ウィル

実用日本語表現辞典

will

読み方：ウィル

「will」とは、未来・意志・決意を表す英語表現である。

「will」とは・「will」の意味を詳しく解説

「will」は、主に未来を表す助動詞として用いられる英語表現である。

「will」は主語の違いによって2種類の未来を表す。主語が2人称、3人称の場合は主に「単純未来」を表し、「～だろう」、「～でしょう」という訳になる。主語が1人称の場合は主に「意志未来」を表し、「～するつもりである」、「～しようと思う」という訳になる。

丁寧な言い方

「～はどうですか」「～したいですか」といった、相手に何かを尋ねる際に使う「Will you〜?」という表現は、「will」の過去形である「would」を用いた「Would you〜?」という表現にすることで「～はいかかがですか？」「～していいでしょうか？」というとても丁寧な表現である。

「will」の発音・読み方

「will」は「うぃる」と読み、「ウィル」と発音する。強調したい場合は中央にアクセントをつける。

「will」の活用変化一覧

「will」の過去形は「would」、他動詞として用いる場合は「willed」である。

「will」の語源・由来

「will」はゲルマン語の「wiljo（意図）」、「wiljana（欲しいと思う）」 「welh（望む）」を語源とする。

「will」と「be going to」と「will be」と「would」の違い

「will」が単に未来を表したり、話し手の意思を表すのに対し、「be going to」はすでに決まっている未来、客観的な未来を表すという違いがある。また、「will」が未来形であるのに対し「will be」は未来進行形であり、「～は...をしているところだろう」という意味を表す。「would」は「will」よりも弱い意思や確度の低い未来を表す際に用いる。

「will」を含む英熟語・英語表現

will beとは

「～は...しているところだろう」という未来進行形の意味を表す英語表現である。

will youとは

「～したいですか」、「～はどうですか」という意味をあらわす英語表現。主に疑問文の文頭で用いる。

will be ingとは

「～することになるだろう」という、曖昧な未来を表すときに使う英語表現。未来進行形として用いる。

will notとは

willの否定形であり、「～しないつもりだ」、「～しないだろう」という意味を表す英語表現。

I willとは

「私は～するだろう」、「私は～したい」という意味を表す英語表現。肯定文の文頭で用いる。

「will you marry me?」とは

「will you marry me?」は、「私と結婚してください」という意味であり、プロポーズの際に用いる言葉である。

「Will（Stranger Things）」とは

「Will（Stranger Things）」は2016年よりNetflixで配信されている、「Stranger Things（ストレンジャー・シングス未知の世界）」の主要な登場人物である。本名は「Will Byers（ウィル・バイヤーズ）」。俳優のノア・シュナップが演じている。

「Will Smith」とは

「Will Smith」はアメリカ合衆国の俳優・ラッパー。1968年生まれ。俳優として数々のヒット作を世に送り出したハリウッドスターである。2022年の「Academy Awards（アカデミー賞）」授賞式で妻を揶揄する発言をされたとしてプレゼンターのクリス・ロックを平手打ちし、映画芸術科学アカデミーを辞職。10年間のアカデミー行事出席禁止処分を受ける。

「will」を含むその他の用語の解説

Will（異業種合同プロジェクト）とは

「Will（異業種合同プロジェクト）」とは、複数の日本企業によって1999年～2004年に行われていたコラボレーション事業のことである。開始当初はアサヒビール、松下電器、花王、トヨタ、近畿日本ツーリストの計5社が参加しており、のちにコクヨとグリコが加わり7社となる。30歳前後のニュージェネレーションと呼ばれた世代をターゲットとしたトヨタの社内プロジェクトが発展した形で始まったが、2004年に終了した。

Force of Willとは

「Force of Will」とは、Force of Will株式会社によって販売されているトレーディングカードゲームのことである。日本だけでなく海外でも幅広く楽しまれている。

I Will Go to Warとは

「I Will Go to War」とは、2018年の映画「クリード炎の宿敵」の劇中歌である。アメリカ合衆国の女優、ミュージシャンとして活躍するテッサ・トンプソンが歌唱している。

「will」の使い方・例文

I will go to kyoto with my friend.（私は友達と京都に行くつもりだ。）

It will be spring soon.（もうすぐ春が来る。）

Will you open the window?（窓を開けてくれる？）

（2022年12月22日更新）

will

読み方：ウィル

「will」の基本的な意味

「will」は、意志・決意・願望などを意味する名詞、～するつもりである・恐らく～でしょう・～しなさいといった意味を持つ助動詞、達成する・決定する・選択する・命じるといった意味を持つ動詞の英単語である。

「will」の発音・読み方

「will」の発音記号は「wíl」である。カタカナ表記では「ウィル」と読む。

「will」の活用変化一覧

動詞の「will」の活用変化形として、「wills（三人称単数現在）」、「willing（現在分詞）」、「willed（過去形、過去分詞）」がある。また、名詞の「will」を複数形にするときは「wills」となる。

「will」と「be going to」の違い

「will」と「be going to」という英語表現は、いずれも「～するつもりだ」という意味で用いられる。二つの表現の使い分けは、「発話する時点より、前もって考えられていたこと（既に予定されていたこと）」を表現する場合は「be going to」、「発話した時点で決まっていなかったこと（その場で思いついたこと）」を表現する場合は「will」が用いられる。例えば、予定を聞かれた時に「映画に行く予定だ（既に映画にいく予定がある）」と答える場合は「I'm going to see the movie.」となる。一方で、その場で決定した場合は、「i'll see the movie.」となる。

「will」と「will be」の違い

「will」以外に、「will be（～になるつもりだ）」という未来を示す表現がある。この「will be」における「will」は未来を示す助動詞で、「be」は「～である」「～にいる」という原形（be動詞）である。英文法のルールとして、助動詞に続く動詞は必ず原形になる、という法則があるため常にbeから変化せず、「will be」という綴りになる。例としては、「She will be a pianist.（彼女はピアニストになるつもりだ・目指している）」や「I will be in Okinawa next year.（来年、沖縄に行きます）」といった未来の状態を示す時に使われる。

「will」を含む英熟語・英語表現

will beとは

～になるつもりだ・～にいるつもりだ、といった未来の状態を示す時に用いられる表現である。

will you marry meとは

「will you marry me」は、相手に結婚を申し込む（プロポーズの）言葉である。特に相手が同意してくれる（Yesと返される）確信がある場合に使われる。そこまで確信がない場合に結婚を申し込む場合は、willより柔らかい表現で「Would you marry me?」となる。

will youとは

「will you」とは、「～するつもり（意志）」「～するだろう（推量）」「～という習慣がある」「絶対に～しない（拒絶）」を表現する場合に用いられる表現である。

will be ingとは

「will be ing」は、未来を表す助動詞「will」と、進行形を表す「be ～ing」を組み合わせた表現で、「～している予定」や「～しているだろう」という意味を持つ。

will notとは

「will not」とは、否定の際に用いられる表現で、「～するつもりはない」「～しないつもりだ」「～しないだろう」という意味を持つ。

I willとは

「私は～をするつもりだ」という未来を示す文章に用いられる表現である。また、「I will.」単体で用いた場合は「（私が）やります！」と積極的にやる意志を示す時に使われる。

force of willとは

直訳すると「意志の力」という言葉になる。また、FORCE OF WILL株式会社が販売するトレーディングカードゲームの総称、あるいはトレーディングカードゲーム『マジック：ザ・ギャザリング』に含まれるカードの名称でもある。

good willとは

「good will」は、善意・有効・快諾・（業務上の）信用・営業権などを示す英単語である。

「Will Smith（俳優）」とは

「Will Smith（俳優）」はアメリカを代表する俳優である。本名ウィラード・キャロル・スミス・ジュニアで、1968年にペンシルベニア州フィラデルフィアにて生まれた。ラッパー（歌手）として全米一位などのヒット作を手掛けた後、1990年より俳優としても活動を開始。ハリウッド俳優の中でもトップクラスの演技力を誇り、academy賞も複数回ノミネートしている。

「will」を含むその他の用語の解説

月刊will（雑誌）とは

「月刊will」は、ワック株式会社が発行する月刊誌である。主に60代以上の男性をターゲットとしている政治系雑誌として知られる。

will（美容室）とは

「will（美容室）」は、横浜駅西口にある、THEATERグループの10店目のサロンである。丁寧なカウンセリングとリーズナブルな価格を提供するというコンセプトを掲げている。

will（ブランド名）とは

「will（ブランド名）」は、1999年から2004年にかけて、日本国内の異業種が合同で行ったプロジェクト名である。20代から30代をターゲットとした商品・サービスの全てに、「WiLL」というブランド名を掲げていた。

i will go to war（テッサ・トンプソンの曲）とは

「i will go to war」は、アメリカの女優・歌手であるテッサ・トンプソンの歌った曲である。また、ボクシング映画『クリード炎の宿敵』における主人公・クリードの入場曲として使われていた。

「will」の使い方・例文

・You have a strong will.：あなたの意志はとてもかたい。
・It will rain tomorrow.：明日は雨でしょう。
・She will come home at six.：彼女は6時に帰ってくるはずです。
・I will be in Fukushima next month.：来月、福島に行く予定です。
・He will not forgive her.：彼は絶対に彼女を許さないだろう。
・Will you help me?：手伝って貰えませんか？

（2022年11月28日更新）