ソマリア沖海賊対策
別名:ソマリア沖海賊の対策部隊派遣
ソマリア沖・アデン湾の周辺海域で頻発している海賊事件に対応するための施策。特に自衛隊特殊部隊の派遣活動。
ソマリア沖の海賊は2000年代半ば以降、数を増やし、周辺を航行する船舶にとって脅威となっていた。2008年に国連安全保障理事会でソマリア沖の海賊への対処が呼びかけられ、日本は2009年から護衛艦を派遣してアデン湾を航行する船舶の護衛を開始した。
当初の護衛は海上警備行動の位置づけで、日本に関係する船舶のみが護衛対象とされたが、2009年6月に「海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律」が成立したことで、船籍を問わずに護衛活動が可能となっている。
ソマリア沖海賊対策は時限的な措置として規定されているが、海賊行為の頻発を背景に期間の延長が行われている。2011年7月に1年間の延長、2012年7月にも1年間の延長が決定されている。
関連サイト:
ソマリア沖・アデン湾の海賊問題の現状と取り組み - 外務省
ソマリア沖海賊の対策部隊派遣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/20 10:00 UTC 版)
ソマリア沖海賊の対処活動(ソマリアおきかいぞくたいしょかつどう、Deployment Surface Force Counter Piracy Enforcement, DSPE)は、ソマリア沖やアデン湾で活動するソマリア沖の海賊の海賊行為から付近を航行する船舶を護衛する目的で行われる自衛隊海外派遣である。海上保安官を同乗させた海上自衛隊の護衛艦が派遣海賊対処行動水上部隊として洋上で船舶を護衛し、P-3C哨戒機が派遣海賊対処行動航空隊として空から海域を監視する。派遣海賊対処行動航空隊は陸上自衛隊との統合任務部隊であり[1]、陸上自衛隊はP-3Cを運用するためにジブチに設置された基地において警護と基地管理を担う。また航空自衛隊が物資と人員輸送のためジブチに部隊を派遣している。
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