戦々恐々
読み方:せんせんきょうきょう
「戦々恐々」とは、恐れ戦く様子・畏れ慎んでいる様子のことを意味する表現である。
これから起こる出来事に対して「おびえている」様子を強調して表している。
その物事に対して不安を感じて「おそれつつしむさま」「恐れをなしてビクビクすること」の意味である。「恐々」と同じ漢字を重ねて語調を整え、意味を強めた表現である。
人の態度や様子、また、周囲の状況を表す際によく使われ、どんな状況に「戦々恐々」としているのか、また、その場でどのような行動をしたのかを伝えることができるのだ。「恐れ戦いています」と恐れや不安を感じている様を表している。「恐れおびえている」状況、態度、様子を表す際に使われる表現である。
人や物事の性質や状態を表す形容動詞としての使い方で、「戦々恐々」の後の言葉には、行動や状況を表す言葉がくる。恐れや不安を持ちびくびくした状態を表す。
仕事でミスをした彼は、厳しい上司に叱責されないかと、戦々恐々としていた。
犯人捜しのため、うそ発見器にかけられたその男は、戦々恐々としていた。
戦々恐々とする中、試験当日を迎えた。
戦々恐々としながら、ライバル会社の会合に出席した。
春になると花粉症の人は、毎日が戦々恐々の日々だろう。
自治会役員を免れたい私は、戦々恐々としながら役員決めの自治会改選の会議に出席しました。
夫に内緒でへそくりをしているが、この場所に隠していることがいつか見つかり、バレるのではないかと戦々恐々の日々である。
祖母の子どもの頃は、食べる物も乏しく戦々恐々として過ごした時代だったと聞いている。
世界には、日々の生活を戦々恐々と過ごしている子ども達がいることをテレビで知った。
「戦々恐々」とは、恐れ戦く様子・畏れ慎んでいる様子のことを意味する表現である。
「戦々恐々」とは・「戦々恐々」の意味
「戦々恐々」は、その場の状況や物事に対して恐怖心や不安を抱き、怯えて、震えているさまを意味する。「戦」は、「戦い」の「いくさ」の意味ではなく、「恐れおののく、戦慄」「おそれつつしむさま」という意味である。また、「恐々」も「恐れかしこまるさま」という意味であるため、この2語はともに「恐れる」という意味を持っている。その重ね言葉である「戦々恐々」は、恐れるという同じ意味を持つ四字熟語である。絶対君主の元で「戦々恐々」と従う臣下やビジネスにおいても、威圧感のある上司の元で「戦々恐々」としている部下など、恐怖心や不安感を強調したいときに使われる。また、「戦々恐々」には、「物事に対して腰を低く構え、慎みを持って謙虚にしている様子」という意味もある。「戦々恐々」の読み方
「戦々恐々」の読み方は、「せんせんきょうきょう」だ。「戦」は、音読みで「セン」「恐」も音読みで「キョウ」で、どちらも音読みである。「々」は、「踊り字」「繰り返し符号」「送り字」「重ね字」などと言われ、「同じ」という意味を持つ言葉で同じ漢字を2回繰り返した表現である。その他、同じく「せんせんきょうきょう」の読み方で「戦戦兢兢」や「戦戦兢兢」の漢字違いの表記もあるが、いずれも「恐れ戦く」「恐れてびくびくするさま」「恐れつつしむさま」などの意味である。「戦々恐々」の語源・由来
「戦々恐々」の語源は、中国最古の詩篇である「詩経」の中に「戦戦兢兢如臨深淵如履薄氷」という一節からだ。「薄く張った氷上を歩くように、また深い溝淵をのぞき込むように、慎重で謙虚に行動すること」という意味だ。「戦々恐々」は、恐れてびくびくする様子と言う意味があるが、本来は慎重で注意深い行動をするべきだと戒めとしての意味をもち、漢文に由来する四字熟語である。「詩経」では「戦戦兢兢」という漢字が連続して使われており、これが「戦々恐々」の語源となっている。「兢兢」には「緊張して恐れるさま、恐れて戒め慎むさま」という意味を持っているのである。「戦々恐々」の熟語・言い回し
戦々恐々するとは
これから起こる出来事に対して「おびえている」様子を強調して表している。
恐々とするとは
その物事に対して不安を感じて「おそれつつしむさま」「恐れをなしてビクビクすること」の意味である。「恐々」と同じ漢字を重ねて語調を整え、意味を強めた表現である。
戦々恐々としていますとは
人の態度や様子、また、周囲の状況を表す際によく使われ、どんな状況に「戦々恐々」としているのか、また、その場でどのような行動をしたのかを伝えることができるのだ。「恐れ戦いています」と恐れや不安を感じている様を表している。「恐れおびえている」状況、態度、様子を表す際に使われる表現である。
戦々恐々としてとは
人や物事の性質や状態を表す形容動詞としての使い方で、「戦々恐々」の後の言葉には、行動や状況を表す言葉がくる。恐れや不安を持ちびくびくした状態を表す。
「戦々恐々」の使い方・例文
先生の質問に、あの子は自信なさげにいつも戦々恐々としている。仕事でミスをした彼は、厳しい上司に叱責されないかと、戦々恐々としていた。
犯人捜しのため、うそ発見器にかけられたその男は、戦々恐々としていた。
戦々恐々とする中、試験当日を迎えた。
戦々恐々としながら、ライバル会社の会合に出席した。
春になると花粉症の人は、毎日が戦々恐々の日々だろう。
自治会役員を免れたい私は、戦々恐々としながら役員決めの自治会改選の会議に出席しました。
夫に内緒でへそくりをしているが、この場所に隠していることがいつか見つかり、バレるのではないかと戦々恐々の日々である。
祖母の子どもの頃は、食べる物も乏しく戦々恐々として過ごした時代だったと聞いている。
世界には、日々の生活を戦々恐々と過ごしている子ども達がいることをテレビで知った。
戦々恐々
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