新潮社 新潮社の概要

新潮社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 16:59 UTC 版)

株式会社新潮社
SHINCHOSHA Publishing Co.,Ltd.

新潮社本館

新潮社別館
種類 株式会社
略称 新潮
本社所在地 日本
162-8711
東京都新宿区矢来町71[1]
北緯35度42分10.6秒 東経139度43分58.9秒 / 北緯35.702944度 東経139.733028度 / 35.702944; 139.733028座標: 北緯35度42分10.6秒 東経139度43分58.9秒 / 北緯35.702944度 東経139.733028度 / 35.702944; 139.733028
設立 1896年[1]
業種 情報・通信業
法人番号 1011101009060
事業内容 書籍、文庫・雑誌・コミックの制作・出版・販売
代表者 佐藤隆信(代表取締役社長)[1]
資本金 1億5,000万円
従業員数 346名(2020年4月1日現在) [1]
関係する人物 佐藤義亮(創業者)
外部リンク https://www.shinchosha.co.jp/
特記事項:佐藤一族による、同族経営である。
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概要

1896年7月[2][3]に創業された新聲社[注 1]が前身。田山花袋などの自然主義者の書籍を出版していた。1914年大正3年)には新潮文庫を創刊した。他にも単行本全集などを多数発行している。

文芸誌1904年明治37年)創刊の『新潮[4]の他に、第二次世界大戦後の1947年昭和22年)に創刊された中間小説誌『小説新潮[5]などを発行している。週刊誌1956年(昭和31年)創刊の『週刊新潮』が、日本初の出版社系週刊誌として成功を収める[6]

1981年(昭和56年)には日本初の写真週刊誌FOCUS(フォーカス)』を創刊。『フォーカス』は法廷隠し撮りした未成年(14歳)の容疑者の写真を掲載したりするなど、過激な編集方針で一時期は発行部数200万部が200万部強までになったが、1990年代後半から売れ行きが悪化し、2001年平成13年)に休刊。スポーツ年鑑『ウィナーズ』や、タレントグラビアアイドル写真ムック『月刊~』(不定期刊)の発行、『nicola』、『週刊コミックバンチ』の創刊(2010年〈平成22年〉8月休刊)、『』は女性誌としての再創刊(2012年〈平成24年〉3月休刊)に踏み切り、従来の路線から大きく転換した。また、新潮文庫サブ・カルチャー系の刊行を増やした。

社長職は創業者佐藤義亮から、代々世襲によって引き継がれている同族企業である。第2代佐藤義夫(長男)、第3代佐藤俊夫(次男)、第4代 佐藤亮一(義夫の息子)を経て、現社長の佐藤隆信(亮一の息子)が第5代目である。

専用の装幀部門(新潮社装幀室)を持っており、刊行する文庫・書籍のほとんどを社内装幀している。

東京都新宿区矢来町に、広大な不動産を持っていることでも知られている。

特装本

新潮社では、単行本の発行部数が累計で10万部を突破すると、記念に装本が4部だけ作られる。4部の内、2部は著者に贈られ、残る2部は新潮社用として、1部は資料室の閉架に、もう1部はガラス戸付き本棚に鍵がかかった状態で保管されている。この特装本には新書も含まれ、単行本には山羊の革が、新書にはの革が使用される。

1956年(昭和31年)、三島由紀夫の『金閣寺』が10万部を突破した際、担当編集者による、何か記念になるものを作ろうとの企画から始まった。2009年(平成21年)11月までに作られた特装本は547点に上り、三島由紀夫、司馬遼太郎松本清張遠藤周作大江健三郎などのほか、さくらももこ『さくらえび』や『鈴井貴之編集長 大泉洋』なども革装本になっている。村上春樹の『1Q84』は初版から10万部を超えたが、38刷で特装本化された伊坂幸太郎の『重力ピエロ』のように、版を重ねて特装本化された例もある。[7]

また、上記の、記念品としての特装本とは異なり、三島由紀夫賞・山本周五郎賞の正賞として、限定1部の製本作家による総革装本が作成されており、毎年受賞者に贈呈されている。

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