戟とは? わかりやすく解説

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げき【×戟】

読み方:げき

人名用漢字] [音]ゲキ(慣) [訓]ほこ

ほこの一種。刃が股(また)になっているもの。「剣戟兵戟矛戟(ぼうげき)」

ちくちくと刺す。「刺戟


げき【×戟】

読み方:げき

古代中国武器。戈(か)と矛(ほこ)を組み合わせたもの。


ほこ【矛/×鉾/×戈/×鋒/×戟】

読み方:ほこ

両刃の剣に柄をつけた、刺突のための武器青銅器時代鉄器時代代表的な武器で、日本では弥生時代銅矛矛がある。のちには実用性失い呪力(じゅりょく)をもつものとして宗教儀礼用具とされた。広く攻撃用武器たとえとしても用いる。「—を向ける」

弓の幹(から)。弓幹(ゆがら)。

1立てた山車(だし)。特に京都祇園会(ぎおんえ)の山鉾(やまぼこ)。ほこだし。《 夏》「—処々にゆふ風そよぐ囃子(はやし)かな/太祇


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/10 08:29 UTC 版)

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古今図書集成』の戟刀

(げき、ほこ、jǐ)は、古くから中国に存在する武器(か)や(ぼう)の機能を備えたもの。異体字として象形文字がある。主にから代にかけて多用された。複数の武器の機能を併せ持たせた武器というものはヨーロッパにも見られる。

を思わせる先端の穂先は刺(し)、を匂わせる横に突き出た刃は援(えん)もしくは枝(し)と呼ばれている。刺と援は、一体のものと分かれている物がある。

様々な機能を取り揃えていたためか、戟を用いる兵士も様々で、戟にも種類があった。両手で用いる長い戟は長戟、片手で扱う短い戟は手戟と呼ばれる。手戟は、両手にそれぞれ持つ事もあったが、片方に手戟、もう片方にという事もあったという。

初期の物は木製や青銅製で主兵装ではなかったが、戦国時代以降、鋼鉄が生産されるようになると共に主兵装となり、中国では長きに渡り用いられた。

戟は時と場合に応じて戈のように引っ掛け切る、或いは矛のように突き刺す事が可能だったが、それぞれの用途に対して中途半端な物となり、やがて矛()にその地位を奪われる事になり、北宋においては祭儀用として用いられるようになった。

なお、先述の通り『三国志』の時代には戟が一般的であり、呂布が愛用したという方天画戟は当時まだ存在しないとされる。

中央の二つが。左の二つが。右の二つは宋代の青龍戟と方天戟

関連項目


出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 20:11 UTC 版)

発音(?)


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