新潮ドキュメント賞とは? わかりやすく解説

新潮ドキュメント賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/02 01:21 UTC 版)

新潮ドキュメント賞(しんちょうドキュメントしょう)は、一般財団法人新潮文芸振興会が主催するノンフィクションを対象とした日本の文学賞である。ノンフィクションの既刊に与えられる文学賞としては最も後発である。前身は新潮学芸賞として1988年から2001年の第14回まで続いたものであったが、2002年からノンフィクションを対象とする新潮ドキュメント賞と、評論・エッセイを対象とする小林秀雄賞とに分離した。

2002年(平成14年)を第一回として、毎年8月に受賞作が発表される。発表誌は『新潮45』、同誌休刊後は『週刊新潮』。副賞100万円。過去の受賞作としては、賞が設立された2002年から2017年までの17の受賞作中、新潮社から発行された作品が8作品と5割近くを占める。

歴代受賞作

第1回から第10回

第11回から第20回

第21回から

候補作

  • 第3回(2004年)
  • 第8回(2009年)
  • 第11回(2012年)
    • 雪男は向こうからやって来た』角幡唯介(集英社)
    • 『絶望の国の幸福な若者たち』古市憲寿(講談社)
    • 『遺体:震災、津波の果てに』石井光太(新潮社)
    • 『なぜ院長は「逃亡犯」にされたのか:見捨てられた原発直下「双葉病院」恐怖の7日間』森功(講談社)
  • 第18回(2019年)
    • 『記者、ラストベルトに住む:トランプ王国、冷めぬ熱狂』金成隆一(朝日新聞出版)
    • 吃音:伝えられないもどかしさ』近藤雄生(新潮社)
    • 『孤独の意味も、女であることの味わいも』三浦瑠麗(新潮社)
    • 『安楽死を遂げた日本人』 宮下洋一(小学館)
  • 第20回(2021年)
    • 『一八〇秒の熱量』山本草介(双葉社
    • 『エクソダス:アメリカ国境の狂気と祈り』村山祐介(新潮社)
    • 『起業の天才!:江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』大西康之(東洋経済新報社)
    • 『災害特派員』三浦英之(朝日新聞出版)
  • 第21回(2022年)
  • 第23回(2024年)
    • 『穏やかなゴースト:画家・中園孔二を追って』村岡俊也(新潮社)
    • 『それでも私は介護の仕事を続けていく』六車由実(KADOKAWA)
    • 『怪物に出会った日:井上尚弥と闘うということ』森合正範(講談社)
    • ユニクロ』杉本貴司(日経BP

選考委員

その他のノンフィクション賞

脚注

  1. ^ "第23回新潮ドキュメント賞受賞作決定."新潮社公式サイト「ニュース」(2024年8月30日). 2024年8月31日閲覧。
  2. ^ 新潮社公式サイト(2024年・第23回まで同メンバー)2024年1月21日閲覧。

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