『扶桑武侠演義』あらすじとは? わかりやすく解説

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『扶桑武侠演義』あらすじ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 08:38 UTC 版)

扶桑武侠傳」の記事における「『扶桑武侠演義』あらすじ」の解説

巻之一 方士徐福、扶桑にて王となる。 第一巻中国史名を残す道士(方士)である徐福主人公とする扶桑開闢物語である。 秦の始皇帝の命を受け、不老長寿仙薬探し童男童女数千人を引き連れて東海旅立った方士徐福は、倭国辿り着く。そこは「覇王」を名乗る王が妖術支配している国であった徐福稲作などの高度な文化倭国の民にもたらし人心集めるが、覇王そのことをよくは思わず、部下である「十三将軍」をさしむけ略奪開始した。これに対抗すべく徐福連れてきた童男童女たちに仙術教え覇王徐福との間に壮大な戦いが起こる。この末に覇王不死山(ふしさん)に封じ込められ徐福倭国の王となった巻之二 扶蘇、死を退け扶桑に至る 第二巻始皇帝息子である扶蘇主人公とする物語である。 始皇帝長子である扶蘇は、父の焚書坑儒いさめたことにより追放され北方僻地へと流された。その地で名将蒙恬とともに異民族戦い、平和をもたらした始皇帝死後、秦の後継者の座を狙う末弟胡亥が、丞相李斯宦官趙高とともに長子である扶蘇亡き者にする謀略たくらんだ扶蘇元には彼らにより作られニセ命令がとどき、その内容扶蘇自害強要するものであった。父の本物命令信じて疑わなかった扶蘇自害を為そうとするが蒙恬説得のよりそれを思いとどまり扶蘇蒙恬忠臣とともに東海への亡命の旅に出た巻之三 扶蘇王大福、国譲り 第三巻扶蘇による扶桑王朝建国物語である。 倭国にたどりついた扶蘇は、この地を支配する大福王と面会する大福王こそ始皇帝の命でこの地に辿り着いた方士徐福であり、大福王はこの地の王権扶蘇に譲ることを宣言する不死山の麓に生える霊扶桑樹」の下で国譲りの儀は行われ扶蘇はこの地を永遠に守護することを誓う。この際扶蘇は「もしも帝が廃され扶桑王朝滅んだ時は、扶桑樹扶桑の大地戻り、民たちは一人残らず花やに姿を変えて果てる」という万世一系誓い立てた扶桑樹はこの誓い聞き入れ大地剥ぎ取りその跡に5つの湖をつくり、大海へと消えていった。 巻之四 奸臣、覇王の岩戸を開く 第四巻は4人の武侠扶桑を救うために奮闘する物語である。そのプロットには水滸伝影響受けている。 扶桑王朝千年超えて繁栄したが、四十八世元樹帝の頃、宰相である成望元が帝位簒奪野望抱き不死山に封印され覇王十三鬼将を復活させようとした。これに気づいた仙人徐福弟子である4人の武侠派遣する。「剣の玄武」「刀の朱雀」「棍の白虎」「青龍」の4人は成望元と激し戦い行い、自らの命を犠牲にして覇王復活阻止したものの、この事件影響不死山は大噴火起こし扶桑は「大殺戒」と呼ばれる天変地異みまわれた。 巻之五 双樹のごとく、朝廷分かれる 第五巻扶桑王朝東西分かれる経緯描いた物語である。 天変地異により扶桑東部甚大な被害を受け、それは都である大東京だいとうけい)も例外ではなかった。四十八世である元樹帝は七人武侠救われ西国飛鳥京(あすかけい)へ逃れ朝廷血筋絶えことはなかったが、天変地異により民草の心は荒れ朝廷権威は地に堕ちた。 元樹帝の死後飛鳥京元樹帝の長娘が四十九世として帝位につくが、時を同じくして大東京にて「成望元の孫であり、元樹帝の妹の長娘」なる8歳少女四十九世を名乗り帝位主張した。ここに朝廷東西二分し互いに戦争起こすようになり、扶桑の大地はさらに荒れ果てた巻之六 瑞雲覇王、中原の覇者となる 第六巻東西分裂から約300年後現れ瑞雲呼ばれる武侠が、天下統一しようとする荒らぶる英雄譚である。 東西分裂後扶桑統一王朝としての体裁失い南方西方東方中原北方5つ文化圏分かれるようになってしまった。東西王朝小競り合い続け民衆はたびたびその戦争被害受けていた。 瑞雲ずいうん)は朝廷によって滅ぼされ生き残りであり、樹上老人呼ばれる仙人育てられ武侠である。彼と強大弟子である飛雲(ひうん)と実力伯仲していたが、瑞雲次第飛雲をねたむようになり、飛雲が実は皇族血筋連なるのであることを知った瑞雲飛雲暗殺しようとする。樹上老人はそれを止めようとするが瑞雲はそれを返り討ちにし、奥義記した秘伝書である「陰陽八卦」を奪って逃走したその後瑞雲は自らを神話時代徐福による封印された「覇王」の転生であると宣言し瑞雲覇王・瑞覇を名乗り朝廷打破目指すうになる瑞雲覇王に従うは邪派の魔侠たち。朝廷守護する正派の武侠たちとの激し戦い各地で起こるようになったいっぽう樹上老人残したもう一つ奥義風化風琴拳(ふうかふうきんしょう)」に目覚めた飛雲瑞雲との戦い決意。そして荒廃した扶桑中原支配下におき覇者となった瑞雲は、大東京向かって上洛行軍開始した。 『扶桑武侠演義』はここまで描かれ唐突に終わっている。そして、このゲーム扶桑武侠傳』こそがこれより「先」に起こる物語を語るためのものである。『扶桑武侠傳』では瑞雲飛雲決戦で、飛雲瑞雲慈悲の心を問い決闘後、二人とも人々の前から去り隠棲したとされている。瑞雲支配していた扶桑中原支配者失い無法の地となり、瑞雲組織していた魔侠の集団天文会」では派閥争い勃発している。

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