飛鳥京とは? わかりやすく解説

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あすか‐の‐みやこ【飛鳥京】

読み方:あすかのみやこ

古代明日香地方置かれた都の総称允恭(いんぎょう)・顕宗(けんぞう)両朝、および推古朝(593〜628)から、孝徳天智弘文3天皇時代除いて文武(もんむ)朝(697707)までの都。


飛鳥京

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 20:57 UTC 版)

飛鳥京 (あすかきょう、あすかのみやこ) は、古代の大和国高市郡飛鳥、現在の奈良県高市郡明日香村一帯にあったと想定される天皇大王)のやその関連施設の遺跡群の総称、およびその区域の通称。藤原京以降のいわゆる条坊制にならう都市ではなく、戦前の歴史学者喜田貞吉による造語とされる[1]


  1. ^ 2007年 橿考研創立70周年記念 秋季特別展図録「宮都 飛鳥」
  2. ^ 木下正史『古代の漏刻と時刻制度』(吉川弘文館、2020年)P363-375.


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飛鳥京

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 22:56 UTC 版)

飛鳥」の記事における「飛鳥京」の解説

この飛鳥には天皇大王)の宮がおかれたことがおおく、推古天皇崇峻5年592年)の豊浦宮とゆらのみや)での即位から持統天皇8年694年)の藤原京への移転までの、約100年間を日本の歴史時代区分として飛鳥時代称している。 また、永らく日本の政治文化の中心地であったので、宮殿豪族邸宅などがたちならび、帰化系の人々段々と付近に居住するようになり、なかでものちに有力氏族成長した阿智使主あちのおみ)を氏祖とする東漢氏がはやくから飛鳥にちかい檜隈に居をかまえていた。 6世紀半ばには飛鳥周辺仏教伝来し文化発達していった。7世紀には、飛鳥古代日本政治文化の中心地となり、都市機能整備おこなわれるなど宮都様相呈していたので、「倭京もしくは「飛鳥京」とも呼ばれていた(『紀』)。 飛鳥時代には、豊浦宮飛鳥西方飛鳥川はさんだ対岸置かれた。また小墾田宮飛鳥北側小墾田小治田)と称される地域にあったとされている。そのため、厳密に飛鳥におかれた宮ではない。豊浦宮豪族邸宅利用していたと推定されており、隋の使者往来するうになる小墾田宮造営して、603年推古天皇遷宮している。これは外国使者饗応にふさわしい宮殿必要になったのだろうと推測されている。 また、古事記しるされる允恭天皇遠飛鳥宮日本書紀しるされる顕宗天皇近飛鳥八釣宮については、前者がこの地で後者河内飛鳥とする説、前者河内飛鳥後者がこの地とする説、両者ともに河内飛鳥とする説とがある。 なお、斉明天武の間の天智天皇弘文天皇大友皇子)の両代では飛鳥をはなれ近江大津近江宮がおかれた。 当地にあった天皇大王)の宮 豊浦宮推古天皇小墾田宮推古天皇岡本宮飛鳥岡本宮)(舒明天皇板蓋宮皇極天皇川原宮斉明天皇岡本宮後飛鳥岡本宮)(斉明天皇飛鳥浄御原宮天武天皇持統天皇

※この「飛鳥京」の解説は、「飛鳥」の解説の一部です。
「飛鳥京」を含む「飛鳥」の記事については、「飛鳥」の概要を参照ください。

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