依存性薬物の特徴として、耐性が作られることがあります。もともとその薬物の効果を得るために少量で済んでいたのに、その薬物を連用するようになると、だんだん同じ量では効果が少なくなってきます。いわゆる「強くなった」状態です。同じ量では十分に酔えないので、同じ効果を得るために量を増やさないといけなくなり、徐々に量が増えていきます。結果として、多量の飲酒を続けることになり、さらに依存が進行していきます。耐性は依存の形成の初期の段階で起こることが多く、病院に受診する頃には、体の調子が悪くなってきてむしろ量が減ってきているように見えることもありますが、依存症の発達の過程のどこかで耐性が形成されている段階があるはずです。
公差
薬剤耐性
【概要】 微生物も複製のたびに常にある程度の変異(=遺伝子の変化)を起こしているが、環境に適応したものが生き残る。低濃度の薬があるという環境に微生物がさらされると、その薬の効果をはねかえす性質をもった変異が選ばれる。ついに通常濃度でもはね返して増殖できる性質を獲得すると、もはや薬が効かなくなり、薬剤耐性になったと言う。反対語は感受性。
【詳しく】 薬剤耐性には3つのレベルがある。「遺伝子型の耐性」は、薬剤耐性に関連した遺伝子変異がみられるものを言う。「表現型の耐性」は、試験管の中で薬をまぜてHIVを増殖させ、薬があるのにHIVが抑えきれないという結果がみられるものを言う。「臨床的な耐性」は、患者が服薬して最適の薬剤濃度になっているのに、HIVが減らずに増殖し続けているものを言う。 非核酸系逆転写酵素阻害剤のように、たった1箇所の遺伝子変化でも完全に耐性になる場合があり、プロテアーゼ阻害剤のように、何カ所もの遺伝子変異の組み合わせで、ようやく耐性と言える場合もある。 一般に、薬剤耐性HIVは増殖力が弱く、免疫不全が進行しない場合がかなりみられる。その意味では、耐性だからと言って治療を諦めるのは得策とは言えない。
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