40年間生き抜いた才能「目を見ただけで相手の言葉の真贋を見分ける」を持つ。 それゆえに「言葉」や「夢」などといった上辺の綺麗事を信じないリアリストだが、本当の気概を持った「野心」には投資する柔軟性を持っており、ケイオスのパトロンとなる。 ZOTT決勝の放送時には、クズ鉄町の住民に分かりやすくするためトトカルチョを催し、自身はケイオスと将来の実権を賭けるなど中々に良い関係となっている。 コヨミ クズ鉄町のバー「カンザス」オーナーの一人娘。登場当初は泣くことしかできない赤ん坊だったが、後に快活でしっかりした性格に育つ。実の娘ではなく捨て子だが、成長したコヨミは後に意外なところでガリィと再会する。イドやザパンは「カンザス」の常連だった。ガリィが彼女の命を助けたことも一度や二度ではなく、縁浅からぬ関係である。 バージャックの乱に参加するが、電によって生き残る。終息後は飲んだくれた父親の面倒を見ながらビュイックの形見のカメラで記者を志す。 イド・ダイスケ 地上世界において食料を中心とした各種物資を生産しクズ鉄町のファクトリーに送る「農場(ファーム)・21」でサイバネ医師を営む青年。前作においてジャンクの山で眠っていたガリィを発見し、蘇生させた名付け親でもある。 ノヴァと接触した際にバーサーカー体で暴走したザパンに殺害されるが、ノヴァの手で蘇生された。その際に「ザレム人の秘密」を明かされた事で自身の正気を保つために秘密を知った時点より前の記憶を消去した。 リベットによるバージャック復活騒動の後、フォギアと共に動力用の原子炉SLがメルトダウン事故を起こした責任を取らされそうになるが、自身の世話になった馬借町民の手で脱出する。その後、花崗岩堂を経てクズ鉄町にてケイオスたちと共にザレム、イエールに赴く。 ザレムではノヴァⅩのデスゲームを突破した際にノヴァから過去の記憶のバックアップを保存したナノマシンカプセルを渡され、決意のもとに飲み下し記憶を取り戻した。 ケイナ イドの助手を務めるサイボーグの少女。「カポエラ」の使い手で、看護婦ながらけが人を増やしてしまう事が多々ある。戦闘用のボディではない為、装甲化されたサイボーグ相手だと分が悪い。 イドに出会う以前はノヴァのラボで働いていたが、日々いつ自分が実験対象にされるか戦々恐々の毎日だった。リベットによるバージャック復活騒動の際にイドに記憶消去前の遺言を記録したディスクを返す事を決意したが、襲撃してきた三人兄妹の複合サイボーグ(ラボ時代に実験台にされるのを見捨ててしまった)と相討ちとなった。 フォギア・フォア かつてガリィがGIBエージェント「TUNED」時代に知り合い、将来を約束した恋人。生身の人間ながら「対サイバネ骨法」の使い手で彼の使う「徹し」はサイボーグの装甲を貫通し、生身の脳を破壊する(理論的には周破衝拳と同じ)。 故郷である漁村「アルハンブラ」にてガリィを待っていたが、流れの商人が持ち込んだガリィの銃(TUNED専用でロックが掛かっている)を見つけた事からガリィを探す為に再び旅立つ。 馬借町で正体を隠しガリィの振りをしていたGR-4とそれを追っていたゼクスに出会い戦闘となるがアンドロイドであるゼクスには「徹し」も通用せず右腕を失った。破壊されたGR-4と共に川に転落、ファーム21に流れ着き、イド、ケイナと出会う。リベットによるバージャック復活騒動の後、イドと共に動力用の原子炉SLがメルトダウン事故を起こした責任を取らされそうになるが、イドの世話になった馬借町民の手で脱出する。その後、花崗岩堂を経てクズ鉄町にてケイオスたちと共にザレム、イエールに赴き、ガリィ(生脳)と再会する。 Dr.リベット 元バージャックに所属していたサイバネ技師。おもちゃの様な義体に顔面をリベットで貼り付けた性質の悪い冗談の様な姿。「自分リモコン」を使い、脳内物質を制御してセルフコントロールをしている。 その姿にまごうことなく人格は破綻しており、手前勝手な妄想を信じ込んでイド、ケイナ、フォギアを「ノヴァと二人の助手」と言うデマを広めてしまう。 アルムブレスト 元モーターボール第二リーグチャンピオン。ZOTT決勝戦の中継放送をアジャカティと共に見守っていた。 ザレム下降でクズ鉄町もモーターボール興業も崩壊する中、自警団「チェンソー団」を組織して暴動の鎮圧に当たっている。
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